
緑茶の日
5月5日は「未来の日」。今回は「未来の日」の意味や由来を解説します。
また、「未来の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、業界・業種問わず、未来にちなんだ発信をしたいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください。
5月5日は「未来の日」です。子どもを未来の象徴として捉え、未来を生き、主役となる子どもたちとともに、未来をつくる日とするのが目的です。新潟県でイベントの企画運営などを手がける株式会社アール・イーが制定しました。
日付の由来は、国民の祝日の「こどもの日」に新しい意味を加えたい、との思いから5月5日になったとされています。
子どもの未来をテーマにサービス・新商品を紹介したり、「未来の日」にちなんだキャンペーンを行ったりと、さまざまな広報PR活動のきっかけとなる記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「未来の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「未来の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「未来の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「未来の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「未来の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「未来の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「未来の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「未来の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例とポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「未来の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
日本農業経営大学校を運営する一般社団法人アグリフューチャージャパンは、22世紀の食や農業の未来に「あったらいいな」「できたらいいな」と思う空想を募集する『未来エッセイ2101』を開催。昨年度に引き続き、二回目となるエッセイコンテストの詳細をプレスリリースで配信しました。合計1,200文字以内の自由な文章で応募できます。
「未来の日」にちなんだものではありませんが、食や農業の未来についてのコンテストのプレスリリースで、開催の背景や募集要項を紹介。第一回の受賞作品などに触れたうえで、二回目の開催情報を展開した構成が参考になる好事例です。
参考:22世紀の食や農業の未来に「あったらいいな」 「できたらいいな」を募集第二回『未来エッセイ2101』を開催!
EdTechカンパニーの株式会社レアジョブは、グループ会社の株式会社ボーダーリンクが実施する「第6回 オンライン 中学生英語プレゼンテーションコンテスト」についてプレスリリースを配信。「未来のわたし」をテーマに、中学生が英語でプレゼンテーションを行うコンテストです。
記念日に関連したプレスリリースではありませんが、「未来」に関するプレゼンテーションコンテストのお知らせで、見出しごとにコンテスト概要や会社、イメージムービーなどを展開した構成がGOOD。それぞれの情報を分けることで読みやすくなります。自社だけでなく、グループでイベントやコンテストを行う際に参考になるプレスリリースです。
参考:第6回 オンライン 中学生英語プレゼンテーションコンテスト開催 テーマ『未来のわたし』
株式会社温泉道場が運営する日帰り温泉「おふろcafe HITOMA」は、5年後の自分に手紙を書く日帰り滞在プラン「未来郵便投函パック」の予約開始をプレスリリースで発表。自分で調色したインクを使って手紙を書いた手紙は5年後の2029年3月31日頃に届きます。
プレスリリースでは新プランの説明や手順を具体的に紹介。イメージ画像とともに記すことで、読み手が想像しやすい点がGOODポイントです。記念日にちなんだ事例ではありませんが、既存顧客だけでなく、新規顧客へのアプローチにも効果が期待できる広報事例です。
参考:湯河原の日帰り温泉「おふろcafe HITOMA」にて、5年後の自分に手紙を書く日帰り滞在「未来郵便投函パック」を予約開始
5月5日の「未来の日」は、「未来」をテーマとした発信に注目が集まりやすい日です。業界・業種問わず、未来にちなんだ発信をしたいと考える企業の方にとっては、「未来の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「未来の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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