
緑茶の日
2025年6月11日は「入梅」。今回は「入梅」の意味や由来を解説します。
また、「入梅」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に季節に関連した商品やサービスを提供する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
2025年6月11日は「入梅」です。二十四節気に加えて、季節の移り変わりをより適確に掴むために補助的に設けられた雑節のひとつです。
「梅雨の季節に入ること」を指し、一般的には6月11日ごろが「入梅」にあたります。しかし日本列島は南北に長い形をしており、実際の梅雨入りは地域によって1ヵ月程度の差があります。そのことから、「入梅」は暦のうえでのみ使用します。
「入梅」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「入梅」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「入梅」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「入梅」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「入梅」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「入梅」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「入梅」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「入梅」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例を紹介します。「入梅」に合わせたプレスリリースではなくても、今後「入梅」を広報PRに活かすうえでのヒントになるでしょう。
日本酒をはじめとする酒類の小売・製造などを手掛ける株式会社海琳堂は、新梅を使った新酒「8th Ocean 入梅」の発売情報をプレスリリースで公開しました。同社が運営するクラフトリキュール製造所「深川リキュルラボ」から誕生した商品で、2024年6月10日の「入梅」に合わせて発売を決定。
さらに、6月7日までの注文で「入梅」に到着するという事前注文のスケジュールも魅力的です。梅の収穫シーズンと「入梅」をうまく組み合わせ、プレスリリースにも明記することで多くの人の関心を高めた好事例といえるでしょう。
参考:2024年の新梅を使った梅酒『8th Ocean 入梅』が6月10日発売!
アンファー株式会社は、「梅雨の髪悩みに関する調査」についてプレスリリースを配信しました。2024年5月、20~50代の女性300名を対象に行った自社調査のレポートです。
「入梅」のプレスリリースではありませんが、不安定な気候が続く5月の季節性と、「スカルプD」シリーズをはじめとする関連商品を扱う企業ならではの独自性を組み合わせているのがGOOD。回答のレポートをまとめたあとは、現役美容師による正しい髪の洗い方、乾かし方のレクチャーも紹介しています。
参考:今年は「平年より遅い」梅雨入りも、梅雨入り前からぐずついた天気に。女性の約7割が「梅雨の髪に関する悩み」を抱えている!梅雨の髪悩みNO.1は「ぼさぼさ・広がり髪」
Zebra Japan株式会社が運営する北欧デンマーク発の雑貨ストア「Flying Tiger Copenhagen(フライングタイガー)」は、梅雨シーズンにおすすめの「レイン&おうち遊びアイテム」についてプレスリリースを配信しました。
5月末から展開をスタートした関連商品を13品ピックアップし、見出しに分けて紹介しています。こちらも「入梅」のプレスリリースではありませんが、商品の使い方やおすすめポイントがわかるよう、豊富な写真を用いているのがGOOD。読み手の興味関心を惹きつけることで、販売促進効果にもつながりやすくなっています。
参考:【フライングタイガー】梅雨入り直前!一方で梅雨のピークは7月?まだ間に合う!梅雨時期に備えておきたい 最新『レイン&おうち遊びアイテム』18選
「入梅」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
梅雨シーズンに関連した商品・サービスは6月11日の「入梅」に合わせたプレスリリースを配信しやすく、また読み手が梅雨入りを意識する可能性が高いため、効果的な広報PR活動が望めます。季節を問わない商品やサービスも、「入梅」をテーマにした切り口にしたプレスリリースを配信してみるのも一案です。
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