
スリパ(スリープパフォーマンス)の日
10月1日は「日本酒の日」。今回は「日本酒の日」の意味や由来を解説します。
また、「日本酒の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に酒造メーカーの方や、日本酒を取り扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月1日は「日本酒の日」です。日本酒を後世に伝えるという想いを込め、1978年に全日本酒造組合中央会が制定しました。
新米で酒造りを始めるのが10月であり、酒壺を表す「酉」の字は十二支の10番目にあたること、さらに「酒造年度」が10月1日(現在では7月1日)から始まることなどにちなみ、この日が選ばれました。若者の日本酒離れを食い止め、清酒をPRする事を目的としています。
毎年記念日をきっかけに、酒造メーカーや酒類を扱うさまざまな企業がキャンペーンやイベントを行っています。
「日本酒の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「日本酒の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「日本酒の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「日本酒の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「日本酒の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「日本酒の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「日本酒の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「日本酒の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
一日一客限定のリゾート&SPA「はちかん」を運営する株式会社日本リートは、10月1日の「日本酒の日」に合わせて期間限定で「日本酒ペアリング付き特別懐石プラン」の予約開始をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースのタイトルに「日本酒の日」と入れ、メディアフックにしているのがGOODです。本文では新米が収穫され、多くの酒蔵が日本酒造りを始める10月が「酒の月」であることを解説。また10月の別名「神無月(かんなづき)」にもふれ、その一つである「醸成月」の「新米でお酒を醸す月」という意味にちなみ販売する、特別懐石プランを紹介するなど、由来を紹介しています。雰囲気あふれる日本酒のメイン画像をはじめ、プランや宿のイメージが伝わる画像掲載が参考になります。
参考:【神無月】10月1日は日本酒の日!日本酒のペアリングで愉しむ特別懐石のご予約開始
歴史的建造物の維持などを行うバリューマネジメント株式会社が展開するホテルとユニークベニューのブランド「VMG HOTELS & UNIQUE VENUES」は、1日限定イベントを開催。「NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち」にて、10月1日の「日本酒の日」にちなみ、奈良豊澤酒造との1日限定コラボレーションすることをプレスリリースで発表しました。
プレスリリースには、イベントの概要や開催に至った経緯、イベントの特長を項目ごとに目を引く画像とともに紹介。「日本酒の日」にちなんだ酒造とのコラボイベントであることがわかるタイトルのつけ方も参考になります。記念日を絡めた好事例です。
参考:【NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち】「日本酒の日」に合わせた奈良豊澤酒造との1日限定コラボイベントを9月29日 (日) に開催!
日本流通管理支援機構株式会社は、幕張メッセで開催される農業・畜産の展示会「農業WEEK」についてプレスリリースを配信しました。この展示会で、多発する日本酒偽造問題を解決するサービス「産地の証印™」を出展します。
プレスリリースのタイトルは、「日本酒の日」をフックにどんな内容かがひと目でわかるようにまとめられているのがGOOD。日本酒の偽造問題に触れたうえで、この問題に対し「産地の証印™」がどのような効果をもたらすのかを解説しています。読み手がわかりやすいように図解や太字を活用している点も参考になる好事例です。
参考:2024年10月1日は日本酒の日!多発する日本酒偽造問題を解決するサービス「産地の証印™」アジア最大級の農業・畜産の展示会「農業WEEK」に出展決定
10月1日の「日本酒の日」に合わせたサービスやイベントに関する事例を紹介しました。日本酒に関連した商品を扱っている企業は、記念日にちなんだキャンペーンを企画するのも一案です。
記念日に合わせたプレスリリースを発信することで、より多くの人に自社サービスを知ってもらえるきっかけとなりそうです。
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