
心の介護に向き合う日
6月9日は「無垢の日」。今回は「無垢の日」の意味や由来を解説します。
また、「無垢の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に建設業界の方や、建築資材などを扱う企業の方、林業に関連する活動を実施している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
6月9日は「無垢の日」です。オリジナル建材の製造販売、木材・建材の輸入などを手がけるプレイリーホームズ株式会社が制定。日付は6と9で「無垢(むく)」と読む語呂合わせから定められました。
自然素材志向や資源の有効活用、住宅の耐久性の向上などの市場ニーズに合わせ、無垢の木材の利用を促進することが目的です。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「無垢の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「無垢の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「無垢の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「無垢の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「無垢の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「無垢の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「無垢の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「無垢の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。いずれも記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、今後「無垢の日」を活かした広報PR活動を実施するうえで役立てることができるはずです。
大建工業株式会社は、天然木突板床材の製品において、バイオマスマークを取得した「バイオリーフ」シリーズの発売をプレスリリースで発表しました。バイオマス由来の材料を表面化粧に配合し、自然環境への負担軽減に貢献した新製品です。
「無垢の日」のプレスリリースではありませんが、無垢の床材のデメリットをカバーする本製品ならではの魅力を訴求しています。専門的な内容についてはイラストを掲載し、幅広い層が理解しやすいよう解説されているのがGOODです。
参考:土足対応WPCフローリングに、バイオマス由来材料を用いた『バイオリーフ』シリーズを追加
岐阜県で木材加工工場を営む板蔵ファクトリー株式会社は、県内の木工に関する3校と連携し、学校・企業連携プロジェクトをスタートしました。学生が主体となってSDGs商品を開発するプロジェクトで、プレスリリースにはメディア関係者向けの情報を掲載しています。
「無垢の日」の事例ではないものの、森林資源と木工技術を誇る岐阜県ならではの独自性・新規性をアピールしているのが特徴的です。プロジェクト開始までにプレスリリースを配信することで、より多くの認知拡大・取材依頼といった効果が期待できます。
参考:岐阜の未来の森と人を育てる【学校・企業連携プロジェクト始動】3校合同特別授業
ファミリーアミューズメント事業やICT教育事業などを手掛ける株式会社カーゾックは、「6歳になったら机を作ろう!in 三重」と題したイベントの開催情報をプレスリリースで発表しました。お出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社と、間伐材製品制作会社のばうむ合同会社による共同プロジェクトです。
こちらも「無垢の日」の広報PRではありませんが、過去に同様のイベントを開催したことから、複数の写真を掲載してその様子を紹介しています。開催日の約2ヵ月前にプレスリリースを配信することで、イベントを知らない潜在層への認知拡大効果に寄与した好事例です。
参考:地域間伐材を使った親子学習机づくりイベント「6歳になったら机を作ろう!in 三重」6月9日(日) 開催
「無垢の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
無垢材を使用した木造住宅の建設・販売を行う企業や、無垢材を使ったインテリアを販売する企業などは、6月9日の「無垢の日」に合わせたプレスリリースを配信してはいかがでしょうか。また、林業を支援する団体などでも記念日を活用した広報PR活動を実施できそうです。「#無垢の日」を使ったSNS発信を行うのも一案です。
記念日をうまく絡めることで、より多くの人に自社の活動を周知できるでしょう。
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