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国際民主主義デー(9月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際民主主義デー(9月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月15日は「国際民主主義デー」。今回は「国際民主主義デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際民主主義デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方や出版業界の方、イベント企画を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。

「国際民主主義デー」の意味・由来とは?

9月15日は「国際民主主義デー」です。2007年(平成19年)の国連総会にて、民主主義の原則を推進し維持する目的で制定された国際デーのひとつです。

「民主主義」とは、人民が権力を所有し行使する、という政治原理及び形態を意味しています。国際社会や国家統治機関、市民社会、個人の参加と支援によって、民主主義の理想を実現できるとされています。

「国際民主主義デー」には、国連加盟国や組織に対し、募金への寄与などの方法でその日を記念することが呼びかけられています。また、全ての人の尊厳や人権、自由の尊重を呼びかける日でもあります。

「国際民主主義デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際民主主義デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際民主主義デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際民主主義デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際民主主義デー」を元に発信をする流れ

「国際民主主義デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際民主主義デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際民主主義デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際民主主義デー」を広報PRに活かした事例

「国際民主主義デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際民主主義デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「国際民主主義デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.ロングセラー『法とは何か』の新版が発売

河出書房新社は、ロングセラーである憲法学者・長谷部恭男氏の法思想史入門書『法とは何か』の新版を発売するとプレスリリースで発表。NHK朝ドラ「虎に翼」をきっかけに法に興味を持つ人が増えていることから、本書で知識を深めてほしいとのことです。

プレスリリースでは、「人気の朝ドラをきっかけにして出版した」という背景を記載しており、いま話題のものと関連させることでメディアフックを作っている点がGOOD。また、著者によるあとがきを掲載することで、なぜ本書で法を学ぶことが重要なのかがわかり、さらに目次をすべて記載しているため、どのような内容が書かれているのかイメージできるよう工夫がされています。

「国際民主主義デー」にちなんだプレスリリースではありませんが、民主主義に関連した商品の広報PRとして参考になる事例です。

参考:【この国の法に、どうして従うのか?】 憲法学者・長谷部恭男による法学入門のロングセラー『法とは何か』7月29日発売!

事例2.日本の民主主義などについて学ぶプログラムを展開

留学生受入支援や国際交流、日本語教育といった人材育成を中心に手掛ける一般財団法人・日本国際協力センター(JICE)のプレスリリースです。カンボジアの若手政治関係者を対象に、民主主義や地域復興など日本について説くプログラムを展開しました。

多くの人に認知を広め、さらに団体としての取り組みを知ってもらうきっかけになるように、開始日の前日にプレスリリースを配信しています。プレスリリースの内容はシンプルですが、把握しやすいスケジュールの記載方法や、ビジュアルを掲載した構成が参考になる広報PR事例です。

参考:カンボジアの若手政治関係者10名が来日し、日本の民主主義や地域振興の取り組みについて学びます

事例3.新しい民主主義について考える対談記録を書籍で発売

株式会社中日新聞社は、『民主主義のミカタ 宇野重規×岸本聡子』の発売情報をプレスリリースで公開しました。日本を代表する政治学者と、東京都杉並区の女性区長が「新しい民主主義の姿」について語った対談の記録です。

プレスリリースの概要がわかりやすいタイトルに加え、リード文では両者のコメントを本文から抜粋して紹介しているのが特徴。さらに、本書の中身がイメージしやすいページ画像を掲載することで、実際の収録内容を端的かつ確実に伝えています。「国際民主主義デー」にちなんだ事例ではありませんが、民主主義に関する書籍発売をする際の参考となる広報PRです。

参考:いま最も注目を集める自治体首長と、日本を代表する政治学者が初対談!「新しい民主主義の姿」を語り合った『民主主義のミカタ 宇野重規×岸本聡子』東京新聞から発売!

「国際民主主義デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「国際民主主義デー」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「国際民主主義デー」に関連するイベントやキャンペーンを開催したり、選挙など身近な民主主義に繋がる事柄に関する調査リリースを出したりするのも一案です。「国際民主主義デー」には民主主義という言葉に注目が集まります。自社で独自の取り組みをしている場合や、民主主義に関連する商品・サービスがある場合は積極的に発信するとよいでしょう。

「国際民主主義デー」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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