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スポーツチーム・団体が広報PRを強化するメリットとポイントを解説【プレスリリース事例25選】

スポーツチーム・団体の広報PR活動は、スポンサーやパートナーに対する魅力をより高めることができ、新たなファン層を獲得することにもつながります。プレスリリースの配信やイベント開催など活動のかたちもさまざまですが、どのように強化していくべきかわからないという方もいるのではないでしょうか。

広報PR活動の効果を発揮するためには、スポーツならではの有用な施策を押さえておくことが大切です。本記事では、スポーツチーム・団体における広報PR活動のメリットと、実際に施策を進めていくうえでのポイントやコツを解説します。

スポーツチーム・団体が広報PRを強化する3つのメリット

広報PR活動を通して、スポンサーやパートナーに対するアプローチになることはもちろん、ファン層を拡大したりロイヤルティを高めたりといった効果を実感できるでしょう。広報PRを強化するメリットを3つご紹介します。

メリット

メリット1.勝利以外の価値提供ができる

広報PRにおける大きなメリットのひとつが、勝利以外の価値提供です。プレスリリースの配信をはじめとする広報PR活動では、メディア関係者を中心にスポーツチーム・団体に関する情報を発信します。

普段の活動内容を外部に発信したり、チームでのイベント情報を告知したりすることで、試合やその結果に依存しない魅力を伝えることが可能です。

メリット2.ファン層を拡大できる

スポーツチーム・団体の広報PR活動は、ファン層の拡大にも有用です。プレスリリースがメディア関係者の目に留まり、ニュースサイトなどで取り上げられれば、チーム・団体を知らない人が読む機会も増えます。

また、これまで想定していなかったペルソナや、試合に来る機会が少ない層にアプローチできる点は、広報PR活動ならではのメリットです。キャラクターグッズの販売や関連イベントといった事業広報と組み合わせることで、認知拡大効果も高まるでしょう。

メリット3.選手・スタッフの帰属意識が高まる

選手や関係者に向けて発信する社内広報は、チーム・団体内のコミュニケーションを深めるよい機会になります。チームに所属する価値・意義を感じてもらうことで、帰属意識を高められるでしょう。また、社外に対する広報PR活動を通じ、メディアで自身のチームのことが取り上げられることでより一層の効果が期待できます。

帰属意識の向上は、モチベーションアップや団結力アップといった内部への効果も大いに期待できるのが、広報PRを強化することで得られる魅力です。

スポーツチーム・団体が広報PR活動を行うポイント

スポーツチーム・団体が広報PR活動を行う際には、目的の整理や担当者の決定といった準備が大切です。広報PR活動のポイントを3つに絞って解説します。

ポイント1.広報PR活動をする目的を整理する

広報PR活動において重要なのは、目的を明確にすることです。スポーツチーム・団体においては、「メディア関係者に試合の実施や結果を取り上げてほしい」「ファン層に向けた情報発信を通し、コミュニケーションを深めたい」などさまざまなケースが考えられます。まずは、何を強化したいのか、もしくは何が課題なのかを振り返りましょう。

また、試合がないオフシーズンはファン離れを起こさない工夫が必要になります。オンシーズン中や試合当日を盛り上げることと合わせて、目的を整理する際によく検討してみてください。

ポイント2.広報PR活動における各担当者を決める

広報PR活動にはさまざまな業務があるため、各担当者を決めておくことも大切です。特に試合が多いシーズンは人手が不足しやすくなります。オンシーズンの繁忙期でもスムーズに広報PR活動を進められるよう、なるべく余裕を持って人員を設定できると安心です。

プレスリリースの配信やイベントの企画といった業務の洗い出しを行い、役割を決めておきます。特にオフシーズンは、選手との契約にまつわる業務に追われ、対外的な発信、コミュニケーションが少なくならないよう、あらかじめコンテンツを準備しておくとよいでしょう。

また、コンテンツがメディア関係者の目に留まれば、取材依頼を受けるかもしれません。シーズンのオンオフにかかわらず、イベント企画に対する運営担当者や、試合に関する選手への取材など、取材内容を想定した担当者の設定も重要なポイントとなります。

ポイント3.ファンを巻き込む・協力者を募る

スポーツチーム・団体の広報PRにファンを巻き込んだ取り組みは、チームを身近に感じてもらうために有用です。選手とファンが交流できる機会を増やすチャンスでもあるため、積極的に取り入れていきましょう。

