記者の仕事内容とは?仕事の種類・1日の流れ・向いている人の3つの特徴を紹介

広報担当者であれば、自社のメディアリレーションを通じてやりとりする機会が多いのが記者の方々。「仕事がハードそう」など、漠然と記者の仕事に対するイメージがあっても、意外と詳しい仕事内容を知らない方もいるのではないでしょうか。

記者の皆さんが実際にどんな流れで業務を行っているのか理解すると、円滑なコミュニケーションに繋がります。本記事では、記者の役割や仕事内容、1日のスケジュールなどをお伝えします。

記者の役割と仕事の成り立ち

そもそも、記者とはどんな役割を持つ職業なのでしょうか?

記者の役割は、政治・経済・国際情勢などの世の中のあらゆる出来事を取材をして、発信することです。記事を執筆したり、時に自ら現場でリポートをしたりして、取材した情報を正確かつ迅速に生活者に届けるのが使命です。

近い職業でジャーナリストもありますが、ジャーナリストは社会で起きた出来事に個人的な解釈や批評を加えて発信するという点で記者と違いがあります

記者の仕事の種類

前述の通り、記者とは取材し、メディアを通して情報を発信することが仕事です。ただし、記者のなかでも情報発信の方法によっていくつかの種類があり、仕事内容や働き方も異なります。詳しく見ていきましょう。

新聞記者

一般的に「記者」といって真っ先にイメージするのが新聞記者ではないでしょうか。新聞記者は、ニュースを取材し、集めた情報を編集、新聞記事に載せるのが主な仕事です。

新聞社の中では「政治部」「経済部」「社会部」「スポーツ部」などと分かれており、世の中のあらゆるニュースを扱います。

テレビ報道の記者

ニュース番組や特集番組に必要な取材や原稿の執筆をすることで、テレビを見ている人に映像とともに、今起こっていることを伝える仕事です。時には自ら「顔出し」をして、現場でのリポートやインタビューをおこなうこともあります。

日々予測ができないニュース番組を担当しているので、事件や災害などが発生すれば昼夜を問わず現場に駆けつける必要があります。

雑誌記者

雑誌の誌面に掲載する記事を取材、執筆して発信する仕事です。新聞やテレビと違い、雑誌によって扱う情報のジャンルが左右される特徴があります。

最近では専属ではなくフリーで取材し寄稿する記者も増えているようです。

Webメディアの記者

昨今主流になってきたWebメディアで記事を執筆、編集して発信する仕事です。

自ら取材を行わないまとめサイトなどもありますが、一から情報を集め取材をし、記事を執筆するWebメディアも多くあります。

記者の仕事内容は?

一言で記者と言っても、扱う情報や掲載媒体によって大きく仕事内容が変わるとお伝えしました。とはいえ、記者の仕事で共通することは多くあります。ここからは記者の具体的な仕事内容について見ていきましょう。

取材をする記者

1.情報・収集をする

記者は世の中で起こっているあらゆる情報をキャッチして、素早く生活者に届けるのが仕事です。そのためには日頃からアンテナを高く張り、ネタを集める必要があります。

たとえば新聞記者であれば、拠点としている「記者クラブ」から情報を仕入れたり、担当している官庁などに張り込みをしたりして情報を集めます。

スクープのような、他社に先駆けた大きなニュースを獲得するためにも、日頃の地道な情報収集が欠かせません。

2.取材する

記者の仕事で一番重要なのが取材です。なぜなら、どれだけ大きなニュースを獲得できたとしても、誤報を発信することになれば会社全体の信頼性を大きく毀損することになり、記者生命にかかわると言っても過言ではないからです。

まずは現場に足を運んだり、書面で質疑応答を行うなどして、あらゆる方面から事実を確認し、慎重に裏をとる過程が非常に大切なのです。

3.記事を執筆する

取材を通して情報が集まったら、素早く記事にまとめます。特にニュースや新聞に載せる情報は速報性が求められるため、タイトなスケジュールで動くことが多いです。

限られた文字数の中で、生活者が求める情報を分かりやすく伝えられる文章力も必要になります。執筆後は編集スタッフなどに原稿をチェックしてもらい、内容や表現に誤りがないか十分に確認を行います。

4.広報PR担当やネタ提供者とコミュニケーションをとる

記事になりそうな情報・ネタを常に探すことも記者の大切な仕事のひとつです。広報担当者に最新の企業情報やおすすめの商品・サービスを聞いたり、ネタを提供してくれる人と綿密にコミュニケーションをとったりすることで、有益で鮮度の高い情報をキャッチします。

広報担当者としても、日頃から記者と関係を構築しておくことで、自社のニュースを扱ってもらいやすくなる可能性もあるでしょう。

記者の仕事の1日の流れ

記者の仕事はなんとなく「ハードそう」、といったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。メディアリレーションをおこなううえで、記者の仕事のスケジュールを具体的にイメージしてみることが大切です。

