学校・教育関連団体などの「学生の受賞・発表」に関する発表は、プレスリリースを配信するよい機会です。プレスリリースを通じて、自校の人材育成やカリキュラムの有効性を伝えることができます。
本記事では、学生の受賞・発表に関するプレスリリース作成時に、必ず盛り込みたい内容や注意点などを、PR TIMES社員の監修のもと細かく解説。参考になるプレスリリース事例を含めてご紹介します。
学生の受賞・発表のプレスリリースを配信する3つのメリット
学生の受賞・発表のプレスリリースを配信すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは3つのメリットを紹介します。
1.カリキュラムや人材育成に優れていることを訴求できる
学校・教育関連団体の学生の受賞・発表のプレスリリース配信では、関連するカリキュラムの有効性や、学生の能力を伸ばす人材育成力があることを伝えられます。また、今回学生が受賞・表彰された分野で特別な取り組みをしていれば、同時に訴求することができるでしょう。こうした情報を通じて、進学先として検討する学生が増えるなど、より多くの優秀な人材とつながるきっかけになる可能性もあります。
2.企業から着目される可能性がある
受賞・発表される内容によっては、その内容と同じ事業を展開する企業・団体からの注目を集めることもあります。優れた人材を輩出する学校として認識され、卒業後の進路としてつながることもあります。
3.自校の学生の活動を周知できる
特に注目される分野などでの研究や活動でない限り、学生が取り組んでいる内容を知ってもらう機会はなかなかありません。そうした中で、学生の取り組みが評価され受賞したり発表されたりすることは、自校の学生の活動を周知できる数少ない機会のひとつです。学生の活動が活発であることや、評価されるような質の高い取り組みができていることを訴求できるよい場となるでしょう。
また、こうした情報が発表されメディアなどに取り上げられることは、受賞した学生やそのご家族や、同じくさまざまな活動に取り組んでいるほかの学生にとって、誇らしく励みになることでしょう。積極的に発信していくことをおすすめします。
学生の受賞・発表のプレスリリースに必ず盛り込みたい内容4つのポイント
学生の受賞・発表のプレスリリースではどのような内容を訴求するべきなのでしょうか。ここでは、必ず入れたい4つの要素について見ていきましょう。
ポイント1.受賞した賞の説明や発表イベントの詳細を記載する
受賞した賞について詳しく記載しましょう。賞の趣旨や主催団体、どういった人や作品、研究に授与されるのかなど、賞の概要を伝えます。また、イベントや展示会など、受賞した内容を発表する場が設けられる場合はその旨も明記します。
ポイント2.受賞や発表の対象となったもの・ことについて伝える
受賞や発表の対象になった作品や研究内容の詳細を紹介します。内容が伝わる画像などのビジュアルがある場合は、理解を促進する要素として併載するとよいでしょう。また、受賞対象となったものが展示されたりWeb上で公開されたりする場合は、その詳細情報も記載します。
ポイント3.受賞や発表に該当する学生のコメントを載せる
受賞・発表の対象となった学生本人のコメントを掲載するのもおすすめです。取り組みのきっかけや想い、今回の評価に対する感想などのコメントをつけてもよいでしょう。顔写真も載せると、作品や研究等を手がけた若く将来性のある人材像が見え、受賞・発表の事実により重みが加わります。
また、専門分野における研究などで指導員がいる場合は、併せてコメントを掲載してもよいでしょう。指導員の目から見た学生・研究の素晴らしい点や苦労していたところなども、学生の頑張る姿や取り組みの軌跡が伝わります。
ポイント4.評価されたポイントを伝える
受賞・発表の対象となった作品や研究などの評価されたポイントを記載しましょう。主催者側から伝えられている内容、もしくは主催者側の発表内容から抜粋する形で紹介します。審査員から各受賞対象についてのコメントが発表する場合もあるので、審査員の写真や名前とともに掲載すると、審査の臨場感も伝わるでしょう。
学生の受賞・発表のプレスリリース作成にあたり注意すること
学生の受賞・発表のプレスリリース作成の際には、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。ここでは特に注意したい2点を紹介します。
1.受賞や発表対象となった内容を正しく伝える
受賞・発表の対象となった作品や研究の内容を正しく伝えましょう。特に専門分野の研究などの場合は、わかりづらくなることもあります。理解を促進する図やわかりやすい説明を関係資料から引用するなど工夫しましょう。引用した場合は、出典先を明記します。
2.発表に際しては主催側と事前調整する
受賞・発表に関するプレスリリースを配信する際は、念のため主催者側へ事前に確かめましょう。主催者側のプレスリリース配信の有無や配信する場合のスケジュールを確認したうえ、発表可能なタイミング、配信する原稿の内容をあらかじめチェックします。
担当者推薦!プレスリリース配信事例4選
PR TIMESにて実際に配信されたプレスリリースの中から、参考にしたい配信事例をご紹介します。いずれもわかりやすく伝えるよう工夫された配信事例ばかりですので、ぜひ作成の際の参考にご覧ください。
事例1. 武蔵野大学
- どのような大会でどの学生が受賞したのかが端的にわかるタイトル
- 賞の概要や受賞対象研究の概要などをわかりやすく記載
- 指導教員・受賞学生のコメントを掲載
参考:【武蔵野大学】データサイエンス学部1・3年生3名が「情報処理学会 第84回全国大会」で「学生奨励賞」を受賞
事例2. 岡山大学
- タイトルとメインビジュアルで授与式についての詳細を訴求
- 授与式の概要をわかりやすくまとめ、画像で様子をレポート
- 参考情報をわかりやすくまとめて掲載
参考:【岡山大学】令和3年度「学生文化奨励賞・学生スポーツ賞」授与式を挙行
事例3. 専門学校HAL
- タイトルで趣旨を端的に表現
- 受賞作品ごとに魅力ある画像を掲載し作品紹介
- 各受賞作品ごとに作品がわかる動画リンクを掲載
参考:【専門学校HAL】CG映像作品で優秀賞を受賞!見事3作品が入賞に輝く『第27回学生CGコンテスト』
事例4. 国立学校法人千葉大学
- プレゼンテーションコンテストの趣旨がわかりやすいタイトル
- コンテストの概要や発表内容をわかりやすく記載
- 参加学生の写真・コメントや所属団体の情報を明記
参考:千葉大生がASEANの若者に向けた大学紹介プレゼンテーションコンテストで銀賞を受賞
プレスリリース作成の基礎知識
プレスリリース作成にあたり大切なことは、行動した人の想いを込めることです。しかし、見せ方にも工夫は必要です。
どのようなプレスリリースにもあてはまる、プレスリリース作成の基礎知識をご紹介します。
POINT解説付き!テンプレートダウンロードはこちら
さいごに
届けたい相手に、想いを届ける。そのための必須スキルのひとつとしてプレスリリース作成のスキルが挙げられます。
数え切れないほどのプレスリリースが日々配信され、インターネット上には多くの新しい情報が増えています。受け取る側にとっても正しい情報、自身が本当に知りたい情報と出会い、見極めることが必要になっているといえるでしょう。
届けたい相手である、メディアや生活者一人ひとりに自社の想いを届けることは、決して容易ではありません。情報を詳細かつ届けたい相手にとってわかりやすく、そして魅力が伝わるプレスリリースにすることが求められます。
ひとつでも多くの企業の想いをのせたプレスリリースが配信され、届けたい相手に想いを届けるためにお役立てしていただけると嬉しいです。
【関連リンク】
学生の受賞・発表などのプレスリリースに関するQ&A
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