例えば、スポーツチームが主催・参加するボランティア活動や、地域の町おこし活動、選手が教えてくれる◯◯教室など、一般の参加者との触れ合いが期待できます。競技自体を深く知らなかった人も地域の軸で新たなファンになってもらえることも。オフシーズンでも活動する価値なのではないでしょうか。

スポーツチーム・団体が実施したい広報PR施策

スポーツチーム・団体の広報PR施策を検討する際は、プレスリリースやSNSの配信、コミュニティイベントなど多様なコンテンツを展開していきましょう。7つの施策をご紹介します。

施策イメージ

1.プレスリリースの配信

プレスリリースの配信は、スポーツチーム・団体の規模を問わず取り組みやすい広報PR施策です。出場する試合情報はもちろん、メンバーの加入や監督就任について発信したり、イベントの開催を告知したり、あらゆるテーマで配信できます

広告出稿に比べてコストを抑えられるのは、プレスリリースの大きなメリットです。また、ニュースを自らつくることで配信機会の幅が広がり、そのチームならではの情報を多くの方に届けられます。シーズンのオンオフにかかわらず、さまざまな情報を提供し、定期的なプレスリリースの配信でファン離れ防止・新規層獲得の効果を発揮できるでしょう。

2.SNSの配信

プレスリリースの配信と併せて活用したいのが、X(旧 Twitter)やInstagramなどのSNSです。既存のフォロワーにいち早く情報を届けられるだけでなく、スポーツが好きな層への拡散効果も期待できます

例えば試合の情報をSNSで発信する際には、前日まで・当日・試合後と複数回に分けて細かく配信するのがおすすめです。

試合前日までおよび当日は会場などの開催概要、試合後は結果や活躍した選手にスポットを当てるなど、一つひとつは少ないボリュームでも魅力的な投稿を配信してみてください。

3.オンシーズンのイベント企画

スポーツの大会・試合が多いオンシーズン中は、試合を含む多様なイベントを考案できます。企業とタッグを組んで参加型体験イベントを展開したり、選手たちの練習の様子を発信したりしてみてもよいでしょう。

試合情報の提供と並行することで、イベント・試合両方の認知を高めることはもちろん、選手の想いを知ることでチームだけでなく選手個人に対する興味が深まりやすくなります。ファン層がチーム・団体に注目する期間でもあるため、積極的に広報PR施策につなげたいところです。

4.地域貢献活動・ホームタウン活動

スポーツチーム・団体のホームタウンを拠点とした広報PR活動は、地域に根差した取り組みを発信する際に有効です。地域貢献活動の一環としてファン層を巻き込んだボランティア活動を展開したり、町おこしイベントに参加、自治体と協力し開催したりしてみてはいかがでしょうか。

ファン層の拡大効果が期待できるだけでなく、チーム関係者や選手の帰属意識を高める結果にもつながります。また、地域貢献活動に伴う業務提携やパートナーシップ締結があれば、プレスリリースで配信するのもおすすめです。

5.オフシーズンのコミュニティイベント

試合に関するコンテンツを企画しづらいオフシーズンは、ファン離れを防ぐコミュニティイベントが有用です。選手とファンが交流できる場を作ることで、次のシーズンに向けた応援を呼びかけたり、ファン層を拡大させたりといった効果につながります。

リアルイベントだけでなく、スポーツチーム・団体のSNSを用いて選手への応援メッセージを募集するというようなオンライン企画もおすすめ。ファンが思わず投稿したくなるようなテーマを考えて、注目されやすいイベントへと落とし込んでいきましょう。

6.アンケート・キャンペーン

アンケート調査やキャンペーン企画は、ファン層を中心に活かしたい広報PR施策です。試合前に「応援メッセージ」や試合後に「試合についてのアンケート」を募集して盛り上がりを見せることも大切です。

また、限定グッズが当たるキャンペーン、観戦チケットの割引・プレゼントといったキャンペーンであれば、SNSで多くの拡散も期待できます。

7.オリジナルグッズの展開

スポーツチーム・団体に親しみを持ってもらうためには、オリジナルグッズの製作・展開がおすすめです。グッズがあることで、ファンからのSNS投稿、ファン同士のコミュニケーションも期待できます。小規模な団体として活動している場合は、オリジナルキャラクターを考案して、ぬいぐるみや雑貨などのグッズとして展開してもよいでしょう。

