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世界トイレデー(11月19日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日世界トイレデー(11月19日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

11月19日は「世界トイレデー」。今回は「世界トイレデー」の意味や由来を解説します。

また、「世界トイレデー」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に住宅設備を扱う企業の方や、衛生環境の改善に取り組んでいる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「世界トイレデー」の意味・由来とは?

11月19日は「世界トイレデー」です。2013年の国連総会で正式に制定されました。

日付は、2001年の11月19日に「世界トイレ機関(WTO: World Toilet Organization)」および「世界トイレサミット」が創設されたことを記念しています。

日常的にトイレが使えず、困難に直面している人が世界には未だ多い現状について知ってもらい、改善につなげていくことが目的です。

なお、国連が採択したSDGs(持続可能な開発目標)のひとつとしても、「2030年までに、すべての人が安全な水とトイレを利用できる状況を実現し、その持続可能な管理を確立する」という目標が掲げられています。

「世界トイレデー」には、世界の各地でトイレに関するイベントが開催されています。

「世界トイレデー」をきっかけに広報PR活動する効果

「世界トイレデー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界トイレデー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界トイレデー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界トイレデー」を元に発信をする流れ

「世界トイレデー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界トイレデー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界トイレデー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界トイレデー」を広報PRに活かした事例

「世界トイレデー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界トイレデー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「世界トイレデー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.記念日にちなんで保育園・幼稚園向けの腸活プログラムを実施

食品メーカーの森永乳業株式会社は、日本トイレ研究所と、教育機関でのイベント撮影などを行う千株式会社と共同で、最大で全国150カ所の保育園・幼稚園の園児10,000人を対象に、腸活を応援するプログラムを実施するとプレスリリースで発表しました。11月10日の「トイレの日」と、11月19日の「世界トイレデー」にちなんで、この期間に開催します。

プレスリリースのタイトルに「最大で全国150カ所10,000人の園児を対象」という規模感の伝わるフレーズを入れ、注目を集めるフックとなっています。また3社共同で行う背景についても丁寧に説明し、共感を得られるよう工夫されているのもGOODです。

記念日に合わせた広報PRとして、また複数社合同で行うキャンペーンとして参考になる事例です。

参考:森永チルミル×日本トイレ研究所×はいチーズ!11月10日(トイレの日)~11月19日(世界トイレデー)最大で全国150カ所10,000人の園児を対象に子どもたちの腸活を応援

事例2.能登半島地震から考える災害トイレに関するシンポジウム開催

トイレに関すると取り組みを行う一般社団法人 日本トイレ協会は、東京ビッグサイトにて「第40回全国トイレシンポジウム」を開催するとプレスリリースで発表。テーマは「能登半島地震の経験から考えるインクルーシブ防災と災害トイレ」です。

プレスリリースでは、開催背景やプログラムをブロックごとに分けてわかりやすく掲載。チラシデータをダウンロードできるようになっているのも親切です。記念日に関連したシンポジウムではありませんが、トイレに関するイベントのプレスリリースとして参考になる事例です。

参考:第40回 全国トイレシンポジウムを開催 <11月20日(水)>

事例3.SDGs「安全な水とトイレを世界中に」のための募金活動実施

非認知能力に特化した対話型の学び舎を運営株式会社こころことばアカデミーは、同社が提供するプログラム「やってみ!」の一環で、小学5年生の子ども達が募金活動を行うと、プレスリリースで発表しました。

プレスリリースのタイトルに「SDGs」というフックとなるワードを入れ、目が留まるよう工夫されています。取り組みに参加する小学生の写真もたくさん掲載し、熱心な様子が伝わってくるのもGOODです。記念日に関連した広報PRではありませんが、SDGs6番をテーマにした取り組みとして、参考になる事例です。

参考:小学5年生がSDGs6番「安全な水とトイレを世界中に」実現に向け天神で募金活動を実施!10/20(日)13:00~子ども達が1から考える社会貢献活動をこころことばアカデミーが応援します!

「世界トイレデー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

11月19日の「世界トイレデー」は、トイレに注目が集まり、女性の生理にかかわる問題や衛生問題をも想起させるきっかけになる日です。

トイレに関連するサービスを手がける企業の方や、女性のケアに取り組む企業の方にとっては特に、「世界トイレデー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「世界トイレデー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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