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精霊の日(3月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日精霊の日(3月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

3月18日は「精霊(しょうりょう)の日」。今回は「精霊の日」の意味や由来を解説します。

また、「精霊の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。マーケティングネタを探している方、特に歴史関連の商材を取り扱っている方や、万葉集にちなんだ広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「精霊の日」の意味・由来とは?

3月18日は「精霊の日」です。日本最古の歌集である『万葉集』を代表する柿本人麻呂・和泉式部・小野小町の命日として言い伝えられていることから、日本特有の記念日となっています

精霊は通常「せいれい」と読みますが、この場合は、死者の霊魂を意味する「しょうりょう」が正しい読み方です。「精霊の日」が記念日に制定された時期は定かではありませんが、偉人の霊魂をしのぶ日として、現代まで伝わっています。

3月18日の「精霊の日」に限定したイベント・キャンペーンは少ないものの、『万葉集』にちなんだ作品を紹介したり、偉人にまつわる商品のキャンペーンを実施したりといった広報PRに活かせるでしょう。

「精霊の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「精霊の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「精霊の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「精霊の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「精霊の日」を元に発信をする流れ

「精霊の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「精霊の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「精霊の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「精霊の日」を広報PRに活かした事例

「精霊の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「精霊の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「精霊の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「夢」をテーマに平安文学の資料を展開する特別展

独立行政法人・国立公文書館は、2024年3月16日から5月12日にかけて開催する「夢みる光源氏-公文書館で平安文学ナナメ読み!-」のプレスリリースを配信しました。「夢」をテーマに、平安文学に関する資料を展開する特別展です。

プレスリリースでは特別展の見どころをピックアップし、プロローグからエピローグまで紹介したのがGOODポイント。小野小町の和歌や『源氏物語』の時代背景など、平安文学になじみがない人でも理解しやすい構成が魅力的です。「精霊の日」とは異なる事例ですが、メディア関係者をはじめ多くの人に情報を知ってもらう広報PR施策として参考になるのではないでしょうか。

参考:令和6年春の特別展「夢みる光源氏-公文書館で平安文学ナナメ読み!-」

事例2.百人一首と食を融合させたオリジナルメニューを提供

京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社は、琵琶湖ホテルで提供する「春の百人一首メニュー」についてプレスリリースを配信しました。百人一首と職を融合させたオリジナルメニューを、日本料理店およびイタリア料理店にて展開するプロジェクトです。

「百人一首ランチ」「百人一首カクテル」というインパクトのある文言をタイトルに盛り込み、読み手の関心を高めているのがGOODポイント。一つひとつのメニューを写真とともに紹介し、視覚に訴えた構成も参考になります。

参考:琵琶湖ホテルの百人一首ランチ&百人一首カクテル 春のメニュー | 京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社のプレスリリース

事例3.万葉集の古語を採用したコラボレーションブランド

屋外照明専門メーカーの株式会社タカショーデジテックは、デザインスタジオTangentとのコラボレーションプロジェクトについてプレスリリースを配信。イタリア・ミラノで開催されるデザインイベントに出展し、レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館で屋外照明ブランド「yomosugara(よもすがら)」を展示することを発表しました。

「精霊の日」に関する事例ではありませんが、ブランド名には万葉集で使われた古語を採用したことを踏まえ、ブランド名に込めた想いを伝えたのがGOODです。日本国外での取り組みを積極的に発信することで、メディア関係者を中心に認知拡大効果を高めた好事例といえるでしょう。

参考:日本発、“和の照明”を再定義する新ブランド『yomosugara』をミラノデザインウィーク2025で世界へお披露目

「精霊の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

3月18日の「精霊の日」は、万葉集や和歌といった歴史的な作品を想起させるきっかけになる日です。歴史にまつわる作品を扱っている方や、歌人にちなんだ商材の企画・販売を行う企業の方にとっては特に、「精霊の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「精霊の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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