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地下鉄記念日(12月30日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日地下鉄記念日(12月30日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月30日は「地下鉄記念日(地下鉄開業の日)」。今回は「地下鉄記念日」の意味や由来を解説します。

また、「地下鉄記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に鉄道業界の方や、地下鉄の運営・イベントに携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「地下鉄記念日」の意味・由来とは?

12月30日は「地下鉄記念日」。1927(昭和2)年12月30日、東京都の上野〜浅草間2.2kmで、地下鉄が開業した出来事にちなんだ記念日です。日本ではじめての地下鉄であることから、「地下鉄開業の日」とも呼ばれています。

1925年9月に着工し、2年3ヶ月かけて完成しました。開業当時の料金は10銭均一で、12月30日の開業日には、10万人近い利用者が乗車したともいわれています。

現在では、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)が、台東区・浅草駅から渋谷区・渋谷駅間を結ぶ東京メトロ銀座線として運営中。「地下鉄記念日」に特化したイベント・キャンペーンは少ないですが、東京メトロをはじめ、地下鉄の広報PR活動として有用な記念日といえるでしょう。

「地下鉄記念日」をきっかけに広報PR活動する効果

「地下鉄記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「地下鉄記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「地下鉄記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「地下鉄記念日」を元に発信をする流れ

「地下鉄記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「地下鉄記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「地下鉄記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「地下鉄記念日」を広報PRに活かした事例

「地下鉄記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「地下鉄記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「地下鉄記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.鉄道開業150周年の特別展を前期・後期で開催

公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団は2022年6月22日から、「みんなでつなげる鉄道150年—鉄道発祥の地よこはまと沿線の移り変わり―」と題した特別展を開催しました。鉄道開業150周年を記念するイベントで、3月19日〜6月19日の前期を終え、同月22日から後期を開幕。

後期では一部資料の展示替えを実施し、そのときの様子をTwitter公式アカウントで発進しています。ニュースリリースによる情報発信だけでなく、気軽に閲覧しやすいSNSを活用しているのがGOODポイントです。

参考:【後期開幕!】特別展「みんなでつなげる鉄道150年—鉄道発祥の地よこはまと沿線の移り変わり―」 関連イベント情報追加のお知らせ【横浜市歴史博物館】

事例2.3社が連携し、クレジットカード会員向けのプロジェクトを始動

株式会社GINKANは、同社が運営するトークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ」に関するプレスリリースを発表しました。株式会社オリエントコーポレーションと、株式会社名古屋交通開発機構の3社が連携し、グルメ優待サービスの提供や飲食店支援の展開を始動。

名古屋市営地下鉄の自動改札で「マナカ」のオートチャージができるクレジットカードを用いた、会員向けのプロジェクトです。プレスリリースでは、ユーザーと飲食店双方のメリットをピックアップし、企業とクレジットカード利用者にとってわかりやすいリリース内容となっています。

参考:トークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ」オリコ発行の名古屋市営地下鉄マナカオートチャージ対応「ウィローカード」と提携

事例3.夏休み中の親子で参加できる日帰り鉄道ツアーを提供

KNT-CTホールディングス株式会社は、同社のグループ会社であるクラブツーリズム株式会社と、東京都の岩倉高等学校による共同プロジェクトを発表しました。「親子で社会科見学!千住検車区〜鉄道学校 鉄道三昧ツアー」と題し、夏休み中の社会科見学促進を目的とした日帰りツアーの提供です。

鉄道の学びをテーマとしており、東京メトロの車両基地「千住検車区」を特別公開し、車両点検の公開や車両前での記念撮影を実施。鉄道学校として知られる岩倉高等学校をきっかけに、都内を中心とした夏休み中の学生をターゲットとした有用な広報事例です。

参考:夏休みに親子で社会科見学 東京メトロの車両基地「千住検車区」特別公開と鉄道学校訪問

「地下鉄記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月30日の「地下鉄記念日」は、東京メトロをはじめとする地下鉄に注目が集まりやすい日です。鉄道業界の方や、模型など地下鉄に関する製品を販売する企業の方にとっては特に、「地下鉄記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「地下鉄記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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