
生理をジェンダーレスで考える日
7月7日は「川の日」。今回は「川の日」の意味や由来を解説します。
また、「川の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にアウトドア業界の方や、環境問題に取り組んでいる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
7月7日は「川の日」です。国土交通省によって1996年度に制定されました。都市の発展により希薄化した人々の河川への関心を取り戻し、住民・自治体がともに地域の環境づくりに取り組むきっかけとすることを目的としています。
7月7日に設定された理由は、同日の「七夕」に「天の川」が登場し、「川」のイメージが想起される日であること、7月が「河川愛護月間」であること、暑くなってきて川や水に親しみを持ちやすい時期であることが挙げられています。
「川の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「川の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「川の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「川の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「川の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「川の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「川の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「川の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「川の日」を広報PRに活かすうえでヒントになります。
株式会社文一総合出版は、「日本の川」に注目した『日本の川 東日本編』『日本の川 西日本編』の2冊の発売をプレスリリースで発表しました。携帯用写真図鑑兼ガイドブック『列島自然めぐり』シリーズの第4弾です。
著者で自然写真家の北中康文氏が約3年の歳月をかけて、全国109の一級水系を巡り、川の景観を撮影した本図鑑。プレスリリースでは、本の特徴を箇条書きで端的にまとめ、図鑑の内容がどんなものかがわかるように一部のページを掲載しています。収録河川について触れている点は、川に興味がある人の興味・関心を高める要素ではないでしょうか。
このプレスリリースは記念日にちなんだ配信ではありませんが、「川」にフォーカスした書籍などを発売する際に、記念日と絡めて発信することも一案です。
参考:北海道から鹿児島まで、日本の一級水系109すべてを紹介する川の図鑑【日本の川】。東日本、西日本の2分冊で発売!
硬質ウレタン成形品を製造するヘルメス株式会社は、アウトドア用テーブル天板「UKIBLE (ウキブル)」の先行予約開始をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、本商品の開発背景である河川の水難事故について言及。溺れた際には浮いて待つことが大事だとし、大人用救命胴衣と同等の浮力を持つ本商品の特徴を解説しました。記念日にちなんだ事例ではありませんが、実際の使用シーンがわかる画像を複数掲載した構成が参考になるプレスリリースです。
参考:名古屋の町⼯場発、⽔難事故の救助死を防ぐ。⼤⼈⽤救命胴⾐と同等の浮⼒を持つアウトドアテーブル「UKIBLE」先行予約開始
北海道・十勝の宿泊施設「Moving Inn Tokachi 北の森」を運営する株式会社Moving Innは、夏限定アクティビティを開催。「リバーサイドサウナ」と「ラフティングボートツアー」の予約開始をプレスリリースで配信しました。
アクティビティは、施設に隣接する清流「ヌビナイ川」で開催。プレスリリースには、2種類のアクティビティの詳細を記載しています。「川の日」に関する事例ではありませんが、自然の中で楽しむアクティビティの魅力が伝わる画像掲載がGOOD。シンプルな構成ですが、アクティビティの画像には様子がわかるようにキャプションをつけ、情報を丁寧に届けているのようが参考になります。
参考:【限定アクティビティ】日高山脈の麓で夏をアクティブに過ごす。シングル水風呂の「リバーサイドサウナ」・清流を下る「ラフティングボートツアー」アクティビティを提供開始
「川の日」は、川に注目が集まり、夏のお出かけやレジャーを想起させるきっかけになる日です。
川の近くに位置する施設を運営する企業の方や、防水機能を有している製品を販売する企業の方にとっては特に、「川の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと川の日をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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