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地質の日(5月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日地質の日(5月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月10日は「地質の日」。今回は「地質の日」の意味や由来を解説します。

また、「地質の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に地質学の研究機関の方や、地質にまつわる商材を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「地質の日」の意味・由来とは?

5月10日は「地質の日」です。地質学の発展・普及を目指して活動する、一般社団法人・日本地質学会によって制定されました。

日付は、1876(明治9)年の5月10日に、日本初の広域的な地質図「日本蝦夷地質要略之図」が作成された出来事にちなんでいます。地層や土壌などから構成されている大地の性質について発信し、多くの人々に理解を深めてもらうことが、記念日制定の目的です。

同学会は、毎年「地質の日」に合わせて、公式Webサイトで記念日にまつわるコンテンツを公開しています。地質学の研究結果をニュースリリースで発表したり、地質にまつわる書籍・イベント情報を紹介したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「地質の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「地質の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「地質の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「地質の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「地質の日」を元に発信をする流れ

「地質の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「地質の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「地質の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「地質の日」を広報PRに活かした事例

「地質の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「地質の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「地質の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.岩石の顕微鏡写真を使った壁紙を「地質の日」に展示

建設DX推進事業や新規事業開発などを手掛ける野原グループ株式会社は、インテリア内装材·壁紙ブランド「WhO(フー)」にて、岩石の顕微鏡写真を用いた壁紙「Geomicro(ジオミクロ)」についてプレスリリースを配信しました。

国立研究開発法人・産業技術総合研究所の技術コンサルティングを活かした壁紙で、地質標本館では5月10日の「地質の日」に合わせて展示も実施。岩石の顕微鏡写真を700倍以上にスケールアップしたり、インテリアとして表現できるサイズまで拡大したりして、岩石の新たな魅力の発見へとつなげています。豊富な写真とともに紹介したプレスリリースがGOODです。

参考:5月10日は「地質の日」。日本各地の岩石の顕微鏡写真を約700倍にスケールアップして壁紙に。産総研-地質標本館の技術提供により実現

事例2.地形・地質をマンガと図で解説する書籍を発売

通信教育事業を手掛ける株式会社ユーキャンは、書籍『よくわかる地形・地質』の発売情報をプレスリリースを配信しました。マンガと図解でわかりやすく解説した書籍シリーズから、地形と地質についてまとめた最新刊です。

記念日に関するプレスリリースではありませんが、本書の概要を紹介したうえで「収録内容」「商品詳細」をピックアップしたのがGOODポイント。シリーズの最新刊をプレスリリースで発表することで、これまでの書籍に関心を寄せる結果も期待できます。

参考:ユーキャンより書籍『よくわかる地形・地質』を発売!

事例3.「地質DX」の新たな取り組みについてプレスリリースを配信

建設コンサルタント事業を中心に手掛ける中央開発株式会社は、地質DXの取り組みについてプレスリリースを配信しました。活動の一環として「地上と地下を結びつけた3Dモデル化」を推進し、自社のWebサイトを更新。

プレスリリースでは、実際に3Dモデル化された画像を用いながら、操作感など詳細について解説しています。やや専門的な内容ですが、「地質DXの取り組み」「担当者コメント」といった見出しを設けることで、ツールの魅力や自社の想いなどを伝えたのがGOODです。「地質の日」の広報PR施策ではありませんが、プレスリリースをきっかけに新規性をアピールした好事例といえます。

参考:地質調査業のDX!新しい地質調査、地質DXの3Dモデル作成への取組み!

「地質の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

5月10日の「地質の日」は、地質学や各土地の地層・地質などに注目が集まりやすい日です。地質の研究に関わる企業の方や、関連のサービスを開発・提供する企業の方にとっては特に、「地質の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「地質の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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