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薬をただしく飲む日(9月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日薬をただしく飲む日(9月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月9日は「薬をただしく飲む日」。今回は「薬をただしく飲む日」の意味や由来を解説します。

また、「薬をただしく飲む日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報PR事例もご紹介。広報PRやマーケティングネタを探している方、特に製薬会社や薬局、服薬支援製品に関する販売・サービスを展開する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「薬をただしく飲む日」の意味・由来とは?

9月9日は「薬をただしく飲む日」です。国内最大級の薬局・ドラッグストア検索サイトを運営する株式会社くすりの窓口が制定しました。日付は、「く(9)すりをただしく(9)」という語呂合わせと、長寿や健康を願う「重陽の節句」という季節的背景を組み合わせて選ばれています。

記念日の目的は、患者自身が医師の治療方針を理解し、「服薬アドヒアランス(正しい服薬継続)」を促すことにあります。この日に合わせて、飲み合わせの確認、常備薬の用法・使用期限の再確認などを啓発する活動が実施されています。

正しい服薬の方法を学ぶセミナーや、服薬支援製品の広報PR施策に活用しやすい記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「薬をただしく飲む日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「薬をただしく飲む日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「薬をただしく飲む日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「薬をただしく飲む日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「薬をただしく飲む日」を元に発信をする流れ

「薬をただしく飲む日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「薬をただしく飲む日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「薬をただしく飲む日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「薬をただしく飲む日」を広報PRに活かした事例

「薬をただしく飲む日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「薬をただしく飲む日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「薬をただしく飲む日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「やくいくプロジェクト」の2024年度活動報告を発表

株式会社大賀薬局は、残薬問題をテーマにした啓発活動「オーガマンのやくいく(薬育)プロジェクト」の2024年度活動報告を、プレスリリースにて発表しました。同社は、薬を正しく服用し、きちんと飲み切ることが、薬不足や将来的に想定される医療資源の限界、そして社会の持続可能性を考えるうえで不可欠な課題であると考えています。

プレスリリースには、活動が実際に子どもたちの行動変容につながった事例や、画像・コメントによる反響が掲載されています。「薬をただしく飲む日」と絡めた内容ではありませんが、薬に関する社会的意義のある取り組みを発信した好例です。

参考:薬剤戦師オーガマンの「やくいくプロジェクト」活動報告。3年間で合計240の保育園訪問

事例2.正しい服薬管理を支援する新型「服薬支援ロボ」を販売

日立チャネルソリューションズ株式会社は、服薬支援装置「服薬支援ロボ」を、利用者の声を反映して新たに開発。操作性や利便性を向上させ、より使いやすく進化したことをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、新機能の特長を簡潔に紹介。UI画面のスクリーンショットを用いて、ライフスタイルに合わせた細かなスケジュール設定の方法などをわかりやすく説明しています。記念日に合わせた発信ではないものの、「薬をただしく飲む日」の目的と親和性が高い製品事例として参考になります。

参考:患者さまの正しい服薬と薬剤師による服薬管理のサポートをさらに強化した新型「服薬支援ロボ」の販売開始

事例3.東邦大学医療センター佐倉病院に「ヘルスケアパスポート」を導入

TIS株式会社は、東和薬品株式会社と共同で東邦大学医療センター佐倉病院へTIS「ヘルスケアパスポート」を導入し、患者ケアに活用していることをプレスリリースで発表しました。これにより、薬剤師が自宅療養期間中の患者の服薬状況や体調変化をスムーズに把握し、より患者に寄り添ったケアが可能になります。

プレスリリースでは、導入の背景や選定理由、導入効果に加え、医療現場での実際のコメントを掲載。製品の信頼性や実用性が伝わる構成となっています。「薬をただしく飲む日」と直接の関連はないものの、正しい服薬を支援する仕組みの導入事例として、参考になるプレスリリースです。

参考:TISと東和薬品、東邦大学医療センター佐倉病院に「ヘルスケアパスポート」を導入

「薬をただしく飲む日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

9月9日の「薬をただしく飲む日」は、正しい服薬を促進するイベントや製品に関する情報に注目が集まりやすい日です。特に、薬局や製薬会社の方にとっては、「薬をただしく飲む日」を切り口として広報PRをするよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社製品・サービスと「薬をただしく飲む日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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