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世界観光の日(9月27日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界観光の日(9月27日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月27日は「世界観光の日(世界観光デー)」。今回は「世界観光の日」の意味や由来を解説します。

また、「世界観光の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に取り入れている事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に観光業界の方や、海外旅行の商品を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「世界観光の日」の意味・由来とは?

9月27日は「世界観光の日(世界観光デー)」です。1979年9月、スペインで開催された第3回世界観光機関(WTO)の総会にて、記念日が発案・決議されました。制定年は、決議の翌年となる1980年です

日付は、1970年9月27日にWTO憲章が採択され、世界観光における重要な節目となった出来事にちなんでいます。世界各国の人々へ、国内外への観光を啓発することがおもな目的です。なお、2003年にWTOは国際連合の専門機関となったため、略称も「UNWTO」に変更されました。

毎年9月27日やその前後には、UNWTOを筆頭に「世界観光の日」にちなんだイベントやキャンペーンが行われています。国際デーであるため、日本国内だけでなく、外国人旅行客をターゲットとした広報PR活動にも活かせるでしょう。

「世界観光の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「世界観光の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界観光の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界観光の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界観光の日」を元に発信をする流れ

「世界観光の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界観光の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界観光の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界観光の日」を広報PRに活かした事例

「世界観光の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界観光の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「世界観光の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.「世界観光の日」に先駆けてアンケート調査を実施

オーストラリアのケアンズ観光局は、2024年9月27日の「世界観光の日」にちなんだプレスリリースを配信しました。国際的な記念日に先駆けて、ケアンズに旅行中の観光客22組と、ケアンズ内の観光業20社を対象としたアンケート調査を実施。

記念日のみを掲載したシンプルなタイトルが特徴的で、旅行人数・滞在期間や直近1年での観光客の変化など、旅行客と観光業の2つの視点から現状を訴求したのもGOODです。画像とグラフを掲載することで、豊富な情報量でも読みやすいプレスリリースに仕上がっています。

参考:9月27日は「世界観光の日」

事例2.海外ゲストのサポート活動を「世界観光の日」にちなんで発信

アパートメントホテル「MIMARU」を運営する株式会社コスモスホテルマネジメントは、「ゲスト・地域とのつながり」をテーマにしたサポート活動についてプレスリリースを配信しました。東京・大阪・京都の各施設で展開する取り組みで、9月27日の「世界観光の日」に絡めながら紹介しています。

実際の取り組みの様子を複数の写真とともに紹介し、海外ゲストとの交流について訴求したのがGOODポイント。イベントレポートとしてプレスリリースを公開することで、自社の活動や理念について知ってもらう機会にもつながっています。

参考:MIMARUのSDGs -Vol.4 <ゲストと地域をつなぐ>

事例3.「世界観光の日」にちなんだワークショップを開催

世界20ヵ国で展開するグローバル教育ブランド「キュリオキッズ(CURIOOkids)」を運営するCURIOOJAPAN株式会社は、「世界観光の日 ワークショップ」の開催をプレスリリースで発表。住民の福祉の向上に寄与することを目的とした一般財団法人福岡コンベンションセンターとの共催です。

「世界観光の日」に関したイベントであることがひと目でわかるプレスリリースのタイトルや、イベントのイメージ写真とともに開催への想いや目的が伝えられているのがGOOD。福岡市の小学生を集めて、福岡市についての知識を深めてその魅力を伝えるポスターを作る「世界観光の日 ワークショップ」の詳細と概要をわかりやすく記載された好事例です。記念日に合わせてワークショップを開催する際の参考になるプレスリリースです。

参考:〜小学生が福岡市の魅力を世界に〜世界観光の日 ワークショップ

「世界観光の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

9月27日の「世界観光の日」は、国内外への旅行を促しやすい記念日です。観光業界の方や、旅行プランを企画・販売している方にとっては特に、「世界観光の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「世界観光の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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