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敬老の日(9月第3月曜日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日敬老の日(9月第3月曜日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月第3月曜日は「敬老の日」。今回は「敬老の日」の意味や由来を解説します。

また、「敬老の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に生活雑貨や食品などの贈り物を想起しやすい業界の方や、介護事業を運営されている企業は参考にしてみてください。

「敬老の日」の意味・由来とは?

9月第3月曜日は「敬老の日」です。2023年は9月18日が「敬老の日」となります。

「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」という国民の休日です。

1951年(昭和26年)に定められた「としよりの日」が、1966年(昭和41年)に「敬老の日」として改められました。また2002年までは、毎年9月15日が「敬老の日」でしたが、ハッピーマンデー制度の実施により、2003年から9月第3月曜日をこの日としています。

毎年「敬老の日」には、自分の祖父母や両親に感謝を伝えたりプレゼントを贈ったりといった活動が行われています。

「敬老の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「敬老の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「敬老の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「敬老の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「敬老の日」を元に発信をする流れ

「敬老の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「敬老の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「敬老の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「敬老の日」を広報PRに活かした事例

「敬老の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「敬老の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「敬老の日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.60歳以上の方を対象にした「敬老の日 特別優待」を実施

株式会社グランビスタ ホテル&リゾートが運営する水族館「鴨川シーワールド」では、「敬老の日」に合わせて、2023年9月16日・18日の2日間限定で「敬老の日 特別優待」を実施。60歳以上の人を対象に年齢証明書の提示で入館料(通常3,300円)が割引になるキャンペーンです。鴨川シーワールドがある千葉県在住の60歳以上は入館無料、千葉県以外に住む60歳以上は1,650円で入館が可能です。

プレスリリースのタイトルには、記念日に合わせた企画であることをしっかりと明記。タイトルだけでも内容を把握できるのがGOODです。また、鴨川シーパラダイスを代表するベルーガをアイキャッチに設定することで、水族館の魅力も伝えています。

記念日をうまく活用し、地域とのつながりを大切にする企業姿勢もアピールした好事例です。

参考:【鴨川シーワールド】2023年9月16日(土)・18日(月・祝)の2日間限定 60歳以上の方は年齢証明書の提示で入館料金がお得に!日頃の感謝をこめて「敬老の日 特別優待」を実施

事例2.「敬老の日」にちなんだ限定ギフトセットの販売を開始

食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」を運営する株式会社スープストックトーキョーは、冷凍スープをセットにした「敬老の日ギフト」を販売についてプレスリリースで配信。2023年8月7日より公式オンラインショップで、9月1日よりSoup Stock Tokyo外食店や冷凍スープの専門店「家で食べるスープストックトーキョー」で展開します。

Soup Stock Tokyo定番の「オマール海老のビスク」「東京ボルシチ」のほか、「焼き鯛だしの和風スープ」や「東京参鶏湯」などをピックアップした「敬老の日ギフト」。プレスリリースのアイキャッチには、ギフトセットの内容がわかる画像を設定し、選んだ理由を紹介しています。この時期限定の「想いを添える、掛け紙とメッセージカード」についてや、商品の概要を画像とともに特徴を記載することで「敬老の日」仕様であることを明確に伝えています。

記念日を活用した限定ギフトの広報PRは参考になる好事例です。

参考:冷凍スープで伝える、やさしい気持ち。Soup Stock Tokyoの「敬老の日ギフト」。

事例3.感謝の花言葉を持つピンクのバラを使った「敬老の日ギフト」を販売

花と緑に関する事業を展開する第一園芸株式会社は、「敬老の日」にちなんだ「敬老の日ギフト」の予約販売の開始をプレスリリースで発表。「感謝」の花言葉を持つピンクのバラや「おしゃれ」の花言葉を持つケイトウなどを使ったギフトの提案です。

プレスリリースでは、オンラインショップと店舗で販売するおすすめアイテムをそれぞれ紹介。色鮮やかな写真とともに商品の魅力や概要について説明しています。どんな想いが込められて誕生したギフトかわかるように、フラワーデザイナーからのコメントを掲載しているのもGOOD。また、花を長く楽しむためのポイントについても言及し、有益な情報まで盛り込んでいる点も参考になる事例です。

参考:おじいちゃん、おばあちゃんへありがとうの気持ちを込めて花を贈る「感謝」の花言葉を持つピンクのバラを使った色鮮やかな「敬老の日ギフト」の販売をスタート

「敬老の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

毎年9月の第3月曜日の「敬老の日」は、自分の祖父母や両親への感謝やプレゼントを想起させるきっかけになる日です。また記念日の中でも話題性が高い傾向にある記念日です。

雑貨や食品など商材カテゴリを問わず、家族向け商品や介護製品を企画・販売する企業の方にとっては特に、「敬老の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「敬老の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

「敬老の日」をプレスリリースに活用する際は、「トレンド徹底活用術 敬老の日編」を参考にしてみてくださいね。

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