
生酒の日
6月3日は「世界自転車デー」。今回は「世界自転車デー」の意味や由来を解説します。
また、「世界自転車デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に自転車や関連商品を扱う企業の方、レースイベントの企画運営に携わっている方はぜひ参考にしてみてください。
6月3日は「世界自転車デー(World Bicycle Day)」です。2018年(平成30年)、国連総会にて制定されました。
国連総会では、自転車の独自性や耐久性、多用途性が認められ、シンプルで手ごろな価格帯であり、環境にやさしい持続可能な交通手段として世界中に自転車の活用をすすめています。
比較的新しい記念日ですが、自転車は日本人にとっても身近な存在です。自社で製造・販売している自転車を紹介したり、ヘルメットなどの関連商品をプレスリリースで取り上げたりといった広報PR施策に役立つでしょう。
「世界自転車デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界自転車デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界自転車デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「世界自転車デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「世界自転車デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界自転車デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「世界自転車デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「世界自転車デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「世界自転車デー」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。
大阪府堺市役所は、2025年5月18日に開催する「ツアー・オブ・ジャパン2025 堺ステージ」についてプレスリリースを配信しました。UCI(国際自転車競技連合)公認の国際サイクルロードレースとして知られており、ライブ放送の実施も発表しています。
「世界自転車デー」に関する事例ではありませんが、国内最大規模の国際的な大会であることから、メディア関係者・生活者の幅広い層へアプローチが期待できるでしょう。今回の大会についてだけでなく、堺市エリアならではの地域性がわかる取り組みをピックアップしたプレスリリースもGOODです。
参考:国内最大規模の国際サイクルロードレース「ツアー・オブ・ジャパン2025 堺ステージ」を開催します
埼玉県さいたま市は、ツール・ド・フランス サイクルシティにおいて「レベル2 : 自転車を促進するための計画的な政策を持つ自治体」に認定されたことをプレスリリースで発表しました。世界的な自動車ロードレースを主催するA.S.O.が、自転車普及を目的に実施している制度です。
「世界自転車デー」のプレスリリースではありませんが、制度に関する概要をふまえたうえで評価ポイント、評価コメントなどを展開した構成が参考になる事例です。また市長コメントを掲載し、市としての取り組みや展望を訴求したのもGOODです。
参考:さいたま市が『ツール・ド・フランス サイクルシティ』ラベルを授与 アジアの都市では初の認定
辰巳出版株式会社は、ライフスタイル誌『自転車日和』の最新刊のプレスリリースを配信しました。vol.65となる本誌では、愛車のカスタマイズ方法や神奈川県のサイクリングコースなどを紹介しています。
こちらも「世界自転車デー」の事例ではありませんが、自転車に特化した雑誌として、特集内容がわかるようページ写真も掲載しながら訴求したのが魅力です。発売日の直前にプレスリリースを配信することで、認知拡大・販売促進効果も期待できるでしょう。
参考:自転車の“楽しみ方”を再発見! 『自転車日和』vol.65は5月21日(火)発売
6月3日の「世界自転車デー」は、自転車や関連商品に注目が集まりやすい日です。自転車の販売に携わっている方や、自転車部品・ヘルメットなど関連商品の製造販売を行う企業の方にとっては特に、「世界自転車デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「世界自転車デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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