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防犯の日(毎月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日防犯の日(毎月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

毎月18日は「防犯の日」。今回は「防犯の日」の意味や由来を解説します。

また、「防犯の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特にセキュリティ関連業界の方や、防犯に関する取り組みを行う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「防犯の日」の意味・由来とは?

毎月18日は「防犯の日」です。2012年に創立50周年を迎えた警備保障会社「セコム株式会社」が制定しました。日付は、18の1を「棒」に見立て「防」、8を「犯」とする語呂合わせから。企業や個人の防犯対策を、毎月この日に見直して「安全、安心」に暮らしてもらうことを目的としています。

また、2024年5月18日には、株式会社塚本無線が「防犯対策の日」を制定。会社設立日でもあるこの日を、5を「GO」、1を棒に見立て「棒=防」、8を「犯」とする語呂合わせから「GO防犯(ゴーぼうはん)」と読み、防犯対策に一歩踏み出す意味を込めた記念日です。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「防犯の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「防犯の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「防犯の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「防犯の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「防犯の日」を元に発信をする流れ

「防犯の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「防犯の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「防犯の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「防犯の日」を広報PRに活かした事例

「防犯の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「防犯の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。「防犯の日」に合わせたプレスリリースではなくても、今後「防犯の日」を広報PRに活かすうえでのヒントとなるはずです。

事例1.長期不在時の防犯対策をまとめたフレーズを考案

セコム株式会社は、自宅を長期間不在にするときの防犯対策を覚えやすくまとめたフレーズ「走るカレー」を考案したことをプレスリリースで発表。お出かけ前に「は・し・る・か・れ・え」を確認し、安心して旅行や帰省を楽しんでもらいたい、といった思いが込められています。

プレスリリースには、ひと目で「走るカレー」の詳細がわかるイラストをアイキャッチに掲載しています。イラストの下に、セコムIS研究所の研究員の解説を入れた構成がGOODです。「防犯の日」に関する発信ではありませんが、独自の防犯対策をまとめた好事例です。

参考:長期不在時の防犯対策をまとめたフレーズ「走るカレー」を考案

事例2.「補導員」制度のを問う投票結果を「防犯の日」に公表

SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社は、『若者の非行を防ぐ「補導員」の制度はいまも必要か?』というイシュー(課題)についてのプレスリリースを配信。「PTAなど保護者と学校の関係」や「いろんな形の家族」をテーマに執筆するノンフィクションライターの大塚玲子氏がSurfvoteで意見を募集した投票結果をお知らせしました。

1月18日の「防犯の日」の配信であること、投票結果をまとめており、どんな情報が掲載されているかがわかりやすいプレスリリースのタイトルがGOOD。投票結果をグラフ化したものをアイキャッチにし、イシュー発行の背景、投票の詳細、投票結果とコメントを紹介するといった展開も参考になるポイントです。

参考:1/18は防犯の日!若者の非行を防ぐ「補導員」制度はいまも必要か?Surfvoteで意見募集した結果、52.7%が「必要」と回答する一方、25.5%が「不要」と回答し「補導員」の効果に疑問の声も。

Pick Up.「GO防犯」をモットーにできることから始める「防犯対策の日」

そのほか、昭和53年創業、無線通信機器、防犯カメラの国内自社開発・製造・販売を展開する株式会社塚本無線では、会社設立日でもある5月18日に防犯意識の重要性を普及する「防犯対策の日」を制定しています。“無理なく、気軽に”取り組む防犯対策を広めます。

プレスリリースには、記念日協会に「防犯対策の日」を制定したことで身の回りの防犯対策の重要性、防犯意識の重要性や対策強化に向けた普及・啓発活動を行っていくことを記しています。近年の防犯意識の高まりを受け、これまで以上に大切なこととして、社会的背景から取り組みまでをわかりやすくまとめているのがGOODです。

「防犯の日」ではなく、「GO防犯」をモットーにできることから始める「防犯対策の日」のプレスリリースです。

参考:ご自身・ご自宅の防犯対策できていますか? - 身の回りに、安心を - 5月18日は『防犯対策の日』

「防犯の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「防犯の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「防犯の日」は毎月18日に制定されています。そのため、年間を通して自社のタイミングに合わせてプレスリリースを配信することができるでしょう。「防犯」に関連する商品・サービスを扱う企業は、「防犯の日」を活用した広報PR活動を実施してみるとよいかもしれません。

記念日に絡めることで、より多くの人の防犯意識を高め、自社の取り組みを周知することができるでしょう。

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