月ロケットの日
7月2日は「うどんの日」。今回は「うどんの日」の意味や由来を解説します。
また、「うどんの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方やうどんを製造・販売している企業などはぜひ参考にしてみてください。
「うどんの日」の意味・由来とは?
7月2日は「うどんの日」です。1980年に香川県製麺事業協同組合によって制定されました。このうどんの日、七十二節のひとつであり、毎年7月2日ごろにあたる「半夏生(はんげしょう)」に深いかかわりがあるといわれています。
かつて日本で稲作が中心であった時代において、田植えは重要なイベント。その田植えにおいて、「夏至は外せ、半夏生は待つな」という言葉があるほど、半夏生は田植え時期の目安であったといいます。半夏生が過ぎてしまうと、天候が良くても田植えはしないという習慣がありました。
うどん県としても知られる香川県の農家では、その年に収穫された麦を使って打ったうどんを、農作業を手伝った人たちにふるまう習慣がありました。それをきっかけに、稲作が主事業ではなくなった今も、半夏生にうどんを食べるようになったといわれています。
現在の香川県ではその習慣を引き継いで、毎年7月2日には各地でうどんを食べるイベントが開催されるなど、県全体で盛り上がりを見せる日になっています。
「うどんの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「うどんの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「うどんの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「うどんの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「うどんの日」を元に発信をする流れ
「うどんの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「うどんの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「うどんの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「うどんの日」を広報PRに活かした事例
「うどんの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「うどんの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
事例1.武蔵野うどんと小麦をテーマにした地域イベントを開催
「小麦の香る街 小平」PRイベント連携協議会は、武蔵野うどんと小麦をテーマにしたイベントを開催。4月22日、23日の2日間、小平市・東村山市・東大和市・清瀬市・東久留米市・所沢市の地域と連携し、地域文化を知ってもらうことを目的としたイベントです。
プレスリリースには、うどんの食べ比べや武蔵野手打ちうどん作りの体験などのイベント概要を記載。文化庁の100年フードにも選ばれた「武蔵野地域のうどん文化」を伝えるために工夫がされイベントの内容は参考になる事例です。
参考:武蔵野地域のうどん文化を体験しよう「小麦の香る街 〜うどん&麦まつり in 小平〜」4/22(土)〜4/23(日)開催のお知らせ
事例2.イカ墨とカルボナーラを組み合わせた真っ黒なうどんを期間限定で販売
株式会社ガーデンが運営する「山下本気うどん」は、真っ白で人気のうどんを真っ黒に変身させた新商品を期間限定で全国販売することをプレスリリースで発表しました。真っ黒なうどんの商品名は「ブラックカルボうどん」。イカ墨とカルボナーラを組み合わせたインパクトのあるうどんです。
プレスリリースには、印象に残る真っ黒なうどんの画像をメインに設置。意外性があるのにシズル感がある写真に、食をそそる商品説明が記されています。記念日にちなんだ事例ではありませんが、ユニークな商品企画で話題を集めた広報事例です。
参考:SNSで話題の“白いうどん”が、”真っ黒なうどん”に大変身! 2023年3・4月限定『ブラックカルボうどん』が新発売‼
事例3.今年も夏の人気冷うどんを期間限定で販売開始
讃岐うどん専門店の丸亀製麺は、夏の定番メニューとなった冷うどん「鬼おろし」の販売を開始しました。鬼おろしシリーズで人気商品が進化して帰ってきたことをプレスリリースで配信。
プレスリリースには、商品画像とともに、冷うどんの特徴やメニューのこだわりポイントなどを丁寧に記載されて、新商品への興味を促しています。話題性のある定番の人気商品がバージョンアップしていることが伝わる事例です。
参考:丸亀製麺の夏の定番 “鬼おろし”が帰ってきた! 打ち立てでのどごしの良い冷うどんと鬼おろし、焼きたて牛肉が相性抜群 夏の一番人気※1『鬼おろし肉ぶっかけうどん』が進化して登場
うどんの日をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「うどんの日」の意味や由来、「うどんの日」をフックとした広報PR事例などをご紹介しました。
「うどんの日」をからめたイベントやキャンペーンの展開の他、事例のような調査素材として活用するのもひとつのアイデアです。
ぜひ一度、「うどんの日」を活用した広報PRを検討してみてください。
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