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学校給食記念日(12月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日学校給食記念日(12月24日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

12月24日は「学校給食記念日」。今回は「学校給食記念日」の意味や由来を解説します。

また、「学校給食記念日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「学校給食記念日」の意味・由来とは?

12月24日は「学校給食記念日」です。1947年1月、米国のLARA(アジア救済公認団体)の援助により戦時中に中断されていた学校給食が再開されました。前年の12月24日に東京都内の小学校でLARAから給食用物資の贈呈式が行われたことを記念し、この日が「学校給食記念日」(当初は「学校給食感謝の日」)と定められました

食料品が手に入れやすくなった現在も、偏った栄養摂取、肥満傾向など、子どもの食習慣について懸念される点は多く見られます。子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけるうえで重要な役割を果たす学校給食に対し、児童・生徒や教職員、保護者や地域住民の理解を深め関心を高めることが目的です。

1950年からは、冬季休業と重ならない1月24日~1月30日までの1週間が文部科学省により「学校給食週間」とされ、全国の学校でさまざまな行事が開催されています。

「学校給食記念日」をきっかけに広報PR活動する効果

「学校給食記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「学校給食記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「学校給食記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「学校給食記念日」を元に発信をする流れ

「学校給食記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「学校給食記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「学校給食記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「学校給食記念日」を広報PRに活かした事例

「学校給食記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「学校給食記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「学校給食記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.生徒に人気の「おいしい給食」のレシピ本を発売

株式会社主婦の友社は、2024年12月13日に書籍『東京・足立区のおいしい給食レシピ』を発売することをプレスリリースで発表しました。「おいしい」と評判の給食のレシピを1冊にまとめた本です。

プレスリリースでは、足立区の給食がなぜおいしいのか、「おいしい給食」事業への取り組みはなぜ開始したのか背景などを紹介。給食がおいしい理由を4点にまとめていたり、小・中学生から卒業生に人気の献立31種を掲載していることを記したりといった、書籍への興味・関心が高まる構成がGOODです。実際のレシピページや農家の方らプロフェッショナルへのインタビューページの画像も載せ、書籍の内容を丁寧に伝えているのも参考になるポイント。

「学校給食記念日」に関する事例ではありませんが、学校給食への理解を深める広報PRの一例です。

参考:「おいしい!」と話題の東京・足立区の給食の秘密とは?人気の献立レシピが1冊の本になりました!

事例2.思い出の学校給食をイメージしたパンを期間限定で販売

パンや和洋菓子の製造・販売を行うフジパン株式会社は、「学校給食ドイツロール」「学校給食スラッピージョー味」「学校給食あげぱん」を期間限定で販売。思い出の給食の味をイメージして商品化された3種類のパンの詳細を、プレスリリースで発表しました。

1950年以来、現在も全国各地に学校給食用パンを届けているという同社。プレスリリースではそれぞれの商品の味の紹介とパッケージデザインの説明を記載しており、商品へのこだわりが伝わる構成がGOODです。「学校給食記念日」にちなんだ事例ではありませんが、学校給食にまつわる商品は、記念日に絡めた広報PRを行うのもおすすめです。

参考:新商品『学校給食シリーズ』期間限定発売 子どもの頃に食べた思い出の給食パン~豊明市学校給食『ドイツロール』、名古屋市学校給食『スラッピージョー』~

事例3.学校給食に関するセミナーを開催

公益財団法人自然農法国際研究開発センターは、給食に関するセミナー「実はそんなに高くない!地元オーガニック野菜を使った給食の価格分析」の開催をプレスリリースで発表しました。地元の有機農産物を導入した学校給食の成功事例や、導入のメリットやコスト比較などについて4名の登壇者が紹介するセミナーです。

プレスリリースには、開催概要としてそれぞれの議題ごとの話者と所要時間を記載。登壇者を写真付きで紹介しており、事前にセミナーの流れや内容がイメージしやすいように構成されたプレスリリースがGOODです。記念日にちなんだ事例ではありませんが、「学校給食記念日」と親和性が高いイベントです。記念日に合わせて開催し、認知拡大を図るのもよいでしょう。

参考:【11/21 オンライン開催】オーガニック学校給食フォーラム深掘りセミナー 「実はそんなに高くない!地元オーガニック野菜を使った給食の価格分析」

「学校給食記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「学校給食記念日」は、学校給食に注目が集まり、食育や正しい食習慣を想起させるきっかけになる日です。

食品・飲食に携わる企業の方や、教育事業を手がける企業の方にとっては特に、「学校給食記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「学校給食記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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