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くじらの日(9月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日くじらの日(9月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月4日は「くじらの日」。今回は「くじらの日」の意味や由来を解説します。

また、「くじらの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に鯨に関する商品・サービスを提供する企業や、鯨類を研究・飼育する施設の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「くじらの日」の意味・由来とは?

9月4日は「くじらの日」です。「鯨(くじら)と日本人の共生を考える日」として、一般財団法人日本鯨類研究所が「9(く)4(じら)」の語呂合わせでこの日に制定。同研究所では、水産資源の適切な管理・利用の目的で、くじら鯨をはじめとする海産哺乳類の研究・調査などを行っています。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「くじらの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「くじらの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「くじらの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「くじらの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「くじらの日」を元に発信をする流れ

「くじらの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「くじらの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「くじらの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「くじらの日」を広報PRに活かした事例

「くじらの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「くじらの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また「くじらの日」に合わせた事例ではないものも、今後「くじらの日」を活かした広報PR活動を実施する際のヒントになるでしょう。

事例1.最新の研究結果を反映させたクジラに関する絵本を発売

株式会社講談社は、2022年9月1日に発売する最新の科学絵本『クジラの進化』の予約販売の受け付けを、発売日の1ヵ月前となる8月1日に開始。最新の研究結果を反映し、5000年前の水かきのあるクジラ「パキケタス」を描くほか、物語として読める構成も特徴の1冊です。

「くじらの日」に合わせたプレスリリースではありませんが、プレスリリース内で9月4日の「くじらの日」に触れ、同書を通して生命の奇跡に想いを馳せてもらいたいということを伝えています。書籍の一部を画像で紹介している点もGOODポイント。臨場感あふれるイラストを掲載し、読み手の興味や関心を集める工夫が施されています。

参考:5000万年前のクジラは歩いていた! 最新の研究結果を反映させた、美しい科学絵本『クジラの進化』予約受付開始!

事例2.日本の鯨食文化の支援を目的に生食用クジラをネットで販売

グルメ食品のネット販売を中心に事業展開する株式会社食文化は、9月4日の「くじらの日」に合わせ、「北西太平洋水揚げ『無凍結ニタリ鯨』生食用の赤肉・尾肉」を販売することを告知。捕鯨と生産販売を行う「共同船舶」と、豊洲市場の水産仲卸の「東京海洋資源研究所」の協力により実現した取り組みです。

プレスリリースでは、2022年8月31日に荷揚げし、9月2日に豊洲市場への上場を予定していることも記載し、「くじらの日」に合わせたスケジュールで販売することをアピール。さらに、自社のサービスを通して、鯨の消費と認知拡大を狙い、存続の危機にある日本の鯨食文化を支援する取り組みであることも述べています。

参考:古くから続く捕鯨と鯨食文化を応援!豊洲市場ドットコムでは、初の『ニタリクジラの生肉の予約販売』を行います。

事例3.繁殖プロジェクトによって誕生したイルカについて報告

株式会社アワーズが運営する、和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドは、2016年に立ち上げた鯨類繁殖プロジェクトにおいて、2022年8月23日にバンドウイルカの赤ちゃんが誕生したことを報告。母子ともに問題なく泳いでいることを知らせています。

「くじらの日」に関連するプレスリリースではありませんが、独自のプロジェクトによってバンドウイルカが誕生したことを伝えるとともに、これまでのプロジェクト実績も伝え、同園が鯨類の繁殖に積極的に取り組んでいることをアピールしています。また、公開時期は未定であるものの、生まれたばかりの赤ちゃんイルカの画像を掲載し、来園への意欲に訴求しています。

参考:アドベンチャーワールド 鯨類繁殖プロジェクト 8月23日(火)バンドウイルカの赤ちゃんが誕生しました!

「くじらの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「くじらの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

鯨に関する商品・サービスを展開する企業や、実際に鯨類を飼育している施設などは、「くじらの日」に合わせたプレスリリースを配信してみるのはいかがでしょうか。また、9月4日の「くじらの日」にイベントやキャンペーンを実施するのも一案です。

記念日に合わせた広報PR活動は、多くの人に自社の取り組みを周知できるきっかけとなるでしょう。

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