
国際家族デー
12月20日は「ブリの日」。今回は「ブリの日」の意味や由来を解説します。
また、「ブリの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に水産業界の方や、料理や食品に携わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
12月20日は「ブリの日」です。ブリは漢字で「鰤」と書き、旧暦12月を意味する師走の「師」を文字の一部に含むことから12月に、さらに「ブ(2)リ(0)」という語呂合わせと合わせて12月20日とされています。
また、ブリは成長によって呼び名が変わる「出世魚」で縁起が良いとされ、大晦日や正月に食べられる食材でもあります。
「ブリの日」が定められたきっかけや制定した機関などは不明ですが、上記の理由やブリの旬の時期であることにちなみ、12月20日が「ブリの日」とされるようになりました。
「ブリの日」にちなんだ特定のイベントは開催されていませんが、毎年12月~2月にかけて富山の氷見寒ブリをアピールするキャンペーン「ひみぶりフェア」などが開催されています。
「ブリの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ブリの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ブリの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ブリの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ブリの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ブリの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ブリの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ブリの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
記念日に関した事例ではないものも、今後「ブリの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
ユーアールエー株式会社は、同社が運営する淡路ハイウェイオアシスの鮨処「すし富」にて販売する新メニューを発表。2023年11月3日から、1ヵ月限定でブリを使ったメニューを提供する取り組みです。
「ブリの日」のプレスリリースではありませんが、冬期ならではの食材に特化したメニューを展開し、具体的な写真を交えながら紹介した記事内容がGOOD。期間限定メニューをきっかけに、店舗の認知拡大効果も期待できる広報PR事例です。
参考:鮨職人が握る淡路島の本格鮨処 淡路ハイウェイオアシス「すし富」より「鰤」を使った11月限定数量メニュー登場!
東急ホテルズ&リゾーツ株式会社は、2023年10月1日から11月30日にかけて、羽田エクセルホテル東急にて「宮崎フェア」と題した期間限定イベントを開催。詳細をプレスリリースで配信しました。
ランチコースとディナーコースを設けており、ブリの炙り焼きや宮崎マンゴーなど、地域の食材を豊富に使ったメニューラインナップが特徴的です。「ブリの日」の広報PRではありませんが、プレスリリースには視覚にアプローチするイメージ写真の数々や、各メニューを紹介。足を運びたくなるような記事の構成・内容です。
参考:宮崎牛・地頭鶏・へべすブリなど、宮崎県の食材を堪能するフェア開催
北海道の東部に位置する白糠町(しらぬかちょう)は、ふるさと納税での取り扱い商品についてプレスリリースを配信しました。漁獲量が増加しているブリの消費拡大に向けて、「極寒ブリ」と名付けたブリを「ブリしゃぶセット」として返礼品に加える取り組みです。
7kgを超えるブリを船上で活締めし、ブランド化することで差別化を図っているのが特徴。プレスリリースでは、ふるさと納税の返礼品であるセット商品の画像だけでなく、漁の様子を多数の写真で紹介したのがGOODです。記念日にちなんだ発信ではありませんが、ブリに関する広報PRとして参考になる事例ではないでしょうか。
参考:【北海道白糠町】ブリ豊漁も“食べる文化ない”から新たな名産品へと展開!
12月20日の「ブリの日」は、ブリに注目が集まり、季節や正月料理を想起させるきっかけになる日です。
水産業に携わる方や、飲食業を手がける企業の方にとっては特に、「ブリの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ブリの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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