
緑茶の日
7月8日は「防犯カメラの日」。今回は「防犯カメラの日」の意味や由来を解説します。
また、「防犯カメラの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特にセキュリティ関連業界の方や、防犯グッズを製造販売する企業、防犯に関する取り組みを行う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
7月8日は「防犯カメラの日」です。防犯カメラの開発や販売、アフターサービスを手がける、株式会社日本防犯システムによって2017年に制定されました。
犯罪を検挙するための証拠の確保や、犯罪抑止の効果もある防犯カメラ。犯罪が増える傾向にある夏を前に、その必要性や重要性を多くの人に考えてもらう機会をつくり、防犯カメラの認知度を高めるのが目的です。
日付は、「な(7)くなれ犯(8)罪」と読む語呂合わせに由来しています。
「防犯カメラの日」は、関連業界以外でもイベントやキャンペーンを企画しやすい記念日です。自社商品やサービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「防犯カメラの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「防犯カメラの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「防犯カメラの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「防犯カメラの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「防犯カメラの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「防犯カメラの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「防犯カメラの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「防犯カメラの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「防犯カメラの日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。
株式会社クオーレが運営する買取専門店「ウリエル」は、「ひとり暮らしならではのエピソード」についてのアンケートを実施。調査リリースを配信しました。
アンケートの対象は20代から60代のひとり暮らし中・ひとり暮らしの経験があるという男女171人。エピソードには、「料理を作りすぎてしまう」「独り言が増えた」「だらしなくなる」といった回答が並びました。
調査リリースには、「ひとり暮らしで不要だったもの」と「不要だったものをどうしたか」という質問の回答に絡め、自社の買取サービスを紹介。アンケート結果をうまく活用しながら、潜在層に働きかける広報PR事例となっています。
参考:【ひとり暮らしあるある】ひとり暮らしならではのエピソードや役に立ったもの・不用だったものを調査!
株式会社クロス・マーケティングは、「防犯に関する調査(2023年)」を実施しました。持ち家一戸建てに住む全国の20歳から79歳の男女3,000人を対象に調査し、防犯意識、不審者の訪問や不審な電話を受けた経験、住まいの防犯対策などについて質問。
調査リリースでは、自宅の防犯対策の度合い、対策をしていない理由、行っている防犯対策、1年間にかけられる防犯費用、早期に行いたい対策などをピックアップし、グラフや画像を添えてわかりやすく分析しています。
セキュリティサービスを展開する企業が、防犯意識に特化して広報PR施策につなげた事例として参考になるでしょう。
参考:自宅の防犯対策が「できている」家庭は54% 防犯対策が進まないのは「お金がかかる」「何をすればいいのかわからない」から
株式会社全日警は、防犯カメラ映像やウェアラブルカメラの映像を画像解析し、リアルタイムで「銃・ライフル・散弾銃」「レジ破壊・両替機破壊」「顔を覆い隠した不審者」を感知するシステムの取り扱い開始をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースの冒頭部分では、近年凶悪犯罪が増加していることに触れながら、防犯カメラによる発生した犯罪の拡大防止の必要性を訴求。そのうえで、「銃・ライフル・散弾銃を検知」「顔を覆い隠した不審者や破壊行為の検知」「検知システムが既存の防犯カメラ、ウェアラブルカメラの映像を解析」といった自社システムの特徴を画像付きで紹介しています。
防犯面での課題に絡めて、自社の製品を紹介し潜在層への認知拡大につなげている広報PR事例です。
「防犯カメラの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「防犯カメラの日」はセキュリティ関連業界や防犯グッズなどを扱う企業だけでなく、自治体などでも活用しやすい記念日です。記念日に絡めることで、より多くの人の防犯意識を高め、自社の取り組みを周知することができるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「防犯カメラの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】