
緑茶の日
2月7日は「フナの日」。今回は「フナの日」の意味や由来を解説します。
また、「フナの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に釣具店や、昔から地域に伝わる郷土料理の文化を大切にしている企業は、ぜひ参考にしてみてください。
2月7日は「フナの日」です。数字の語呂合わせで「ふ(2)な(7)」と読めることから「フナの日」に。2001年に茨城県古河市の古河鮒甘露煮組合が制定したとされています。
茨城県古河市ではフナの甘露煮が名物で、小学校や老人ホームなどにフナの甘露煮を贈呈する企画も行われています。
お歳暮やおせち料理などで人気のフナの甘露煮は、砂糖、しょうゆ、みりんなどで煮詰めた料理で、江戸時代末期頃から食されていたといわれています。
「フナの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「フナの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「フナの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「フナの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「フナの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「フナの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「フナの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「フナの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になるような事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「フナの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
株式会社小学館は、同社が発刊する雑誌『サライ』の最新号についてプレスリリースを配信しました。『100年後に残したいニッポンの「伝統食」』と題し、日本の伝統技法を活用して作る保存食を収録した特集雑誌です。
プレスリリースでは、江戸期から続く「凍みこんにゃく」や、琵琶湖周辺で食べ継がれている「鮒ずし」など、保存食の一例を写真とともに紹介しています。「フナの日」に特化した広報PRではありませんが、雑誌シリーズを読んだことがない人へ周知を図ったり、新情報として読み手に発信したりといった施策の参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:干す、漬ける、醸す… 100年後に残したいニッポンの「伝統食」のいまを、『サライ』最新号で総力特集!
福井県あわら市は、2024年12月1日に「寒ブナ漁」が解禁されたことをプレスリリースで発表しました。北潟湖で冬の風物詩といわれる漁を取材し、解禁直後の様子を写真とともにレポートしています。
「フナの日」に関する事例ではありませんが、あわら市ならではの地域性と「寒ブリ」の魅力が伝わる季節性・希少性を伝えたのがGOOD。プレスリリースで地域の情報を発信することで、メディア関係者はもちろん全国の生活者にアプローチした好事例です。
参考:“湖で獲れたフナ”がおいしい!?福井県あわら市北潟湖の寒ブナ漁解禁!
京都市左京区の京都精華大学は、在学生8人と卒業生4人が「2025年卓上カレンダー」に作品を提供したことをプレスリリースで紹介しました。京都信用金庫が発行するカレンダーで、各月で四季折々の風景を展開しています。
記念日に関するプレスリリースではありませんが、1月には滋賀県の名物である鮒寿司が描かれていることに訴求。ひとつのテーマに特化したコンテンツとは異なるものの、親和性の高いキーワードと組み合わせることでさらなる認知拡大効果が期待できるでしょう。
参考:[京都精華大学]京都精華大学キャラクターデザインコースの学生が京都信用金庫2025年卓上カレンダーにイラストを提供。原画展が同金庫の本店で開催されます。
「フナの日」の意味や由来、参考になるような事例を紹介しました。
「フナの日」にちなんだイベントやキャンペーンを開催したり、フナに関連した調査リリースを出したりするのも一案です。また、自社で魚に関連する取り組みやサービスをしている場合はそちらも併せて発信するといいですね。
釣りの魅力を発信したり、地元の郷土料理の味を伝えたりしていく際にも、今回のような事例を活かしてみてはいかがでしょうか。
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