新たなキャラクターの誕生をプレスリリースで発表したり、オリジナルグッズのプレゼントキャンペーンを開催したり、多数の施策と組み合わせながら広報PRに活かしていきます。オリジナルキャラクターは視覚的なインパクトが大きく、チームならではの独自性も発揮しやすいため、認知拡大をできる点が魅力です。

スポーツチーム・団体が発信したい情報・ネタ

スポーツチーム・団体の広報PR活動では、試合に関する情報やチーム特有のネタにフォーカスすることが大切です。3つの項目に分けてそれぞれ解説します。

1.試合日を盛り上げるための発信

試合に関する情報を取り扱う際は、試合前日まで・当日・試合後のタイミングに分けて丁寧に発信しましょう。

  • 試合前日まで:日程や会場、対戦相手との過去の戦績
  • 試合当日:開催日程のリマインド、スターター選手の紹介
  • 試合後:結果、試合中のハイライト、活躍選手の動画

試合前から当日にかけては、日程・会場といった基本情報を明記することが重要です。加えて、対戦予定の相手との戦績を掲載したり、注目の選手を紹介したり、試合を盛り上げるような内容を積極的に取り入れましょう。

試合後は、結果を端的に伝えたうえでハイライトや活躍した選手をピックアップします。リアルタイムで試合状況を配信できるのであれば、さらに多くの注目を集められるかもしれません。

2.選手個人の推しエピソードの見える化

スポーツチーム・団体の取り組みをより明確なものにするためには、人物の見える化が大切です。所属チームや選手のエピソードをプレスリリースなどに掲載することで、練習・試合以外にもフォーカスを当てられます。

選手一人ひとりの情報は、そのチームを応援するファンにとって重要な要素。選手しか知らない生活背景を「推しエピソード」として紹介したり、オフシーズンの出来事を選手コメントに盛り込んだりして、チームや選手個人を可視化していきましょう。

3.ゆかりのある地域の応援層を拡大

スポーツチーム・団体の広報PR活動において、地域性は積極的に活用したいポイントといえます。「関東は読売ジャイアンツ」「関西は阪神タイガース」といった一般的なイメージがあるように、所属する地域ならではのネタを考案しやすいためです。

団体と地域との関わりを活かしたコンテンツはもちろん、選手の出身地・出身校に着目すると、さらにミニマムな観点からテーマへとつなげられます。地域に根付いたスポーツチーム・団体であることがわかれば、新たなファン層を拡大する結果も期待できるでしょう。

スポーツチーム・団体のプレスリリース事例25選

現在広報PRを検討している方でも、具体的なイメージが湧かないという場合もあるでしょう。ここからは、スポーツチーム・団体が参考にしやすいプレスリリース事例をご紹介します。

試合の告知

1.試合スケジュールとユニフォームデザインなどを発表

福岡ソフトバンクホークス株式会社が、プレスリリースで試合スケジュールとユニフォームデザインについて紹介しています。エンターテインメントの観点からも魅力的な訴求ポイントを盛り込み、ファン層の拡大に寄与した事例です。

参考:ドームから街へ。野球からエンターテインメントへ。この夏、鷹の祭典は「鷹祭 SUMMER BOOST」へ進化する!

2.大会の見どころを有識者が綴ったプレスリリース

公益財団法人日本陸上競技連盟は、陸上界で名の知れた有識者が「第108回日本陸上競技選手権大会・10000m(パリ2024オリンピック競技大会 日本代表選手選考競技会 )」の見どころを語ったメッセージをプレスリリースで紹介しました。

単に大会の開催情報を告知するだけでなく、マラソン経験者ならではの視点で読者の興味関心を引いています。

参考:【第108回日本選手権・10000m】陸上マニアが語る!大会の見どころ

試合結果

3.バスケットボールの試合結果を当日中にプレスリリースで配信

ライジングゼファーフクオカ株式会社は、バスケットボールの試合「ライジングゼファーフクオカvs.山形ワイヴァンズ」の結果を配信しました。ネガティブな内容ではあるものの、試合終了の当日中にプレスリリースを配信したスピード感は魅力的といえます。スピーディかつ丁寧なプレスリリースの配信によって、ファンの心をつかんだ好事例です。