どの媒体かによって差はありますが、本項では一般的な新聞記者の1日の仕事の流れをご紹介します。

9:30都庁に出勤
10:00取材先に移動
12:00昼食
13:00都庁に到着
14:00定例会見
15:00庁内取材
16:00記事執筆
17:00情報収集
20:00原稿確認
21:00帰社または会食

参考:https://www.asahishimbun-saiyou.com/message/archives/95

上記はあくまで一例であり、記者の仕事スケジュールはどの媒体で仕事をするか、どこを取材対象とするかなどによって大きく変わってきます。

特に新聞記者などは、早朝または深夜に予告なしで取材をする「夜討ち朝駆け」をおこない、情報を引き出すことも。突発的な事件や事故、災害などが発生すれば徹夜で仕事をするケースもあります。昼夜問わず取材や原稿執筆をし、不規則な生活になりやすい職業です。やりがいも大きい一方で、肉体的にはハードな仕事とも言えます。

記者の仕事に向いている人の3つの特徴

ここまで、記者の仕事内容やスケジュールなどをお伝えしてきました。それでは、記者の仕事に向いているのはどんな人なのでしょうか。記者に必要な適性を3つにまとめてお伝えします。

1.あらゆる出来事に問題意識を持てる

記者の重要な役割のひとつが「問題提起をする」ことです。そして社会に伝えるべき情報を集め、広く伝えるのが記者の仕事でもあります。

世の中で起こっている様々な出来事に常にアンテナを高く張り、好奇心や問題意識を持つことは記者の仕事をするうえでとても大切と言えます。

情報収集をする記者

2.体力と精神力がある

前述の通り、朝早くから夜遅くまで仕事をし、休日に急な取材が入ることも少なくないのが記者の仕事。スクープがあれば迅速な取材対応が求められることもあるため、体力勝負の仕事とも言えるでしょう。

また、取材を続けていてもすぐに記事に繋がるようなネタがあるとも限りません。取材対象者と良い関係性を築くために、地道に取材をおこなう精神力も必要です。

3.責任感や正義感が強い

国や企業の不正を取り上げることもあり、記者が取り上げたニュースが重大な社会問題に発展することもあるなど、社会的意義ややりがいの大きい仕事。

それだけに、権力に屈せず強い責任感、正義感を持って仕事に臨むことが求められます。

記者の仕事の大変な部分

記者に必要な適正についてまとめてきましたが、最後に記者の仕事の大変な部分を3点ご紹介します。

1.タイムリーな取材や執筆が必要

新聞もテレビも、必ず原稿には締め切りがあり、非常にタイトなスケジュールの中で情報を届けています。その中で、予測不能な事件や事故、大きな災害などが発生したら、すぐに現場に駆けつけて取材し、原稿を執筆する必要があります。

フットワークの軽さはもちろん、現場において自分の頭で考え、臨機応変に対応できる力など、様々なスキルが求められるでしょう。

2. 正確な情報を伝えるための高い技術が必要

前述の通り、記者として誤報を発信することは絶対にあってはいけません。発信元企業や記者本人への信頼を大きく失いかねないためです。日々飛び込んでくるニュースをスピーディに届けようとするあまり、情報の正確性をおろそかにしてはならないのです。

事実確認をする記者

たとえスクープのような大きなニュースを得たとしても、地道な取材でしっかりと一次情報をとることや、普段からあらゆる情報に触れ、真偽を見極める感度を高めておくことも非常に重要でしょう。

3. 読者が必要とする情報を判断するセンスが必要

新聞やテレビなどはその形式上、限られた文字数で情報をまとめる必要があります。その制約の中で、読者がどのような情報を必要としているのか敏感に察知し、入れ込む情報の取捨選択をするセンスが必要です。

書いた記事が実際に誌面に掲載されるかどうかは「デスク」と呼ばれる上長の判断となりますが、記者自身が読者視点を持ち取材や執筆が行えているとなお良いでしょう。

ハードでもやりがいの大きい記者の仕事

記者の仕事内容や、向いている人の特徴などについてお伝えしてきました。

記者の仕事は突発的なニュースに迅速に対応するため、肉体的・精神的にとてもハード。また、日頃から問題意識を持ち、読者が求めている情報をキャッチするなど高度なスキルが求められる仕事です。

その一方で、日々世の中で起こっている出来事を生活者に伝えられる、非常に社会的意義もやりがいも大きい職業でもあります。記者の人々の仕事内容や、1日の動き、どのような情報を必要としているのかなどを十分に理解したうえで、スムーズな広報活動に繋げていきましょう。

この記事のライター

PR TIMES MAGAZINE編集部

日本最大級のプレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営すること12年。営業、カスタマーサクセス、パートナー事業に携わるメンバーが在籍しています。広報PR担当者さまからのお問い合わせやご相談の経験を活かし、広報PR担当者さまの気づきや行動につなげられる記事を執筆しています。

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