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セメントの日(5月19日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日セメントの日(5月19日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月19日は「セメントの日」。今回は「セメントの日」の意味や由来を解説します。

また、「セメントの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に土木・建築業界の方や、セメントやコンクリートといった商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「セメントの日」の意味・由来とは?

5月19日は「セメントの日」です。1875(明治5)年の5月19日、日本ではじめて国産のセメント(ポルトランドセメント)の製造に成功したことから、記念日として知られるようになりました

功績を収めたのは、日本に化学分析を持ち込んだことでも有名な宇都宮三郎氏。セメントのほか、炭酸ソーダを国産化したり、電柱の防腐方法を開発したり、幅広い分野で近代技術の発展に貢献した人物です。

古代エジプトのピラミッドからも発見されるなど古い歴史を持つセメントですが、現代でも一般的な建造物の必要材料として活用されています。「セメントの日」に特化したイベント・キャンペーンは少ないものの、土木・建築関係の企業を中心とした広報PRに活かせるでしょう。

「セメントの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「セメントの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「セメントの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「セメントの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「セメントの日」を元に発信をする流れ

「セメントの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「セメントの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「セメントの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「セメントの日」を広報PRに活かした事例

「セメントの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「セメントの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「セメントの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.モルタル・コンクリート床の風合いを生かす塗料を発売

建築工事や景観材工事などを手掛けるヤブ原産業株式会社は、水性コンクリートステイン塗料の発売情報をプレスリリースで発表しました。モルタル・コンクリート床の風合いを保ったまま着色や防塵ができることを強みとする塗料です。

プレスリリースでは「開発ストーリー」「仕上がりイメージ」といった見出しを設け、製品化に至るまでの背景や、実際の施工イメージ写真を紹介。「セメントの日」の事例ではありませんが、企業の新製品をプレスリリースで発信することで、自社事業や関連製品の認知拡大効果を発揮しています。

参考:コンクリート・モルタル床の風合いをそのままに、カラークリアで着色できる水性コンクリートステイン塗料

事例2.通常時でも活用できる避難用シェルターハウスを開発

コンクリート製品の開発・販売・工事を手掛ける株式会社コンクレタスは、「家族の守り箱」と名付けた避難用シェルターハウスを発売しました。「北欧ホームズ」ブランドから展開した、プレキャストコンクリート技術を用いたシェルターです。

プレスリリースでは本製品について特徴・メリットを記載したうえで、内部の仕様や間取りをイラストで解説しています。こちらも「セメントの日」とは異なる事例ですが、災害時以外での汎用性もアピールし、自社製品ならではの強みを可視化したのがGOODな広報PR施策です。

参考:避難用シェルターハウス「家族の守り箱」発売のお知らせ [プレキャストコンクリート構造]

事例3.環境配慮型コンクリートが住宅用途建物に初採用

鹿島建設株式会社は、神奈川県内で建設を進める共同住宅において、柱・梁・床に環境配慮型コンクリート「エコクリートR3」を採用したことを発表しました。資源循環に貢献できるコンクリートで、住宅用途建物への採用が初めてであることを訴求しています。

プレスリリースはやや専門的な内容ですが、業界初の採用実績を達成したこと、環境に配慮した製品であることなどがわかりやすく紹介されているのがGOOD。「セメントの日」に関する事例ではありませんが、積極的な発信により多くの読み手の関心を引いています。

参考:複数の生コン工場で発生した戻りコンから再生セメント「Cem R3®」を製造する体制を構築

「セメントの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

5月19日の「セメントの日」は、土木・建築業界に注目が集まり、コンクリートやセメント製品を想起させるきっかけになる日です。セメントを取り扱う企業の方や、コンクリート製品の開発に携わっている方にとっては特に、「セメントの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「セメントの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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