
緑茶の日
3月13日は「青函トンネル開業記念日」。今回は「青函トンネル開業記念日」の意味や由来を解説します。
また、「青函トンネル開業記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に地方自治体や観光・旅行業界の方、イベント運営を行っている 企業などはぜひ参考にしてみてください。
3月13日は「青函トンネル開業記念日」です。1988年(昭和63年)のこの日、JR津軽海峡線が開業し、海底トンネル「青函トンネル」が開通した事にちなんで制定されました。
青函トンネルは、全長53.85km、海底部23.30kmで全長の43%が海底にあるトンネルです。青函トンネル開通と同時に、青函連絡船の運行は終了。2016年(平成28年)3月26日には、新青森駅と新函館北斗駅を結ぶ北海道新幹線が開業し、在来線の海峡線と北海道新幹線の共用走行を行っています。
2018年(平成30年)には、開業30周年を記念したイベントが実施されました。
「青函トンネル開業記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「青函トンネル開業記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「青函トンネル開業記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「青函トンネル開業記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「青函トンネル開業記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「青函トンネル開業記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「青函トンネル開業記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「青函トンネル開業記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「青函トンネル開業記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
株式会社インプレスホールディングスは、グループ会社で航空・鉄道分野などのメディア事業を手掛けるイカロス出版株式会社のプレスリリースを配信。『J train(ジェイ・トレイン)』の模型版『MODEL jtrain(モデル ジェイ・トレイン)』の発売情報を公開しました。
「青函トンネル開業記念日」の事例ではありませんが、青函トンネル開業とともに登場した急行列車「はまなす」について特集した雑誌で、自社ならではのコンテンツ力を訴求したプレスリリースの内容が特徴的です。表紙写真のほか、「紙面イメージ」の見出しでは収録内容がわかる複数の画像を掲載しています。
参考:考察 急行列車II 「はまなす」編成の変遷とバラエティを特集『MODEL jtrain』 Vol.7発刊
河出書房新社は、新刊本『鉄道未来年表 5年後・10年後・20年後』のプレスリリースを配信しました。日本の鉄道の未来にフォーカスし、さまざまな情報をもとにこれからの姿を予測する解説本です。
「鉄道好きの方にとって興味・関心がつきないテーマ」と明記し、収録内容と関連する疑問をピックアップした紹介文がGOOD。記念日に関する事例ではありませんが、リニア中央新幹線からバス転換、青函トンネル共有問題など非常に幅広い切り口でまとめられた書籍内容を細かく紹介し、鉄道ファンを中心に認知を広めています。
参考:【未来プロジェクトを大胆予測!】新線、延伸、車両、運行、駅……日本の鉄道はどのように変わっていくのか? 進化の中身とスケジュールがわかる『鉄道未来年表 5年後・10年後・20年後』、9月25日発売。
株式会社NHK出版は、「新プロジェクトX 挑戦者たち」の書籍化シリーズの発売情報に合わせて、特別エッセイを公開したことをプレスリリースで発表しました。今回の取り組みとともに、「復刊フェア」の開催についても言及しています。
青函トンネルやVHS開発秘話など、名作として知られる作品をピックアップし、ファン層はもちろん潜在層にもアプローチ。記念日に関するプレスリリースではありませんが、自社ならではのコンテンツを積極的に発信し、メディア関係者を含む多くの人の認知拡大効果に寄与した好事例といえるでしょう。
参考:『新プロジェクトX 挑戦者たち1 東京スカイツリー カメラ付き携帯 三陸鉄道復旧 明石海峡大橋』が発売。番組ナレーター・田口トモロヲの特別エッセイを公開!
「青函トンネル開業記念日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
この記念日には、青函トンネルや北海道に注目が集まります。青函トンネルを通過するツアーや、北海道新幹線や鉄道に関連するイベントやキャンペーンを実施してもよいでしょう。
「青函トンネル開業記念日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
【関連記事】