参考:B2福岡|日本生命B2プレーオフ、涙をのむ初戦敗退

4.バレーボールチームのホームタウンでの「優勝報告会」をレポート

NECレッドロケッツ川崎は、川崎市が主催した「優勝報告会」のレポートを配信。川崎市がチームのホームタウンである点にも言及し、地域に根差した団体としての魅力も感じられるプレスリリースです。優勝報告会というかたちで発信することでファン層以外への認知も期待できます。

参考:川崎市主催による『優勝報告会』を開催【NECレッドロケッツ/バレーボール】

イベント

5.アニメ作品とコラボレーションし、特典やグッズを展開

楽天ヴィッセル神戸株式会社は、テレビアニメ「リコリス・リコイル」とのコラボレーションイベントを開催しました。特典付きのチケットやグッズを展開し、会場では場内アナウンスも特別仕様に変更。人気作品とタッグを組むことで、ファン層の拡大に寄与した事例です。

参考:【Jリーグ初!】ヴィッセル神戸がTVアニメ「リコリス・リコイル」とのコラボを実施!5月26日(日)東京V戦で錦木千束役の安済知佳さん、井ノ上たきな役の若山詩音さんがノエビアスタジアム神戸に来場決定

6.生ビール1杯注文でもう1杯が無料になるキャンペーンを開催

株式会社サンフレッチェ広島は、全員参加型のスポーツイベントの第1弾として、生ビール1杯でもう1杯が無料になるキャンペーン「BUY 1 GET 1 FREE」を開催。既存ファンを中心に「観戦しに行きたい」と思わせるユニークな取り組みです。

参考:夜だからこそ、もっともっと楽しめる!全員参加型のシン・ナイトスポーツエンターテインメント『超熱狂NIGHT FES』イベント第1弾!

7.リレーへの参加とボランティア募集で国立競技場を体験

公益財団法人日本陸上競技連盟は、「みんなでつなごうリレーフェスティバル2022」のプレスリリースを配信しました。訴求ポイントのひとつは、リレー種目への参加募集とボランティア募集の情報です。スポーツが好きな人を巻き込んだ希少な企画によって、多くの注目を集めた広報PR施策といえるでしょう。

小中規模のイベントであれば、「ファン感謝祭」のようなかたちで選手と交流できる機会を増やすのも一案です。

参考:国立競技場で初開催!みんなでつなごうリレーフェスティバル 第2弾種目&キービジュアル発表!参加者&ボランティア間もなく募集開始!

8.陸上競技のファン投票を実施し、プレスリリースで結果発表

公益財団法人日本陸上競技連盟は、陸上競技に関するファン投票を実施しました。2015年から実施しているプロジェクトで、トップアスリート部門、U20・中学・高校部門など部門別に集計した結果をプレスリリースで発表しています。

現地に足を運ばなくとも参加できる企画内容が魅力的で、地域・年代を問わず多くのファンを巻き込みやすい広報PR活動のひとつです。

参考:日本陸連ファン投票2023 結果発表!〜陸上ファンの心を震わせたナンバーワンは山本有真!〜

グッズ

9.鹿児島戦でのオリジナルグッズを販売

プロバスケットボールチームの「香川ファイブアローズ」は、4月27日から29日にかけて開催される鹿児島戦に合わせてオリジナルグッズを展開しました。ポスターやユニフォームなどがランダムで当たる「シークレット手ガチャ」など、ユニークな企画は独自性を感じられる施策です。試合直前にプレスリリースを配信しているため、観戦予定のファンを中心に認知を広める効果が期待できます。

参考:【香川ファイブアローズ】<グッズ情報>プレーヤーズステッカー登場!鹿児島戦グッズ

企業

10.ファッションブランドとのコラボデザインユニフォームを着用・配布

株式会社西武ライオンズは、2024年7月5日から7日にかけて開催する千葉ロッテマリーンズとの3連戦において、「LIONS COLLECTION」と題したイベントの実施を決定しました。ファッションをテーマに掲げ、ブランド「NEWYORKER」とコラボレーションしたユニフォームを展開するプロジェクトです。

対象の来場者であれば配布されるため、普段野球や球団に触れる機会が少ない人にも効果的にアプローチできます。

参考:ファッションブランドNEWYORKERと埼玉西武ライオンズがコラボレーション!限定ユニフォーム「ニューヨーカータータン/ユニフォーム」を本日発表!

