世界哲学デー
11月21日は「世界哲学デー」。今回は「世界哲学デー」の意味や由来を解説します。
また、「世界哲学デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に出版業界の方や教育関係の方はぜひ参考にしてみてください。
「世界哲学デー」の意味・由来とは?
11月21日は「世界哲学デー」です。ユネスコによって、毎年11月の第3木曜日に制定されました。人類の思想の発展、各文化、各個人にとって哲学が持つ永続的な価値を強調することを目的としています。
ユネスコではこの日に哲学者や教師をはじめ、あらゆる人が哲学的対話やワークショップ、文化イベントなどに参加することを奨励しています。
国内では「世界哲学デー」に合わせたイベントなどは少ないものの、哲学や思想に絡めてさまざまな分野で広報PRに活用できそうな記念日です。
「世界哲学デー」をきっかけに広報PR活動をする効果
「世界哲学デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界哲学デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界哲学デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「世界哲学デー」を元に発信をする流れ
「世界哲学デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「世界哲学デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界哲学デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「世界哲学デー」を広報PRに活かした事例
「世界哲学デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「世界哲学デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「世界哲学デー」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.NPOによる「生きづらさ」をテーマとした講座を開催
東京都国立市のローカルNPOである一般社団法人眞山舎は、「生きづらさ」をテーマとした講座を開催したとプレスリリースで発信しました。市内市外から計24名が参加したとのことです。
プレスリリースでは、実施中の写真と講座で話された内容を掲載し、当日の様子がよくわかる構成になっています。参加者の声を紹介することで、どんな反響があったのか伝わってくるのもGOOD。
記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、哲学に関するイベントの広報PR施策として参考になる事例です。
参考:「「生きづらさ」はなんとかなるのか -人権とケアの哲学原理を暮らしに活かす方法-」を開催しました
事例2.現代を生き抜くための哲学を伝える書籍を発売
出版社の株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは、『心穏やかに生きる哲学 ストア派に学ぶストレスフルな時代を生きる考え方』(ブリジッド・ディレイニー著、鶴見紀子訳)を発売。プレスリリースで書籍の詳細を配信しました。
プレスリリースでは本書の内容がわかる画像を複数掲載し、その画像を見るだけでも内容がイメージできるようになっています。「こんな人におすすめ」と項目を立て、訴求しているのもGOODです。
「世界哲学デー」にちなんだプレスリリースではありませんが、哲学をテーマとした書籍を広報PRするプレスリリースとして参考になります。
参考:シリコンバレーが求める現代を生き抜くための哲人の知恵『心穏やかに生きる哲学 ストア派に学ぶストレスフルな時代を生きる考え方』が発売!
事例3.ヤマハでマネジメントプラットフォーム『哲学クラウド』導入
マネジメントプラットフォーム『哲学クラウド』の開発・運営をする株式会社ShiruBeは、ヤマハ株式会社の人事部に『哲学クラウド』が導入されたことをプレスリリースで発表。ヤマハ人事部員向けに「哲学対話」が実施されました。
プレスリリースでは、『哲学クラウド』の導入背景やをインタビューコメントを抜粋して紹介しています。さらに、実施内容、効果などを詳細に記載。プレスリリースからサービス案内の導線がしっかり確保されているのがGOODです。
記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、哲学に関するサービスや導入事例の発信の際に参考になる好事例です。
参考:ヤマハ株式会社人事部が『哲学クラウド』の哲学対話を実施。哲学者との対話を通して見えてきた「ヤマハ式成長モデル」
「世界哲学デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月21日の「世界哲学デー」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。
「世界哲学デー」は、哲学や思想に関する取り組みへ注目が集まりやすい日です。出版関係の方や教育関係の方はこの記念日を切り口としたイベントやワークショップ行う良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ「世界哲学デー」を絡めた広報PR施策を考えてみてください。
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