
生理をジェンダーレスで考える日
3月27日は「世界演劇の日」。今回は「世界演劇の日」の意味や由来を解説します。
また、「世界演劇の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に演劇業界の方やエンターテインメント業界の方、演劇に関連する商品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。
3月27日は「世界演劇の日」です。国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の外郭団体である国際演劇協会(ITI)によって制定。日付は、国際的な演劇フェスティバルの先駆けである「シアター・オブ・ネイションズ」の第1回開催日に由来しています。
1961年オーストリア・ウィーンで開催されたITI総会にて、ITIフィンランド・センターから「世界の舞台人が舞台芸術への思いを共有する日を」という提案があり、1962年3月27日に初めて「世界演劇の日」に関するメッセージが発信されました。
「世界の国々が舞台芸術を通して平和を願う」ことを目的としており、この日を中心に記念イベントが開催されています。
「世界演劇の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界演劇の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界演劇の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「世界演劇の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「世界演劇の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界演劇の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「世界演劇の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「世界演劇の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「世界演劇の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
ロングランプランニング株式会社は、演劇ユニット「King’s Men(キングスメン)」が主催する「マクベス」のプレスリリースを配信しました。東京都の高円寺で、5月14日から16日にかけて上演する舞台作品です。
プレスリリースでは、ポスター写真を2枚掲載し、本文で「本公演に向けて」「King’s Men (キングスメン)とは」といった見出しを設けて詳細を訴求しています。記念日に関する事例ではありませんが、シェイクスピアの悲劇の代表作であることや、「新たな世界観で描いた」演劇であることをアピールした記事内容がGOODです。
参考:演劇ユニットキングスメンが新たな世界観で描き出す傑作古典 『マクベス』ビジュアル解禁
株式会社ホリプロは、特別番組「近未来のロミオとジュリエット-アンミカ激推し!若いエネルギーが舞台で爆発」の無料見逃し配信情報をプレスリリースで発表しました。マシュー・ボーン氏によるバレエ劇「ロミオ+ジュリエット」の魅力に迫るプログラムです。
プレスリリースでは番組概要を押さえたうえで、「ここがすごい!」と3つのポイントをピックアップしたのが特徴。「世界演劇の日」にちなんだものではありませんが、放送内容の一部がわかる写真を掲載することで、訴求したい要素や魅力を視覚的にアピールした参考事例です。
参考:【4月来日公演開幕】マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』特別番組「近未来のロミオとジュリエット-アンミカ激推し!若いエネルギーが舞台で爆発」無料見逃し配信スタート!
カルチャヴィル合同会社は、イギリス発のサッカー演劇「ディア・イングランド」についてプレスリリースを配信しました。フリーアナウンサーやタレントなどのコメントを紹介し、トークイベントの開催情報も掲載しています。
作品を知らない人があらすじや特徴を把握しやすいよう、動画も交えた記事構成がGOODポイント。メディア関係者の関心を引きやすいプレスリリースは、配信後注目を集めました。「世界演劇の日」の事例ではありませんが、イベントや上映作品に関する広報PR施策として参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:イギリス発!興奮・感動のサッカー演劇が日本劇場公開に!ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)『ディア・イングランド』にサッカー&演劇業界の著名者から推薦コメントが到着しました
3月27日の「世界演劇の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「世界演劇の日」には、演劇や俳優さんなどに注目が集まります。また、演劇は演者だけでなく、衣装や舞台装置といったさまざまな物によって成り立っているため、演劇をさまざま視点でとらえてPRに活かしてもよいでしょう。
今一度「世界演劇の日」をきっかけに自社製品やサービスなどを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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