11月は語呂合わせがしやすいことから「いい●●の日」という記念日が多くあります。なかでも広く知られている記念日といえば「いい夫婦の日」ではないでしょうか。
「いい夫婦の日」は11月22日という日付も合わせて認知されており、理想の夫婦を選出する「パートナー・オブ・ザ・イヤー」など恒例行事も開催されています。
PR TIMESでの関連プレスリリースは、イベントなど事前告知を要するものを中心に10月から増え始めますが、多くは当月11月に配信されています。
夫婦に関する意識調査やお祝いグルメ、お互いへのギフトなどさまざまなプレスリリースが配信されるなか、注目したい「いい夫婦の日」に関するプレスリリースをPR TIMES MAGAZINE編集部がピックアップ!
今回は2019年10月16日に配信された、ニューワールド株式会社さんのプレスリリースを紐解いていきます。
◆ニューワールド株式会社さんのプレスリリースはこちら
八角形に隠された円満のメッセージ「eniマグ」11月22日(いい夫婦の日)に一般発売開始
こだわり抜いた画像素材と細やかな心配り。ニューワールド株式会社の「いい夫婦の日」プレスリリース事例
日本ブランドを世界No.1にすることを目指すニューワールド株式会社さんが運営する、日本の食器や生活雑貨をセレクトしたECサイト「CRAFT STORE」で、人気シリーズからマグカップ発売のプレスリリースです。
11月22日(いい夫婦の日)に一般発売、さらにLINE@のお友だち追加で先行発売も実施するという内容です。
こちらのプレスリリースの魅力を紐解いたところ
- イメージを瞬時に伝える画像素材
- 行動を先回りした細やかなフォロー
- 他にはない自社のストーリー
の3つのポイントが見えてきました。
GOODポイント1:イメージを瞬時に伝える画像素材
本プレスリリースの主題となるマグカップは、結婚祝いなどハレの日に贈るギフトや、大切な人との普段使いの食器など、たくさんの人との縁を結べるよう願いがこめられたブランドから発売されます。
使用されている画像には、そんなブランドの思いが込められた暖かみのある演出が随所に見られました。
暖かみのポイントの一つは、商品の持ち方。サイズ感を示すため、商品を手で持った画像は一般的に使用されますが、同社の画像はただ持つだけではない「大切に包み込むような持ち方」が印象的です。
また、カラーバリエーションを伝える平置きの写真では、プレートのマットな質感と相性の良いコンクリートのような材質の上に並べられています。上記以外の画像素材のような木製テーブル上では、生成りのプレーンカラーが同系色でぼやけてしまうことを考慮した上での工夫ではないでしょうか。
一方でクールな印象を与える傾向のあるコンクリートの特性を加味し、手前に植物を写り込ませて生活感やナチュラルさを演出し、冷たい印象になりすぎないよう調整された様子も伺えます。
その他にも本プレスリリースでは、八角形の内底が見えるよう俯瞰撮影にしたり、底のロゴが見えるよう寝かせたりといった工夫が随所に見られます。
言葉では伝わりにくい想いやイメージを視覚的に伝えられる画像素材のメリットが、プレスリリースにおいてしっかりと活用されています。
GOODポイント2:行動を先回りした細やかなフォロー
本プレスリリースでは11月22日の一般販売に先駆け、LINE@の友だち追加で先行販売に参加できるという企画が案内されています。
友だち追加方法としてただURLを貼るだけでなく、直接検索できるようLINE IDも記載されています。
ここで注目すべきなのが、IDの頭文字となる「@」も入力するよう注意書きが添えられている点です。実際に編集部でLINEで友だち検索をしてみると「@」の有無によって検索結果が異なりました。
昨今プレスリリースは報道関係者や事業者だけでなく、顧客になり得る生活者も目にする機会が増えています。そのためサービスやコンテンツにアクセスしやすいか、そこに至るまでの誘導が丁寧か、が従来よりも重要になりつつあります。
先行販売に参加できるLINE@企画はプレスリリース内でも重要な要素であり、友だち追加方法やLINE IDの記載はマストでしょう。さらに、そこに検索する際に陥りがちな注意点を先回りしてプレスリリース内で補足する、その細やかさは見習いたいポイントですね。
GOODポイント3:他にはない自社のストーリー
本プレスリリースには発売に関する情報だけでなく、商品づくりの背景やデザイナーのコメントも添えられています。
縁あって出逢った製陶所の製造工程やデザイナーの想いを生活者が知ることは商品を彩り、購入を後押しする付加価値につながります。
こうした唯一無二のストーリーを丁寧に発信することによって、「いい夫婦の日」に最適なギフトとして他商品との差別化を図れるのではないでしょうか。
PR TIMESではそのような企業・団体の持つ想いや背景を公式発表できる「PR TIMES STORY」 というサービスがあります。こちらでも発信しつつ、該当するプレスリリースにもSTORYの要素を盛り込めると良いでしょう。
PR TIMES STORYに関してはこちらの記事一覧も参考にしてみてください。
ストーリーを丁寧に伝えて記念日にぴったりな提案を
「プレスリリースではストーリーが重要」ということは近年よく謳われていますが、特に人の数だけ込められた想いのある”記念日”において、共感を呼ぶストーリーと丁寧に伝える細やかさはさらに必要不可欠なポイントとなるでしょう。
今回ご紹介したプレスリリースでは、「画像素材の作り込み」「読み手の行動を見据えた細やかな気配り」「商品に深みを与えるストーリーの発信」といった参考にしたい3つの要素がありました。
昨今では、モノだけでなく体験を記念日のギフトにするケースも増えています。その場合でも、体験後にどんな状態にあってほしいのか、どんな要素があるとギフトとして提案しやすいのかなど、自社の商品や企画に込めた想いを伝えるための工夫をしていきたいですね。
<編集/平 理沙子>
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