
スリパ(スリープパフォーマンス)の日
10月8日は「ようかんの日」。今回は「ようかんの日」の意味や由来を解説します。
また、「ようかんの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、スイーツの製造・販売に携わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月8日は「ようかんの日」です。練りようかん発祥の地とされる和歌山県の和菓子屋・紅葉屋本舗によって制定されました。
日付は、「食欲の秋」が深まる10月に、末広がりで縁起の良い「八」にちなんで8日ということで10月8日に。また、「いと(10)おいしいよう(8)かん」の語呂合わせにもかけています。
おいしいだけではなく、疲労回復に良いとされるビタミンB1を多く含むようかんを食べて元気になってもらうことが目的。
見かけこそシンプルで目立たないようかんですが、その魅力をアピールする良い機会となるでしょう。
「ようかんの日」は、一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
「ようかんの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ようかんの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ようかんの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ようかんの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ようかんの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ようかんの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ようかんの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ようかんの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ようかんの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
三菱食品株式会社は、和菓子を製造・販売する株式会社榮太樓總本鋪と共同開発した新商品についてプレスリリースを配信しました。今回販売するのは、コーヒーと組み合わせたようかんや、くず餅、おしるこなど全10商品です。
新商品2つのパッケージを掲載し、「商品特徴」として味わいや魅力を解説したのがGOODポイント。特に「ひとくちようかん珈琲」は、商品イメージが伝わりやすいような写真で独自性を伝えています。「ようかんの日」のプレスリリースではありませんが、共同開発商品ならではの強みを幅広い層に発信した好事例といえるでしょう。
参考:【榮太樓總本鋪】猿田彦珈琲こだわりのコーヒーエキス使用のひとくちようかん、国産柑橘果汁と果皮使用のど飴新商品2品、冬の甘味代表おしるこなど全10品を発売
株式会社大丸松坂屋百貨店は、大阪みやげを共創するプロジェクト「大阪ええYOKAN(ようかん)」の一環として販売する商品をプレスリリースで発表しました。2023年5月から人気を博しているシリーズから、「コメディアン」と名付けた第2弾を紹介しています。
新登場となる「コメディアン」について、商品やロゴを掲載したうでひとつずつ画像とともに紹介した構成がGOOD。「ようかんの日」に関する事例ではありませんが、写真を豊富に掲載することで視覚的にアプローチし、メディア関係者を中心に興味・関心を高めたビジュアル面が非常に参考になります。
参考:“冷やして笑って食べて!“夏のパビリオンセット”を新提案!”芸人”をモチーフにした変なようかん「コメディアン」が7月31日(水)に新登場!<大阪ええYOKAN >@大丸梅田店
株式会社アミューズは、和菓子を製造・販売する株式会社たねやとのコラボレーション商品「ディーン・フジようかん」についてプレスリリースを配信。2022年9月に販売し好評を得た同商品を、ディーン・フジオカ氏のライブ開催を記念して再販売することを発表しました。
こちらも「ようかんの日」の事例ではありませんが、アーティストと和菓子のタッグというユニークな取り組みが興味を引きます。ファンはもちろん、普段ようかんを食べる機会が少ない潜在層への認知拡大・販売促進効果も期待できるでしょう。
参考:Dean Fujiokaが和菓子のたねやと共同開発し即⽇完売した「ディーン・フジようかん」のアンコール販売が決定!
「ようかんの日」は、ようかんに注目が集まり、そのほかの和菓子や非常食を想起させるきっかけにもなる日です。
和菓子の製造・販売に携わる企業の方だけでなく、スイーツを提供する企業の方にとっては特に、「ようかんの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ようかんの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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