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生理をジェンダーレスで考える日(5月28日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日生理をジェンダーレスで考える日(5月28日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月28日は「生理をジェンダーレスで考える日」。今回は「生理をジェンダーレスで考える日」の意味や由来を解説します。

また、「生理をジェンダーレスで考える日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特にSDGsや社会課題解決に取り組む事業などをされている方は、ぜひ企画の参考にしてみてください。

「生理をジェンダーレスで考える日」の意味・由来とは?

5月28日は「生理をジェンダーレスで考える日」です。沖縄県中頭郡西原町にある沖縄キリスト教学院大学の学生が結成したチーム「Ladybird(レディーバード)」が制定しました。

女性の生理は平均して28日周期で5日間続きます。この28日分の5日間のことをみんなで考える日にしたいという思いからこの日に定められました。

男女間の生理に対する知識のギャップやタブーの払拭などについて、性別問わず考える日を作ることでより生きやすい社会を築くことを目的としています。

「生理をジェンダーレスで考える日」は、クラウドファンディングで多くの人の支援を受けて誕生しました。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「生理をジェンダーレスで考える日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「生理をジェンダーレスで考える日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「生理をジェンダーレスで考える日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「生理をジェンダーレスで考える日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「生理をジェンダーレスで考える日」を元に発信をする流れ

「生理をジェンダーレスで考える日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「生理をジェンダーレスで考える日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「生理をジェンダーレスで考える日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「生理をジェンダーレスで考える日」を広報PRに活かした事例

「生理をジェンダーレスで考える日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「生理をジェンダーレスで考える日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「生理をジェンダーレスで考える日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。

事例1.Z世代対象に「生理の授業」についての意識調査を実施

株式会社あしたるんるんラボは、運営するメディア「女性ホルモン大学®️」で生理についての授業を受けたことのある15〜24歳のZ世代の女性を対象に、インターネットとTikTokで意識調査を実施。その結果をプレスリリースで配信しました。

調査では8割以上の女性が「生理の授業」に満足していないことが判明。学校の性教育や生理に関するさまざま社会問題を抱えていることから実施した意識調査ですが、プレスリリースでは生理に対する共通知識を求める声が多く得られたことを述べ、性別関係なく生理について理解することへの重要性を呼びかけています。

参考:【Z世代アンケート】8割以上が生理の授業に満足していない!悩み解消に至らない性教育の現実が浮き彫りに!(女性ホルモン大学調べ)

事例2.中学生を対象に、性教育に関する出前授業を開催

従業員向け福利厚生や自治体の住民向け支援を行うヘルスケアサポートサービス「ファミワン」を展開する株式会社ファミワンは、性教育に関する出前授業を大阪府枚方市の樟葉中学校にて開催。住友生命保険相互会社との協業に関するプロジェクトの一環で、授業の様子をプレスリリースで配信しました。

協業であることをはじめ、発信情報をうまくまとめたタイトルがGOOD。当日の授業の様子をアイキャッチ画像に掲載するほか、楠葉中学校職員からのコメントや授業に参加した生徒からの感想などを紹介した記事構成が参考になります。

「生理をジェンダーレスで考える日」にちなんだものではありませんが、出前授業開催後のレポートを行う際の参考になる事例です。

参考:住友生命とファミワンの共創プロジェクトの一環として、大阪府枚方市立楠葉中学校にて性教育の出前授業を開催

事例3.男性を300人を対象に女性のPMSに関する調査を実施

PMS(月経前症候群)対策アプリ「ケアミー」を運営する株式会社ヘルスアンドライツは、15歳から49歳の男性300人を対象に女性のPMSに関する意識調査。結果を調査リリースとして配信しました。

パートナーのPMSに関する悩みは「不調の原因がPMSかどうか分からない」(50.2%)がもっとも多いことがわかりました。調査リリースのはじめに結果をまとめ、その後詳細をグラフとともに紹介。後半では自社サービスの取り組みを展開しアピールしている記事構成がGOODです。

3月8日の「国際女性デー」に合わせて配信されたプレスリリースですが、「生理をジェンダーレスで考える日」の配信機会にもなる事例です。

参考:男性も抱えるPMSの悩み、1位は「パートナーの不調の原因がPMSかどうか分からない」

「生理をジェンダーレスで考える日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

5月28日の「生理をジェンダーレスで考える日」は、女性の生理やジェンダーに関する問題を想起させるきっかけになる日です。

生理に関する商品やサービスを手がける企業の方や、ジェンダー問題に取り組む企業・団体の方にとっては特に、「生理をジェンダーレスで考える日」を切り口として自社商品・サービスの魅力や取り組みを伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「生理をジェンダーレスで考える日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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