
筋肉を考える日

11月29日は「いい服の日」。今回は「いい服の日」の意味や由来を解説します。
また、「いい服の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にアパレルメーカーの方や、衣料品を扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月29日は「いい服の日」です。2010年に、学生服や体育着などのユニフォームアパレルメーカーである株式会社トンボが「11(いい)29(服)」の語呂合わせから制定しました。同社では、着る人が着心地に満足し、大人になったときに自分の子どもに着せたくなるようないい服をつくることを使命としており、その気持ちを新たにする日としています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「いい服の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「いい服の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「いい服の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「いい服の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「いい服の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「いい服の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「いい服の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
「いい服の日」に合わせたプレスリリースではありませんが、記念日を活用したイベントやキャンペーンなどを検討する際に参考となりそうな事例を紹介します。
学校制服や体育着を製造・販売する株式会社トンボは、『第15回トンボ1129デザインコンクール』の入選作品を、11月29日の「いい服の日」に合わせて特設WEBページを公開。詳細をプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、制服・体操着・アイデア部門の最優秀賞作品を再現写真とともに紹介し、作品の魅力がひと目でわかる構成になっています。また、応募総数や部門別の内訳にも触れ、コンクールの盛り上がりや参加者層を具体的に伝えています。記念日に合わせて受賞作品を公開し、話題化につなげる好事例です。
参考:【トンボ学生服】11月29日「いい服の日」を記念し、第15回トンボ1129デザインコンクール受賞作品を発表!受賞作品で岡山駅のデジタルサイネージを1日ジャックします!
学校法人文化学園 文化服装学院は、文化祭のファッションショーにて、服飾副資材メーカー・株式会社SHINDOと産学連携を行い、提供素材を活用した学生作品を披露したことをプレスリリースで発表。ショー期間中は1万人以上が来場し、学生作品に触れる機会となりました。
プレスリリースでは、連携の概要や最優秀作品がパリの国際見本市「プルミエール・ヴィジョン」に展示されることを紹介し、産学連携の意義をわかりやすくまとめています。また、当日の様子や作品の写真を多く掲載し、取り組みの成果が視覚的に伝わる構成です。記念日とは直接関連しませんが、ファッションショーを通じて学生の挑戦や連携企業の取り組みを伝える事例として参考になります。
参考:【文化服装学院】日本を代表する服飾副資材メーカーSHINDOと協業し、作品を制作。最優秀作品はパリの国際見本市「プルミエール・ヴィジョン」へ
株式会社NEXERは、「洋服を選ぶ際に重視するポイント」に関するアンケートをブランド古着・洋服宅配買取専門サイト「リシャール」と共同で実施したことをプレスリリースで配信。全国の男女1000名を対象に行ったアンケート結果を発表しました。
調査の結果、約3割が「自分で洋服を選んで買うようになったのは中学生頃」が最多で、約7割が「洋服を買う際に重視しているポイントがある」ということがわかりました。プレスリリースには、グラフを用いて調査結果を紹介し、アンケート回答者のコメントも記載。「いい服の日」に関した事例ではありませんが、服に関連した調査の発表を記念日と絡めて広報PRするのも一案です。
参考:【服の購入に関する調査!】自分で洋服を選んで買うようになったのは「中学生の頃」が30.6%で最多
「いい服の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
特にアパレル関連企業や衣料品を扱う小売店などは、11月29日の「いい服の日」に絡めた広報PR活動は実施しやすいのではないでしょうか。また、2月9日には「服の日」もあるため、そちらも併せて活用してもよさそうです。
記念日に合わせたイベントやキャンペーンを行えば、より多くの人に自社のサービスをアピールできる機会をつくれるでしょう。
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