鰹節の日
11月4日は「いい推しの日」。今回は「いい推しの日」の意味や由来を解説します。
また、「いい推しの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、実際の広報事例をご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にアニメ・漫画業界の方や、「推し」にまつわる企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
「いい推しの日」の意味・由来とは？
11月4日は「いい推しの日」です。2019年、岐阜県中津川市付知町（つけちちょう）で地域産業の事業を展開する、株式会社ゴシンボクによって制定されました。
日付は、「い（1）い（1）お（0）し（4）」と読む語呂合わせが由来。アニメやアイドルが好きな人たちが、特に好きなキャラクター・人（推し）への愛を叫び、布教する日としています。
制定年は比較的新しいものの、アニメや漫画業界を中心に認知度が高まっている記念日のひとつです。特定のキャラクターの誕生日を祝ったり、特別イベントを開催したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「いい推しの日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「いい推しの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「いい推しの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「いい推しの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「いい推しの日」を元に発信をする流れ
「いい推しの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1．「いい推しの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2．コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3．自社サービスやプロダクトと「いい推しの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4．発信するコンテンツを作成する
STEP5．媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「いい推しの日」を広報PRに活かした事例
「いい推しの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「いい推しの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「いい推しの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1．「いい惜しの日」にちなんでアンケート調査を実施
株式会社タイトーは、11月4日の「いい推しの日」にちなんでアンケート調査を実施し、プレスリリースでレポートを発表しました。2024年10月17日と18日、10～30代の男女500人を対象に、推し活・グッズについて行った調査結果です。
プレスリリースでは「推し」がいる人の割合や、グッズの入手方法などの質問・回答をひとつずつ紹介。カラーグラフを掲載し、それぞれの解答をわかりやすくまとめたのがGOODです。全国にゲームセンターを展開する企業が、親和性の高い記念日「いい推しの日」をうまく広報PR施策に活かした好事例といえます。
参考：いい推しの日（11月4日）、「推し活」と「グッズ」に関するアンケート／「推しがいる」10代の3人に2人、10～30代女性の半数以上／「推し」関連の“聖地巡礼”「したことがある」42.8%
事例2．「いい推し活の日」に合わせて特集ページを期間限定公開
LINEヤフー株式会社は、同社が運営するプレゼントサービス「LINEギフト」にて、「推し活ギフト特集」を公開したことを発表。11月4日の「いい推しの日」に合わせて、10月28日から11月5日にかけて展開するプロジェクトです。
プレスリリースでは、推し中へのプレゼントに適したギフト商品をピックアップしています。特集の公開日と同時にプレスリリースを発表し、幅広い層の関心を集めた配信タイミングもGOODです。
参考：LINEギフト、いい推しの日（11/4）を盛り上げる「推し活ギフト特集」を初公開！
事例3．スマホアプリで「いい推しの日」キャンペーンを展開
eギフトプラットフォーム事業を展開する株式会社ギフティは、2024年11月4日の「いい推しの日」に先駆けてプレスリリースを配信。スマホ向けアプリ「giftee」で「gifteeで推し活！キャンペーン」をスタートし、「giftee Box for 推し活」を販売することを発表しました。
自社の事業・サービス内容と「いい推しの日」をうまく組み合わせた企画で、調査結果を反映するかたちで実現させたのがGOODです。プレスリリースには記念日・キャンペーン名がひと目でわかる画像を掲載し、視覚的にもアプローチしています。
参考：11月4日「いい推しの日」にあわせて「giftee」で推し活を楽しもう！「giftee」ユーザーの声をラインナップに反映した「giftee Box for 推し活」を10月17日より販売開始！
「いい推しの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月4日「いい推しの日」は、アニメや漫画作品に登場するキャラクターに注目が集まりやすい日です。出版業界の方はもちろん、作品ファン向けのイベント・キャンペーンを展開する企業の方にとっては特に、「いい推しの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「いい推しの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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