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子宮頸がんを予防する日(4月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日子宮頸がんを予防する日(4月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

4月9日は「子宮頸がんを予防する日」。今回は「子宮頸がんを予防する日」の意味や由来を解説します。

また、「子宮頸がんを予防する日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特にヘルスケア業界の方や女性向けのサービスを手掛ける企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「子宮頸がんを予防する日」の意味・由来とは?

4月9日は「子宮頸がんを予防する日」です。子宮頸がん検診受診率の向上や検診の効率化・適正化といった活動方針を掲げる特定非営利活動法人・子宮頸がんを考える市民の会によって制定されました。

日付は、「し(4)きゅう(9)」と読む語呂合わせが由来で「子宮の日」とも。早期発見で予防できる子宮頸がんについて発信し、がん検診を啓もう・啓発する目的があります。

子宮頸がんは、重大ながんのひとつとして知られる婦人病です。医療業界を中心とした広報PR活動で検診の重要性を発信したり、がん検診・予防に関するシステム開発を紹介したりといった使途に有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「子宮頸がんを予防する日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「子宮頸がんを予防する日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「子宮頸がんを予防する日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「子宮頸がんを予防する日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「子宮頸がんを予防する日」を元に発信をする流れ

「子宮頸がんを予防する日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「子宮頸がんを予防する日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「子宮頸がんを予防する日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「子宮頸がんを予防する日」を広報PRに活かした事例

「子宮頸がんを予防する日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「子宮頸がんを予防する日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「子宮頸がんを予防する日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。

事例1.「子宮の日」に合わせて女性の健康管理に関する調査結果を公開

臨床検査用の医療機器や体外診断用医薬品などを提供するロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、4月9日の「子宮の日」に合わせて女性の健康管理についての調査結果をプレスリリースで公表。対象者は、日本を含むAPACの8つの国と地域に暮らす25歳から50歳までの女性3,473名です。

プレスリリースのリード文に調査のポイントを簡潔にまとめており、何についての情報かがひと目でわかる点がGOOD。本文では、どんな活動に取り組んでいるのかを明記している点もポイントです。調査概要、医師の視点、サマリー、カラーグラフとともに調査の結果を展開した構成も参考になります。日本の女性の子宮頸がん検査の知識の不足を発表することで、記念日をフックに意識を高めてほしいという狙いが伝わる好事例です。

参考:子宮頸がん検査の知識が「あまりない」「全くない」と回答した日本人女性は7割以上、APACの8つの国と地域中で最も知識が不足している結果に【女性の健康管理に関するAPAC 8カ国・地域の意識調査】

事例2.乳がん・子宮頸がんの正しい知識を親子で学べる謎解きイベントを開催

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、乳がんや子宮頸がんの正しい知識を広めるため『親子で協力プレイ!謎解きで学ぶ「乳がん・子宮頸がん」』を2025年3月8日に実施。東京大学謎解き制作集団の協力のもと、開催されたイベントのレポートをプレスリリースで配信しました。

一般社団法人日本がん・生殖医療学会への支援を2022年より開始し、乳がん・子宮頸がんに関する情報発信に取り組んできたことを背景に、今回のイベントを実施したことをプレスリリースで紹介。イベントの様子がわかるレポートを複数の画像とともに掲載し、具体的にどんな体験ができ、講義があったのかを展開しています。「子宮頸がんを予防する日」に合わせた広報PRではないものの、子宮頸がんの予防を目的とする内容は、今後記念日を絡めて企画する際にも参考になるのではないでしょうか。

参考:【MUFG】東京大学謎解き制作集団の協力で、乳がん・子宮頸がんの正しい知識を学ぶ謎解きイベントを開催 ~女性が健康的に様々なフィールドで活躍するチカラになります!

事例3.子宮頸がん予防ワクチンに関するアンケートを実施

PMS(月経前症候群)対策アプリ「ケアミー」を運営する株式会社ヘルスアンドライツは、1997~2006年度生まれの女性415人を対象にHPVワクチンのキャッチアップ接種に関する意識調査を実施。結果を調査リリースで配信しました。

無料接種が可能な対象世代の約6割がHPVワクチンキャッチアップ接種を知らないことが判明。また、認知しているが「接種の予定なし」「接種を迷っている」が約8割であるということがわかりました。調査リリースでは6割が知らないといった結果をアイキャッチに掲載するほか、調査結果をにまとめたうえで、詳細をグラフやテキストで解説。

今回は「女性の健康週間」と「国際HPV啓発デー」にちなんだ事例ですが、順を追って読みやすいように構成されたプレスリリースは、「子宮頸がんを予防する日」に合わせて配信する際の参考になる好事例ではないでしょうか。

参考:子宮頸がん予防のHPVワクチンキャッチアップ接種、対象世代の約6割が「知らない」。情報不足や接種に対する不安がハードルに。

「子宮頸がんを予防する日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

4月9日の「子宮頸がんを予防する日」は、子宮頸がんやがん予防・ワクチンに注目が集まりやすい日です。婦人病に関する情報を取り扱っている方や、がん関連のサービス開発・提供などを行う企業の方にとっては特に、「子宮頸がんを予防する日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「子宮頸がんを予防する日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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