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初荷(1月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日初荷(1月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

1月2日は「初荷」。今回は「初荷」の意味や由来を解説します。

また、「初荷」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、業界を問わず、消費者に向けて商品・サービスを提供する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「初荷」の意味・由来とは?

1月2日は「初荷」です。「初荷」とは、新しい年を迎える商いの初日に、問屋または商店から車馬に商品を積んで初出荷することです。初荷は江戸時代から始まり、車にはのぼり旗を立て、馬は美しい鞍や綱で飾り立てられ荷を運びました。元旦は休み、1月2日は早朝から縁起を祝って儀礼的に初商いをするというのが、当時の一般的な商家の風習でした。

安全面を重視するため、現在では旗をつけて運搬することは少なくなっていますが、魚市場では「初荷」という文字と会社名が入った旗を竹に結びつけて飾る行事が行われています。

元々「初売り」と同様に1月2日に行われていましたが、官公庁や多くの企業では業務が開始される1月4日に合わせて初出荷が行われることもあります。「初荷」は、その年の商売が順調に進み繁盛しますように、という願いが込められています。

初荷に合わせて、限定セールや各種イベントを実施する企業・行政も多いです。

「初荷」をきっかけに広報PR活動する効果

「初荷」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「初荷」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「初荷」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「初荷」を元に発信をする流れ

「初荷」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「初荷」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「初荷」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「初荷」を広報PRに活かした事例

「初荷」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「初荷」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「初荷」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.ドトール×ポムポムプリンの新春限定セットを予約販売スタート

株式会社ドトールコーヒーは、「ドトールコーヒーショップ」にて、新春限定セット「初荷2024」を販売開始することをプレスリリースで発表。こだわりのコーヒーを最大32%OFFで楽しめるドリップカフェセットとコーヒー豆セットです。

プレスリリースでは、株式会社サンリオの人気キャラクター「ポムポムプリン」と初コラボレーションし、数量限定で「DOUTOR×ポムポムプリン」オリジナルデザインの巾着や運試しクジについても紹介。それぞれの詳細を画像とともに記載しています。

初荷と合わせたコラボ企画の情報発信をプレスリリースで配信することで、多くの人の興味・関心につなげた参考事例ではないでしょうか。

参考:ドトール×ポムポムプリン オリジナルグッズが抽選で当たる! 新春限定セット「初荷2024」 11月8日(水)予約開始

事例2.豊洲市場初荷の生本まぐろを販売開始

ショッピングセンター「イオンモール」を展開するイオングループのイオンリテール株式会社南関東カンパニーは、水産品分野において、都市部における行動制限のない正月明けの需要変化に対応することをプレスリリースで配信。豊洲市場新年初開市の1月5日初出荷の生本まぐろを2023年1月6日より東京・神奈川・千葉・山梨の「イオン」「イオンスタイル」にて販売開始します。

プレスリリースでは、帰省後の「食」のニーズの変化に対応すること、「養殖もの・本まぐろ」に着目した理由など、項目ごとにわかりやすく記載しているのがGOODです。記念日に合わせた取り組みをプレスリリースで配信した好事例です。

参考:豊洲市場初荷 魚体150kg!「大型生本まぐろ」販売~行動制限のないお正月に対応。今年は「お正月後」も商機~

事例3.陸上養殖サーモンの初出荷をプレスリリースで発表

NECネッツエスアイのグループ会社であるネッツフォレスト陸上養殖は、NESIC陸上養殖の循環式陸上養殖場「富士・桂川ファクトリー」で育成したサーモンを販売することをプレスリリースで配信。

プレスリリースでは、今回出荷するサーモンの一部が銀座三越の食品フロアにて2023年9月6日から開催するイベント「銀座三越 ココロの真ん中に響く食▲2023▲Autumn」にて世界先行販売されることを記載。陸上養殖サーモンの紹介だけでなく、先行販売先のバイヤーなどのコメントも合わせて掲載することで、より商品の魅力が伝わりGOODです。

「初荷」に関する事例ではありませんが、株式会社三越伊勢丹ホールディングスも同日時でプレスリリースを配信し、関連企業で協力を図り、認知拡大につなげた参考事例です。

参考:NECネッツエスアイグループ、陸上養殖サーモンを初出荷

「初荷」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「初荷」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

1月2日の「初荷」は、商品の初出荷を想起させるきっかけになる日です。業界を問わず、消費者に向けて商品・サービスを提供する企業の方にとっては特に、「初荷」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「初荷」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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