11.スポーツを長く楽しむため、SDGs達成に向けた活動

千葉県浦安市のラグビークラブ「浦安D-Rocks」は、チーム運営と試合運営における温室効果ガスの排出量算定・可視化についてプレスリリースを配信しました。持続可能な社会の実現に向けて行っている活動の一環で、親会社とスポーツチームの連携によって実現したプロジェクトです。

調査内容はやや専門的ですが、スポーツチームとして取り組むべき環境背景や、今後の展望などを明確に示しているのが特徴。SDGsという観点から切り込んだ広報PR施策によって、ファン層やメディア関係者の注目を集めるきっかけになっています。

参考:チーム活動におけるGHG排出量計測結果・削減計画ならびにオフセットの実施について

12.企業協賛のもと、地元の小学校へバスケットボールを30球寄贈

株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメントは、地域貢献活動「M-HOPE」の一環として、バスケットボール計30球を小学校へ寄贈。茨城セキスイハイム株式会社協賛のもと実現した取り組みで、企業との共同プロジェクトとしてだけでなく、地域貢献活動の側面も持つ広報PR施策です。

参考:【M-HOPE活動報告】バスケットボール寄贈プロジェクト supported by 茨城セキスイハイム(株)

就任・人事関連

13.バスケットボールチームのヘッドコーチ就任を発表

ヒューマンホールディングス株式会社が運営するバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」は、藤田弘輝氏が2024-25シーズンのヘッドコーチに就任したことをプレスリリースで発表しました。プレスリリースでは同氏のプロフィールや経歴のほか、本人コメントを掲載してストーリーを見える化しています。

さらに、ゼネラルマネージャーのコメントも記載し、スポーツチームとしての理念や、今回の就任に至った背景などを明記したのがGOODポイントです。

同様のプレスリリース構成で、「団体・企業と選手の契約を発表」したり、「選手の退団」をお知らせしたりしてもよいでしょう。

参考:大阪エヴェッサ 藤田 弘輝 ヘッドコーチ 就任のお知らせ

14.アイスホッケーチームの選手退団をプレスリリースで発表

株式会社栃木日光アイスバックスは、選手の退団を知らせるプレスリリースを配信しました。契約期間満了による退団であること、ポジションや背番号といった詳細を明記したうえで、選手コメントも掲載しています。

参考:H.C.栃木日光アイスバックス鈴木雄大選手退団のお知らせ

15.応援サポーター、PR大使の起用を発表

K-1実行委員会は、国立代々木競技場で開催される「K-1 WORLD MAX」の記者会見についてレポートを配信しました。応援サポーターとしてモデル・タレントの小浜桃奈氏、PR大使としてK-1甲子園2020-60kg王者の松山勇汰氏を起用。

選手の起用をきっかけに活動を認知してもらうだけでなく、K-1甲子園そのものへの興味関心を高めるためにも有用な事例といえるでしょう。

参考:2年連続で小浜桃奈さんが「K-1甲子園2024&K-1カレッジ2024」応援サポーターに就任!PR大使は王者 松山勇汰!

ホームタウンでの地域活動

16.地元の吹奏楽部とコラボし、ハーフタイムショーで演奏決定

株式会社千葉ジェッツふなばしは、習志野高校吹奏楽部とのコラボレーションプロジェクトにおいて、ハーフタイムショーの出演を決定しました。プレスリリースでは今回の概要に加え、2021年からの活動遍歴を紹介。開催の約1ヵ月前の配信なので、観戦を検討している人へもアプローチできています。

参考:【千葉ジェッツ】 美爆音を奏でる習志野高等学校吹奏楽が2024年1月17日(水)ハーフタイムショー出演決定!!

17.ホームタウンの小・中学校であいさつ活動を実施

琉球ゴールデンキングスは、ホームタウンである沖縄で実施の「ゴーディーによる朝のあいさつ運動」についてプレスリリースを配信しました。小・中学校の協力のもと、あいさつをして回る地域貢献活動。活動内容はもちろん、実際の様子がわかる複数の写真も印象的です。

参考:ゴーディーによるあいさつ運動(24年度4月)実施のご報告

18.食品や日用品を寄付する支援活動を実施

コベルコ神戸スティーラーズは「神戸こども宅食プロジェクト(BE KOBEミライPROJECT)」協力のもと、フードドライブを実施しました。食品や日用品を集めて、子育て世代などや支援団体に寄付する取り組みです。試合をきっかけに支援活動の認知拡大に寄与できる事例といえるでしょう。

