お取り寄せの日
10月1日は「日本茶の日」。今回は「日本茶の日」の意味や由来を解説します。
また、「日本茶の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に和食や和菓子関連の企業、和に関するサービスを提供されている企業は参考にしてみてください。
「日本茶の日」の意味・由来とは?
10月1日は「日本茶の日」です。日本茶の魅力をより多くの人に伝えることを目的に、飲料メーカーの株式会社伊藤園が制定しました。
日付は、天正15年(1587年)のこの日に豊臣秀吉が北野の松原で大茶会を開いたという故事、そして10月上旬から日本茶の需要が増え、「お茶まつり」を開く茶業家も多いことが由来とされています。
伊藤園では、毎年「日本茶の日」にちなんだイベントを実施しています。記念日に合わせて新商品の発表をプレスリリース配信したり、イベントの情報を発信したりといった広報PR活動に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
また、1192年10月31日に臨済宗の開祖・栄西が、中国の宋からお茶の樹のタネを持ち帰ったとされることから10月31日も「日本茶の日」とされています。
「日本茶の日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「日本茶の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「日本茶の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「日本茶の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「日本茶の日」を元に発信をする流れ
「日本茶の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「日本茶の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「日本茶の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「日本茶の日」を広報PRに活かした事例
「日本茶の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「日本茶の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「日本茶の日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.「日本茶の日」にお茶の魅力を伝えるイベントを開催
記念日を制定した飲料メーカーの株式会社伊藤園は10月1日の「日本茶の日」に合わせて、全国各地のお茶の魅力やおいしさを伝えるイベント「日本茶の日 お~いお茶大茶会」を実施したことをプレスリリースで配信。イベントには、CMキャラクターである女優・中谷美紀さんが登壇し、茶道部の学生とトークセッションなどが行われました。
プレスリリースでは、ギネスワールドレコーズが審査する「お茶のオンライン交流会に参加した最多ユーザー数」のチャレンジなどのイベントが行われたことを紹介。同時に、イベントの様子がわかる写真を複数掲載しているのがGOODです。
記念日を絡めたイベントと情報発信で「日本茶の日」の認知を広げた好事例といえるでしょう。
参考:<日本茶の日 お~いお茶大茶会>全国各地を中継し、お茶の文化や魅力を発信!女優 中谷美紀氏もお茶の未来を担う茶道部学生を応援 世代を超えて「お茶が楽しい、をつなぐ」1日に
事例2.「日本茶の日」に合わせたキャンペーンを開催
50代からの女性の暮らしを応援する生活情報サイト「ハルメク365」を運営する株式会社ハルメクは、株式会社伊藤園との共同で10月1日の「日本茶の日」に合わせて「お~いお茶と私キャンペーン」を開催。応募総数458件の「お~いお茶」の思い出エピソードの中から、最優秀賞1作、優秀賞2作、ハルメク賞2作の計5作品を発表し、プレスリリースで受賞作品を紹介しました。
プレスリリースでは、記念日にちなんだイベントであることがひと目でわかるタイトルがGOOD。本文では、お茶を楽しむ活動「お茶活」をする人が増加していることや商品の実積について触れています。また、受賞した5作品のエピソードを公開し、審査員講評を記載。キャンペーンの詳細がしっかりと伝わるプレスリリースに仕上がっています。
参考:10月1日は「日本茶の日」ハルメク・伊藤園共催企画 第2回「お~いお茶と私キャンペーン」受賞5作品を発表
事例3.ライブ感を楽しめる日本茶イベントを開催
お茶をテーマにしたWebメディアやイベント運営などを行う日本茶生活合同会社は、日本茶イベント「TOKYO TEA SESSION Vol.1」を2023年9月17日に開催することをプレスリリースで発表。お茶の淹れ手や伝え手など、独自にお茶の活動をしている人をゲストに招き、ライブ感のある日本茶体験が楽しめます。
イベントの企画内容である「淹茶LIVEパフォーマンス」「日本茶×チーズのペアリング講座」「ティートーク」を、複数の写真とともにわかりやすく説明したプレスリリースがGOOD。記念日に関連したものではありませんが、エンタメ×日本茶という珍しい組み合わせで、読み手の興味関心を促した参考事例です。
参考:エンタメ系日本茶イベント【TOKYO TEA SESSION Vol.1】が2023年9月17日(日)に東京・日本橋で開催
「日本茶の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
10月1日の「日本茶の日」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。
「日本茶の日」に合わせて、新商品の発売や日本茶に関連したキャンペーンの実施、アンケート調査結果の発信など、記念日をうまく広報PR活動につなげてみてはいかがでしょうか。
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