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ターゲットの行動から逆算!5月に使える「ゴールデンウィーク」プレスリリース事例

4月末から5月初めまで、およそ1週間の大型連休となるゴールデンウィーク。5月で最も市場が盛り上げる時期です。企業によっては、3月頃からゴールデンウィークに向けた情報発信をおこない、全体としては4月中旬から下旬頃にピークを迎え、各社さまざまな内容のPR施策を発表します。

今年のゴールデンウィークは新型コロナウイルスの影響から、平時とは異なった対応や提案が必要となってくるでしょう。

今回は、「ゴールデンウィーク」に関連したプレスリリースをPR TIMES MAGAZINE編集部でピックアップ!2019年4月11日に配信された、パラドゥ株式会社さんのプレスリリースを紐解いていきます。

◆パラドゥ株式会社さんのプレスリリースはこちら
クレンジングつきで、メイクオフまでサポート。「ParaDo(パラドゥ)」から、ハワイ気分のメイクセットが登場。身軽なリラックス旅を応援。

時節キーワードをうまく活用!パラドゥ株式会社の「ゴールデンウィーク」プレスリリース事例

パラドゥ素材

パラドゥ株式会社さんが展開する化粧品ブランド「パラドゥ」は、2000年にスタート、2017年4月にメイク直ししやすい機能と持ち運びやすさを兼ね備えた「お直しコスメ」としてリニューアルされました。求めやすい価格設定にセブン-イレブンで購入できる手軽さが人気です。

メイクキット限定品の販売に関するこちらのプレスリリースは、やはり女性系メディアを中心に話題になったようです。

一方で、ゴールデンウィークと化粧品にどんなつながりが?と思った方もいるかもしれませんね。そこで、こちらのプレスリリースのポイントを紐解いたところ

  • 時節キーワードをうまく活用
  • 幅広いメディアに対応できる豊富な素材
  • 生活者も意識した情報の盛り込み

の3点が見えてきました。

GOODポイント1:時節キーワードをうまく活用

ゴールデンウィークに向けたプレスリリースは、交通機関や商業施設・アミューズメントパークのイベント開催や旅行提案などが多いもの。こうした情報が増えるからこそ、お出かけのお供として“ポーチ忘れの救世主”となるメイクアイテムを発信されているのが特徴です。

デザインも「リラックス ハワイ」というこの時期の心情にぴったりなテーマを採用。身軽にお出かけや旅を楽しみましょう、というメッセージを込め、既存商品に時節要素を足してトレンド感あるネタへと昇華されていました。

PR TIMESでの配信時には、キーワードに「トラベル」「旅」と登録ゴールデンウィークに向け計画を立てる生活者や、ゴールデンウィークネタを探すメディア関係者の目に留まりやすくしています。日頃からコスメ情報を追っている女性系メディアにとってもコスメ×ゴールデンウィーク、コスメ×旅で記事を書くヒントにもなりますね。

GOODポイント2:幅広いメディアに対応できる豊富な素材

コスメ×ハワイというコンセプトがしっかり伝わるメイクキットのイメージ画像をメイン画像としつつも、単品ずつの白抜き画像も用意していました。白抜き画像はどんなメディアでも使いやすいため、メディア関係者に重宝されます。

また、ファンデーションひとつにしても、コンパクトを閉じた状態・開いた状態のイメージ画像をそれぞれ用意するなど、様々な企画に対応できる配慮が伺えました。これであれば、純粋な商品紹介記事から、「パケ買いしたくなる可愛いコスメ」特集まで対応できそうですね。

パラドゥ素材2

GOODポイント3:生活者も意識した情報の盛り込み

最も印象的だったのは、キットの外装付き画像を載せていた点です。コスメのプレスリリースで外装付き画像を掲載するのは大変珍しいですが、これにもちゃんと理由が。コンビニ販売であることを意識し、実際に店舗で売られてる状態を発信しておくことで、購入希望者が商品を店頭で見つけやすくなります

パラドゥ素材3

キーワードやビジネスカテゴリにも「コンビニ」と登録することで、コンビニの利用頻度が高い人にもリーチできる工夫がされていました。

そしてプレスリリース末尾には、お客さま用の問い合わせ先やSNS情報を掲載。ターゲットである若い女性がより詳しい情報を知りたい場合の案内もしっかりできています。

時節ワードは企画次第で取り込める

行楽情報でないとヒットしないイメージのあるゴールデンウィークネタですが、キーワードは工夫とアイデアでどんな業種業態でも取り込めるはず。

今回の商品は恐らく商品開発時点からゴールデンウィークを想定されていたと考えられますが、既存商品でも十分に応用できるポイントが見つかりました。生活者の行動パターンやメディア関係者のニーズを汲んだ発信は、読み手でさえも気付かなかった関連性や潜在的なニーズの発掘に繋がるかもしれません

今年は外出自粛要請や緊急事態宣言が発令されているなかで、旅行やイベントなどの提案は平時のようにはいかないでしょう。しかしゴールデンウィークだからこそできる提案や切り口もあるので、今回ご紹介したプレスリリースも参考にしてみてください。

<編集/岡 陽香>

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この記事のライター

大森 美野

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

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