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世界肝炎デー(7月28日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界肝炎デー(7月28日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

7月28日は「世界肝炎デー」。今回は「世界肝炎デー」の意味や由来を解説します。

また、「世界肝炎デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に医療業界の方や治療薬の開発を行っている企業、肝炎患者のサポートなどを行っている企業、地方自治体などはぜひ参考にしてみてください。

「世界肝炎デー」の意味・由来とは?

7月28日は「世界肝炎デー」です。2010(平成22)年に世界保健機関(WHO)によって制定された記念日で、ウイルス性肝炎の蔓延防止、感染予防と感染者に対する差別偏見の解消を目的しています。

世界保健機関(WHO)は、毎年この日に肝炎に対する啓蒙活動の呼びかけを実施。日本では、厚生労働省が同日を「日本肝炎デー」とし、肝炎に関する正しい知識の普及啓発や情報提供を行っています。

毎年この日には、さまざまな医療機関や自治体が肝炎に関する知識や検査についての情報を発信しています。

「世界肝炎デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「世界肝炎デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界肝炎デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界肝炎デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界肝炎デー」を元に発信をする流れ

「世界肝炎デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界肝炎デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界肝炎デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界肝炎デー」を広報PRに活かした事例

「世界肝炎デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界肝炎デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものの、肝疾患などにかかわるプレスリリースは、今後「世界肝炎デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.「世界肝炎デー」「日本肝炎デー」に先駆けてプレスリリース配信

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンは、2023年7月28日の「世界肝炎デー」と「日本肝炎デー」にちなんだプレスリリースを配信しました。国際的な記念日に先立って、肝炎患者団体の代表2人と、日本の関係者による合同記者会見を実施。

プレスリリースでは、記者会見の場所・日時・登壇者といった情報を紹介しています。併せて、同団体が展開する支援事業のクラウドファンディンについても訴求しました。プレスリリースで発信することで、メディア関係者をはじめ多くの人に認知を拡大した好事例といえるでしょう。

参考:【7/21記者会見】肝炎に苦しむアフリカ・ブルキナファソ、日本のNGOと医師が命を救う対策に挑む(7/28世界・日本肝炎デーによせて)

事例2.「世界肝炎デー」にちなんだイベントレポートを配信

エイベックス・アライアンス&パートナーズ株式会社は、2023年7月28日の「世界肝炎デー」「日本肝炎デー」、および7月24日から30日までの「肝炎週間」に合わせてプレスリリースを配信。2012年から実施している「知って、肝炎プロジェクト・健康一番プロジェクト」の一環として行われたイベントレポートです。

プレスリリースでは、本イベントの実施内容をプログラムごとにピックアップし、登壇者のコメントとともに詳細を紹介しています。当日の様子がわかる写真も複数掲載し、読み手に雰囲気が伝わるよう配慮された構成がGOODです。

参考:世界・日本肝炎デーに向け、 「健康デー2023」を開催 中学生と一緒に考える“健康”のこと

事例3.「世界肝炎デー」の啓発活動の演出・制作を発表

クリエイティブカンパニーの株式会社ネイキッドは、バイオ医薬品企業のギリアド・サイエンシズ株式会社が発信する啓発スペシャルムービーの演出・制作を手掛けることをプレスリリースで発表しました。2023年7月28日の「世界肝炎デー」に合わせて、27日・28日の2日間、全国4会場でプロジェクションマッピングを放映するプロジェクトです。

文字だけでは想像しづらい企画を、イメージ画像を掲載することで可視化したのがGOODポイント。記念日を明記するだけでなく、おもな開催場所がひと目でわかるシンプルなタイトルも魅力的な広報PR事例です。

参考:東京タワー、世界遺産・二条城など全国4箇所で、「世界肝炎デー」啓発イベント

「世界肝炎デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「世界肝炎デー」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「世界肝炎デー」に関連するイベントやキャンペーンを開催したり、肝炎や肝臓に関わる病気に関する調査リリースを出したりするのも一案です。また、自社で独自に肝炎に関する啓蒙活動をしている場合は、積極的に発信するとよいでしょう。

「世界肝炎デー」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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