
国際家族デー
9月29日は「洋菓子の日」。今回は「洋菓子の日」の意味や由来を解説します。
また、「洋菓子の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にスイーツの製造・販売を手がける企業や、飲食業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
9月29日は「洋菓子の日」です。フランスでは菓子職人の守護聖人とされているサン・ミシェル(大天使ミカエル)を記念する祝日が9月29日であることにちなみ、三重県洋菓子協会が2002年に制定しました。
そもそも伝統的な日本の「和菓子」に対し、西洋から持ち込まれたお菓子を区別するため「洋菓子」と称していましたが、今や「お菓子」「スイーツ」という言葉ですぐに洋菓子を想起する人が多いかもしれません。
あえて「洋菓子」という言い方をすることで少しレトロな雰囲気も感じさせる記念日ですので、歴史ある商品などの広報PR施策を行うのもおすすめです。
「洋菓子の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「洋菓子の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「洋菓子の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「洋菓子の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「洋菓子の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「洋菓子の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「洋菓子の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「洋菓子の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
直接「洋菓子の日」にちなんだ広報PR事例でなくても、今後の参考になるでしょう。
洋菓子を中心とした老舗食品メーカーの株式会社不二家は、「マロンモンブラン」の半額セールを全国の不二家洋菓子店にて3日間限定で実施することをプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、長年愛されている「マロンモンブラン」の特徴と半額提供の詳細を掲載。提供機関や価格、予約についての情報がひと目でわかるように枠線を用いて掲載しているのがGOODです。さらに、9月から発売となる旬の素材を使用した“秋の味覚”を楽しむスイーツを画像とともに紹介。「洋菓子の日」に関する発信ではありませんが、季節に合わせた広報PRが参考になります。
参考:秋もスイーツでみんなを応援! 秋だ! 味覚だ! スイーツフェア 不二家洋菓子店「マロンモンブラン」半額セールを2024年9月13日(金)~15日(日)の3日間限定で実施
株式会社グレープストーンのスイーツブランド「TOKYOチューリップローズ」は、秋限定で栗のおいしさをまるごと味わえるカヌレを発売することをプレスリリースで配信。パティシエとしてあらゆる洋菓子の技術を磨いた金井理仁シェフによる、『チューリップローズ カヌレ・マロン』を期間限定で発売します。
プレスリリースのメイン画像には、シズル感のあるカヌレの写真を大きく掲載。カヌレの断面図のアップを載せているのも商品の魅力が伝わりGOODです。商品の発売情報だけでなく、家でできたてのカヌレのおいしさを復活させる方法を解説しているのもポイントです。記念日にちなんだ事例ではないものの、画像の使い方が参考になるプレスリリースです。
参考:秋限定!栗のおいしさをまるごと味わうカヌレが新登場【TOKYOチューリップローズ】
和洋菓子の菓子類の製造並びに販売を行う株式会社鎌倉紅谷は、素材のおいしさを詰め込んだ新商品「ポケットブラウニー」についてプレスリリースを配信しました。「ポケットブラウニー」は、2024年9月12日から全直営店舗、鎌倉紅谷の公式オンラインショップにて発売を開始します。
プレスリリースでは、商品のパッケージや内容がわかる写真を掲載。「開発背景」や「おいしさへのこだわり」など、見出しを立てて項目ごとに丁寧に記された構成がGOODです。「洋菓子の日」にちなんだ広報PRではありませんが、新商品の魅力が伝わる好事例です。
参考:素材のおいしさを詰め込んだブラウニーで〈幸せなひとやすみ〉を。新商品「ポケットブラウニー」
「洋菓子の日」は、洋菓子やスイーツに注目が集まる日です。特に、どこか懐かしさのあるようなスイーツを想起させるきっかけになるでしょう。
スイーツの製造を手がける企業の方や、飲食業を展開する企業の方にとっては特に、「洋菓子の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと洋菓子の日をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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