参考:【ラグビー】フードドライブの実施について

企業経営関連

19.スポーツの復興や発展を目指しパートナーシップを締結

株式会社湘南ベルマーレフットサルクラブは、株式会社CogSmartとのパートナーシップ締結をプレスリリースで発表しました。スポーツの振興・普及・発展とSDGsの達成などに向けた取り組みです。プレスリリースを配信することで認知を広め、両社代表のコメントによって想いを伝えています。

参考:【Chance&Empowerment project】株式会社CogSmart様とChance&Empowerment パートナー締結のお知らせ

20.特設サイトオープン&スペシャルプロモーションを展開

株式会社鹿島アントラーズFCは「2024明治安田J1リーグ第17節 横浜F・マリノス戦」に先駆けて特設サイトを公開。東急プラザ表参道ではトラックを用いたスペシャルプロモーションを実施するなど、オンシーズンならではの魅力的な企画を展開しています。

参考:【国立開催】横浜FM戦(6/1)特設サイト開設ならびにスペシャルコンテンツ展開のお知らせ

21.B2クラブライセンスの交付をプレスリリースで発表

株式会社バンビシャス奈良は、B.LEAGUE理事会においてB2クラブライセンスが交付されることを発表しました。プレスリリースでは代表のコメントを紹介し、ファンやブースターに向けた感謝の言葉を記載。理事会実施の当日に配信することで、メディア関係者にもタイムリーな情報を届けています。

参考:バンビシャス奈良 2024-25シーズン B2クラブライセンス交付のお知らせ

22.地域活性化を目指し、包括連携協定を締結

さいたま市でバスケットボールクラブ「さいたまブロンコス」を運営する株式会社ブロンコス20は、飯能信用金庫と包括連携協定を締結しました。地域活性化に関する連携協定で、「はんしんCUP」への運営協力や連携を目的に掲げています。

地域に根付いたスポーツチームであること、地域活性化を目指した取り組みであることなどから、地域の応援層拡大に寄与できる広報PR施策です。

参考:飯能信用金庫との地域活性化に関する包括連携協定締結のお知らせ

その他のプレスリリース事例

23.2024年シーズンのユニフォームデザインを発表

株式会社楽天野球団は、2024年シーズンの「EAGLES SUMMER 2024ユニフォーム」のデザインを発表しました。コンセプトや選手着用日、先行予約販売情報などをプレスリリースで紹介。ファンから毎シーズン注目される情報を積極的に発信し、認知拡大・販売促進効果を発揮しています。

参考:【楽天イーグルス】EAGLES SUMMER 2024 ユニフォームを発表

24.プロ野球場に常設ラーメンエリアをオープン

株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントは、プロ野球場では初となる常設ラーメンエリア「七つ星横丁 裏路地ラーメンテラス」をオープン。「世界初」というインパクトのある文言とともに、野球場ならではの楽しみ方を訴求しています。スポーツチームのプレスリリース事例ではありませんが、野球場に特化したグルメやコラボ企画の広報PR施策として有用です。

参考:エスコンフィールドHOKKAIDOにプロ野球場初の常設ラーメンエリア『七つ星横丁 裏路地ラーメンテラス』誕生

25.人気投票No.1のバスケットボール選手が雑誌に登場

株式会社千葉ジェッツふなばしは、金近廉選手が雑誌『anan』に起用されたことをプレスリリースで発表しました。B.LEAGUEが、毎年恒例で開催しているバレンタイン企画に関連する取り組みであることを訴求。メイキングカットを複数枚掲載し、選手のファンはもちろん新規層の獲得にも効果が期待できます。

参考:Bリーグモテ男No.1決定戦2024で1位を獲得した千葉ジェッツ 「金近廉」選手が雑誌「anan」に登場!

広報PRを強化してスポーツチーム・団体の魅力を発信しよう

スポーツチーム・団体の広報PR活動は試合の有無に左右されるため、オン・オフシーズンで異なる施策を検討する必要があります。とくにオフシーズンはファンが離れてしまう可能性も高まるので、試合や勝敗以外の観点から魅力的なコンテンツを生み出していくことが大切です。

メディア関係者はもちろん、ファンにもアプローチしやすいイベントやグッズ展開があれば、ファン層を拡大するというメリットも期待できます。プレスリリースやSNSでの情報提供も行いながら、スポーツチーム・団体の活動を発信し、より効果的な広報PRに活かしていきましょう。

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