PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
持続可能な食文化の日(6月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日持続可能な食文化の日(6月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

6月18日は「持続可能な食文化の日(Sustainable Gastronomy Day)」。今回は「持続可能な食文化の日」の意味や由来を解説します。

また、「持続可能な食文化の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や飲食業の方はぜひ参考にしてみてください。

「持続可能な食文化の日」の意味・由来とは?

6月18日は「持続可能な食文化の日」です。食の未来を守るための行動を促す大切な国際デーとして、2016年に国連(国際連合)によって制定されました。

天然資源を無駄にすることなく、環境や人々の健康に考慮したうえで、食料の開発や保全、食文化の継承を含む持続可能な食文化に対して、人々の意識を高めていくことを目的としています。

多様化する食文化とこの日の意義を理解するように、一人ひとりが日常生活のなかでできる取り組みが多く実施されます。

「持続可能な食文化の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「持続可能な食文化の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「持続可能な食文化の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「持続可能な食文化の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「持続可能な食文化の日」を元に発信をする流れ

「持続可能な食文化の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「持続可能な食文化の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「持続可能な食文化の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「持続可能な食文化の日」を広報PRに活かした事例

「持続可能な食文化の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「持続可能な食文化の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「持続可能な食文化の日」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「持続可能な食文化の日」に合わせてサステナブルな天然シーフードを使用した商品を販売

株式会社ファミリーマートでは、6月18日の「持続可能な食文化の日」に合わせ、新商品を発売することをプレスリリースで発表。持続可能な漁業を実現しているアラスカ産の天然シーフードを使用した魚惣菜と海鮮スティックの2商品を展開します。

プレスリリースには、新商品とすでに販売している商品にアラスカシーフードマーケティング協会の認定ロゴマークを表示したことを紹介。アラスカ産の天然シーフードを使用する取り組みをロゴマークとともに記した後に、商品概要丁寧に載せているのがGOODです。さらに「持続可能な食文化の日」についても触れているのも参考になるポイントです。

参考:サステナブルなアラスカ産の天然シーフードを使用した魚惣菜と海鮮スティックを6月18日(火)から発売 ~国連が定めた「持続可能な食文化の日」にあわせ~

事例2.日本ワインのある豊かな時間を提案

ワインメーカーのメルシャン株式会社は、日本産の新酒「シャトー・メルシャン 日本の新酒 甲州&シャルドネ 2024」と「日本のあわ 新酒 2024」を数量限定で発売。詳細をプレスリリースで配信しました。

日本ワインの新酒市場は、この5年間で約1.2倍(※)と継続的に拡大。例年、新酒の解禁イベントを日本ワインの産地を中心に開催しています。プレスリリースには、持続可能なワイン造りをし、地域や自然、未来との共生を目指していることを示し、毎年好評のシャルドネと新酒の特長を記載。記念日にちなんだ事例ではないものの、日本ワインについてより多くの人に周知するために、魅力を伝えた内容がGOODです。

※メルシャン調べ

参考:「シャトー・メルシャン 日本の新酒 甲州&シャルドネ 2024」「日本のあわ 新酒 2024」を発売 |

事例3.「ロス・ムダのない持続的な社会」の実現を目指し、子どもを大切にする取り組みを実施

株式会社ナルミヤ・インターナショナルは株式会社ワールドとともに東京都が実施するプロジェクト「こどもスマイルムーブメント」に参画。両社が推進するSDGsの取り組みを通し、「こどもを大切にする社会」の創出に向けて活動していくことをプレスリリースで配信しました。

プレスリリースでは、SDGsへの関心を深める体験型イベント内容がわかりやすいように、画像を掲載しながら紹介。記念日に関連した発信ではありませんが、持続可能な社会を目指す取り組み内容が伝わりやすい構成が参考になる有効な事例です。

参考:社会全体で子供を大切にする取組 東京都「こどもスマイルムーブメント」に(株)ワールドと(株)ナルミヤ・インターナショナルが参画 

「持続可能な食文化の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

6月18日の「持続可能な食文化の日」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。

「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に向け、食に対する持続的な可能性を広めるために、国連が「持続可能な食文化の日」を制定しました。

このことから記念日と絡めて、SDGsと関連づけたイベントやキャンペーンを開催することはもちろん、農業や漁業、酪農といった食料生産についての調査リリースを発信するのも一案です。また、食料廃棄物削減に関する取り組みや地産地消を推進するサービスがある場合は、「持続可能な食文化の日」に合わせてプレスリリースを配信するのも効果的ではないでしょうか。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