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電子書籍の日
2月16日は「寒天の日」。今回は「寒天の日」の意味や由来を解説します。
また、「寒天の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界や、和菓子・日本食に携わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
2月16日は「寒天の日」です。寒天の産地である長野県茅野市の茅野商工会議所と、長野県寒天水産加工業協同組合によって2006年に制定されました。
日付は、2005年の2月16日にNHKの全国放送で寒天が健康に良い食品として紹介され、その後の大ブームにつながったことに由来しています。また、天然で製造される寒天はちょうど12~2月がシーズンとなっています。
江戸前期から日本人に親しまれ、調理に加えて医療のシーンなどでも活躍している寒天。「寒天の日」に特定のイベントなどが開催されているわけではありませんが、日頃は目立たない存在である寒天にスポットが当たる記念日といえます。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。
「寒天の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「寒天の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「寒天の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「寒天の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「寒天の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「寒天の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「寒天の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「寒天の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「寒天の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
和菓子の製造・販売を手がける株式会社たねやは、従来のプラスチック容器からリサイクル可能なアルミ容器に切り替えた「たねや寒天」を発売しました。これにより、プラスチックの使用量を68%削減しています。
プレスリリースでは、従来の容器の外観や材料の組成についてグラム数まで掲載。見た目に加えて具体的なデータも明らかにし、環境問題に向き合う同社の姿勢を伝えています。
掲載する写真をすべて白背景で統一し、ブランドの世界観を守っているのもGOODポイントです。
参考:プラスチック68%削減。寒天を増量しアルミ容器で6月1日より「たねや寒天」を新容器で販売
寒天製品の製造・販売を手がける伊那食品工業株式会社は、家庭用製品「かんてんぱぱ」ブランドより『ぱぱっと雑穀米』を新発売しました。
粒状寒天をブレンドし、お米が寒天でコーティングされパサつきにくい炊きあがりになるよう工夫。さらに製品自体を包装するフィルムも海藻由来で熱に溶け、廃棄の出ない素材を使用しています。
寒天メーカーである自社らしさが最大限に生かされた、機能面だけでなくブランディングの面でも優れた商品企画です。
参考:新発想!食べられるフィルムで雑穀米を包装。そのまま炊飯器へ入れられる『ぱぱっと雑穀米』新発売
「寒天の日」は、寒天に注目が集まるきっかけとなる日です。
寒天を扱う企業の方や、和菓子・和食の製造・販売に携わる方にとっては特に、「寒天の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「寒天の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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