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世界標準の日(10月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界標準の日(10月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月14日は「世界標準の日」。今回は「世界標準の日」の意味や由来を解説します。

また、「世界標準の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に電子・電機業界の方や通信業界の方、国際規格の製品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。

「世界標準の日」の意味・由来とは?

10月14日は「世界標準の日」です。1960年(昭和35年)に国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)によって制定されました。

1946年(昭和21年)のこの日、25ヵ国がイギリス・ロンドンにて標準化を促進するための世界的規模の組織を創設することを決定したことに由来しています。世界標準を策定した人たちに感謝するとともに労をねぎらい、また、標準の管理者や業界、消費者に対し、世界経済の標準化の重要性について意識を高めてもらうことを目的としています。

日本では毎年この日を含む10月を「産業標準化推進月間」と定め、広報活動や表彰、講演会などを実施しています。

「世界標準の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「世界標準の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界標準の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界標準の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界標準の日」を元に発信をする流れ

「世界標準の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界標準の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界標準の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界標準の日」を広報PRに活かした事例

「世界標準の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界標準の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「世界標準の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.産業標準化推進月間に開催するイベント情報をプレスリリース配信

一般財団法人・日本規格協会は、2023年10月に開催する「標準化と品質管理地区大会」のイベント情報をプレスリリースで発表しました。産業標準化推進月間に、全国6ヵ所で実施します。

どんなイベントかがわかるようなプレスリリースのリード文がGOODです。本文はイベントのイメージ画像を掲載したうえで、大会についての詳細とスケジュールを各エリアの開催日と会場がわかりやすいよう、表にまとめている点も参考になります。「世界標準の日」にちなんだものではありませんが、産業標準化推進月間に特別なプロジェクトを展開する同会ならではの広報PRといえるでしょう。

参考:【お申込み受付中!】標準化と品質管理地区大会2023が全国6カ所で開催!

事例2.SDGsの品質に関わる国際認証を取得

株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメントが運営する宿泊施設「ニッコースタイル名古屋」は、東海地方および北陸地方のホテルとして初めて、宿泊施設の国際認証「Sakura Quality An ESG Practice」の「4御衣黄(ぎょいこう)ザクラ」を取得。詳細をプレスリリースで配信しました。

この国際認証は、ホテルや旅館などの品質を認証する国際的な制度で、今回取得したカテゴリでは「顧客が増えるほど地域環境をよくする施設」という位置づけで評価されています。プレスリリースでは、一般的には馴染みのない制度をわかりやすく紹介したうえで、ホテルのこだわりや具体的な取り組みを記載。認証マークをはじめ、ホテル館内のイメージが伝わる画像を複数ピックアップしているのもGOODです。

参考:【ニッコースタイル名古屋】SDGsを実践する宿泊施設の国際認証 「Sakura Quality An ESG Practice」東海・北陸地方のホテルで初めて「4御衣黄ザクラ」を取得

事例3.リブランディングした無添加ヘアケアブランドを新発売

化粧品や健康食品、医薬部外品などの販売を手掛ける株式会社レッドビジョンは、同社が手掛ける無添加ヘアケアブランド「マイナチュレ」に関して情報を公開しました。新商品の発売情報に加え、「地肌力」の向上にフォーカスしたスカルプケアブランドへのリブランディングを知らせるプレスリリースです。

自然由来にこだわる同ブランドにおいて、ISOが制定した国際基準に則って成分表記を行っている点に言及。「世界標準の日」のプレスリリースではありませんが、商品画像や原料のイメージ画像を多数掲載した紹介文や、各商品のポイントのまとめ方が参考になります。

参考:愛され続けて13年目の「マイナチュレ」、“地肌力”を高めることに徹底フォーカスしたスカルプケアブランドに生まれ変わり2023年5月17日新発売

「世界標準の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「世界標準の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「世界標準の日」には、標準というワードに注目が集まります。国際規格の商品やサービスの広報PRはもちろん、身の回りの「標準」に焦点をあてた調査リリースを出すのも一案です。

「世界標準の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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