
生理をジェンダーレスで考える日
11月4日は「ユネスコ憲章記念日」です。今回は、「ユネスコ憲章記念日」の意味や由来について解説します。
また、ユネスコに関連する広報PRの取り組みもご紹介。「ユネスコ憲章記念日」を広報PRのきっかけとして活用する際のポイントを解説します。ユネスコに関連する取り組みを実施している企業は、ぜひ参考にしてみてください。
11月4日は「ユネスコ憲章記念日」です。1946年にユネスコ憲章が発効され、国連教育科学文化機関(UNESCO)が発足されたことが制定の由来です。日本は1951年7月2日にユネスコに加入しています。
ユネスコ憲章では、平和の理念が掲げられています。そのため、国連教育科学文化機関は世界中の人々に対し、人権や基本的自由を尊重するための教育や文化を通して互いに協力し合うことを促進する取り組みを実施。
「ユネスコ憲章記念日」は日本独自の記念日。イベントは当日ではないものの、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が主催する「日本ユネスコ運動全国大会」が毎年行われています。
「ユネスコ憲章記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ユネスコ憲章記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ユネスコ憲章記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ユネスコ憲章記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ユネスコ憲章記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ユネスコ憲章記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ユネスコ憲章記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ユネスコ憲章記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
国立大学法人岡山大学は、「国連未来サミット アクション・デー(Summit of the Future, Action Days)」に関するプレスリリースを配信。同学の関係者2人が、ユネスコ機関の代表団体としてサミットに招へいされたことを発表しました。
「ユネスコ憲章記念日」に関するプレスリリースではありませんが、団体としての実績をレポートのかたちで発信し、認知拡大に寄与した好事例といえます。招待を受けたことだけでなく、サミットの概要や大学のポジションなどにも触れた構成がGOODです。
参考:【岡山大学】「国連未来サミット アクション・デー(Summit of the Future, Action Days)」にユネスコチェアホルダーと2人のユネスコチェア・ユースアンバサダーが招待参加!
三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社は、「SDGs『ありがとう』プロジェクト」において、契約金額の一部を公益社団法人・日本ユネスコ協会連盟へ寄付することを発表しました。本プロジェクトと寄付の目的・展望などをプレスリリースで紹介しています。
プレスリリースには、同社社長と団体理事長の写真を掲載。2度目の寄付となる今回のプレスリリースで、「寄付の推移」の項目と表をまとめたのがGOODです。こちらも「ユネスコ憲章記念日」の事例ではありませんが、企業の取り組みを広く知ってもらうために有用な広報PR施策といえるでしょう。
参考:“SDGs『ありがとう』プロジェクト”寄付実施のお知らせ
衣類などのダイレクトマーケティング事業を手掛ける株式会社フェリシモは、「ユネスコ世界遺産センター×フェリシモ TRIBUTE21(トリビュート21)プレートプロジェクト」を開催。詳細をプレスリリースで配信しました。
ユネスコ世界遺産センターと協働で、3名の漫画家によるプレートを販売するチャリティーイベントです。プレスリリースでは、同社が1996年にスタートした当プロジェクトの概要を踏まえたうえで、漫画家ごとにプレートのイメージ、選んだ支援先の紹介やコメントなどの紹介をテンプレート化して掲載。統一感があり、読みやすい構成がGOODです。
「ユネスコ憲章記念日」のプレスリリースではありませんが、コラボプロジェクトに関する情報を積極的に発信することで、自社の理念や取り組みを多くの人に知ってもらうきっかけになっています。
参考:ユネスコ世界遺産センター×フェリシモ TRIBUTE21(トリビュート21)プレートプロジェクトに、漫画家の安野モヨコさん、岸本斉史さん、小山宙哉さんが参加
「ユネスコ憲章記念日」は日本独自の記念日ですが、ユネスコそのものは世界的に知られている機関です。ユネスコに関連する取り組みは、「ユネスコ憲章記念日」を掛け合わせて広報PRすることで、より情報を周知させられます。プレスリリースを配信したり、プロジェクトを実施したりする前に、「ユネスコ憲章記念日」と重なっていないかを確認し、機会を逃さないようにしましょう。
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