未来を担う水素電池の日
12月18日は「国連加盟記念日」。今回は「国連加盟記念日」の意味や由来を解説します。
また、「国連加盟記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に国連にまつわる事業を展開している方は、ぜひ参考にしてみてください。
「国連加盟記念日」の意味・由来とは?
12月18日は「国連加盟記念日」。1956(昭和31)年12月18日、日本の国際連合加盟案が承認され、加盟を果たした出来事にちなんだ記念日です。
日本は1952年に加盟申請をしていましたが、冷戦中であったことから、社会主義諸国の反対を受けて棄却。その後、国交が回復したため、80番目の加盟国として承認が叶いました。
日本では2016年、国連加盟60周年を記念して特設サイトを公開しています。毎年の「国連加盟記念日」に特化したイベント・キャンペーンは多くありませんが、国連に関する情報を発信したり、日本での取り組みを紹介したりといった広報PRに活かせるでしょう。
「国連加盟記念日」をきっかけに広報PR活動する効果
「国連加盟記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国連加盟記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国連加盟記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「国連加盟記念日」を元に発信をする流れ
「国連加盟記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「国連加盟記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「国連加盟記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「国連加盟記念日」を広報PRに活かした事例
「国連加盟記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「国連加盟記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「国連加盟記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.広島県の美術館が国連機関の建築賞を受賞
Shimose A&R 株式会社は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の建築賞にて、広島県にある下瀬美術館が「世界で最も美しい美術館」最優秀賞を受賞したことをプレスリリースで発表しました。
「国連加盟記念日」にちなんだ事例ではありませんが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の本部で創設された建築賞について丁寧に記したうえで、事務総長をはじめとする関係者のコメントを複数掲載。受賞理由や同館の魅力を客観的に伝えたのプレスリリースの構成がGOODです。実績をプレスリリースで配信することで、より幅広い層へ認知を広めた好事例といえます。
参考:下瀬美術館、ユネスコ「世界で最も美しい美術館」最優秀賞のベルサイユ賞を受賞
事例2.参加型チャリティーイベントのレポートをプレスリリースで紹介
認定NPO法人・国連WFP協会は、2024年5月19日に実施した「WFPウォーク・ザ・ワールド大阪」のイベントレポートを配信しました。途上国の子どもたちの飢餓をゼロにすることを目的とした、参加型のチャリティー企画です。
こちらも「国連加盟記念日」に関連したプレスリリースではありませんが、当日の様子を写真とともに団体としての取り組みや目標などを展開した構成がGOOD。「大阪で7回目を迎え」「過去最高の応募」など、注目度が高いイベントであることがわかる文言を盛り込んでいる点も参考になります。
参考:~途上国の子どもたちに学校給食を支援 参加型チャリティーイベント~元阪神の糸井嘉男さんと歩く!「WFPウォーク・ザ・ワールド大阪」で1,773人が飢餓ゼロを目ざす
事例3.経営にまつわる新テーマを掲げ、プレスリリースで発表
会員制マーケットリサーチサービスを提供する株式会社SVPジャパンは、「経営の新常識『生物多様性』」と題したインサイトレポートを公開し、プレスリリースで発表しました。新しい経営テーマとし「生物多様性」を挙げ、その概念や国際機関・日本政府の動きなどをまとめています。
やや複雑な要素を含むプレスリリースですが、可視化して理解しやすいイラストを掲載し、ビジュアル面から訴求したのがGOODです。「国連加盟記念日」に関する事例ではないものの、自社や国際的な理念・活動をプレスリリースで配信し、メディア関係者をはじめとする多くのステークホルダーへの認知拡大効果に寄与した好事例といえるでしょう。
「国連加盟記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
5月18日の「国連加盟記念日」は、国際的な取り組みに注目が集まり、国連のプロジェクトやボランティア活動を想起させるきっかけになる日です。
国連に直結する事業内容でなくても、国際的な取り組みを行う企業であれば、「国連加盟記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国連加盟記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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