ぜんざい・おしるこの日
3月2日は「スーツを仕立てる日」。今回は「スーツを仕立てる日」の意味や由来を解説します。
また、「スーツを仕立てる日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にファッション・アパレル業界の方や小売業界の方、イベント運営を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。
「スーツを仕立てる日」の意味・由来とは?
3月2日は「スーツを仕立てる日」です。2018年(平成30年)に、カスタムオーダーファッション事業を展開する株式会社FABRIC TOKYOが「スー(3)ツ(2)」の語呂合わせから制定。もっとたくさんの人にオーダースーツという選択肢を知ってもらいたい、楽しんでもらいたいという想いからつくられた記念日です。
スーツを仕立てることで新生活をスタートする気持ちを高め、働くことに前向きになってもらうことを目的としています。また、この日に株式会社FABRIC TOKYOでは、イベントの開催やプレゼントキャンペーンを実施などを行っています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「スーツを仕立てる日」をきっかけに広報PR活動する効果
「スーツを仕立てる日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「スーツを仕立てる日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「スーツを仕立てる日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「スーツを仕立てる日」を元に発信をする流れ
「スーツを仕立てる日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「スーツを仕立てる日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「スーツを仕立てる日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「スーツを仕立てる日」を広報PRに活かした事例
「スーツを仕立てる日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「スーツを仕立てる日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「スーツを仕立てる日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.オーダースーツに関する調査リリースを配信
株式会社TOCREATEITが運営するファッション情報メディア「CUSTOM FASHION MAGAZINE(カスタムファッションマガジン)」は、全国の10代以上のスーツを所有する男女500人を対象にオーダースーツに関するアンケートを実施。調査結果をプレスリリースで配信しました。
今回の調査の結果として、オーダースーツの購入経験がある人は全体で約3割。年齢が上がるにつれ購入している人が増えていることがわかりました。プレスリリースでは、調査結果の要点を箇条書きで掲載。その後、各質問の結果を円グラフや棒グラフを使ってわかりやすく紹介しているのがGOODです。記念日に直接関連したものではありませんが、スーツに関するアンケートの内容が充実しており、読みやすいようにグラフのカラーを統一した見せ方が参考になる好事例です。
参考:【20代の4人に1人がオーダースーツ購入】2024年オーダースーツに関するアンケート調査|人気ブランドランキングも発表(CUSTOM FASHION MAGAZINE調べ)
事例2.津山産のスーツで地域振興と職人の育成を目指す「つやまスーツプロジェクト」を設立
岡山県津山市に拠点を置く株式会社笏本縫製は、津山産のスーツを通じて地域振興と職人の育成を目指す取り組み「つやまスーツプロジェクト」を設立。プロジェクトの詳細と第1回オーダー会についてプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、オール津山生産のスーツを通じて地域振興と職人の育成を目指すものとしてプロジェクトを紹介しています。取り組みに対してどんなことを目的としているのかも明記。「スーツを仕立てる日」の事例ではありませんが、項目の内容に合わせてキャプション付きの画像を掲載するなど読みやすい構成がGOODです。
参考:岡山県津山市で創業55年の笏本縫製が地域の職人と連携して「つやまスーツプロジェクト」を設立
事例3.セレモニースタイルを提案する特設ページを開設
メンズ・レディースの衣料品及び服飾品の企画販売を主軸事業とする株式会社AOKIは、式典などの特別な日の「セレモニースタイル」に関する特設ページを公式オンラインショップ内に開設したことを発表。特設ページではセレモニースタイルの基本紹介のほか、おすすめのコーディネートなどを提案します。
プレスリリースには、特設サイト内で展開しているスタイリングをピックアップ。スタイリングごとに2パターンの画像を掲載し、簡潔に紹介しているのがGOODです。記念日に絡めた事例ではありませんが、式典が増える少し前の時期に向けた取り組みをプレスリリースで配信することで、より多くの人に認知されるきっかけとなった参考例です。
参考:入園式・卒園式は好印象かつ素敵な格好で迎えたい!「特別な日のパパのスーツ」特設ページを公開!!~「きちんと感」のある装いがすぐにわかるスタイリング提案ページ~
スーツを仕立てる日をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「スーツを仕立てる日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「スーツを仕立てる日」は、3月上旬にあたり、これから新生活に向けスーツを新調する人が増える時期でもあります。オーダースーツに関連したイベントやキャンペーンのほか、オーダースーツに関する調査リリースを出すのも一案です。
「スーツを仕立てる日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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