
笹かまの日
毎月19日は「松阪牛の日」。今回は「松阪牛の日」の意味や由来を解説します。
また、「松阪牛の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に松阪牛や関連するメニューを取り扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
毎月19日は「松阪牛の日」です。全国へ松阪牛の通信販売を行う千葉県船橋市の株式会社やまとダイニングが制定しました。
日本を代表する和牛・松阪牛の個体識別管理システムが運用開始された2002年8月19日にちなみ、毎月19日を記念日に。松阪牛の魅力を発信し、業界全体の活性化を目的としています。
「松阪牛の日」は、松阪牛を取り扱う食品・飲食業界における広報PR施策にも取り入れやすい記念日といえるでしょう。毎月実施されることから、松阪牛が当たるキャンペーンや限定メニューの展開時に、プレスリリースでの活用も効果的です。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「松阪牛の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「松阪牛の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「松阪牛の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「松阪牛の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「松阪牛の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「松阪牛の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「松阪牛の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「松阪牛の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「松阪牛の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
おこわ専門店として45年以上の歴史を持つ株式会社寿徳庵は、羽田空港で人気の「元祖羽田空港ひとくちおこわ松阪牛」をリニューアル発売したことをプレスリリースで発表しました。今年で15周年を迎える本商品は、羽田空港での販売以来、約700万個※を売り上げるロングセラーです(※2025年4月現在同社調べ)。
プレスリリースでは、松阪牛を贅沢にそのまま使用している点がひと目で伝わるアイキャッチ画像を掲載。こだわりの内容についても丁寧かつ上品に表現されており、商品の魅力がしっかりと届く構成となっています。本事例は記念日にちなんだ発信ではありませんが、松坂牛を主役とした商品は「松坂牛の日」と絡めてプレスリリース配信するのも一案です。
参考:羽田空港で人気の「ひとくちおこわ松阪牛」が15周年で進化。松阪牛の旨みとともに装いも一新
株式会社デミックは、「松阪牛一頭買い 大衆焼肉 松阪牛ホルモン」をヤマダデンキLABIの7階にリニューアルオープンしたことをプレスリリースで発表しました。オープンに合わせて、ヤマダデンキとのコラボレーション企画「炊き立てごはん食べ比べ放題」も同時開催されます。
プレスリリースでは、個体識別番号付きの松阪牛を一頭買いする自社の強みや、それによって提供可能となる希少部位メニューを紹介。さらに、高級炊飯器7台を用いた企画についても詳細を記載し、多角的に話題を広げています。「松阪牛の日」に直接関連した施策ではないものの、松阪牛の専門性や他社とのコラボレーションによって話題性を高めた事例として参考になります。
参考:希少部位を気軽に堪能!「松阪牛一頭買い 大衆焼肉 松阪牛ホルモン」が2025年4月13日(日)メニュー新たに再始動!リニューアル記念の特別プレゼントもご用意!
ふるさと納税を通じた地域経済の活性化を目指す一般社団法人 明和観光商社は、ふるさと納税サイト「ふるなび」を運営する株式会社アイモバイルと連携し、松坂牛が当たるコラボキャンペーンを実施。プレスリリースで詳細を発表しました。
プレスリリースでは、本キャンペーンで返礼品や地域の魅力を発信するために、新たにInstagramを開設したことを紹介。ふるさと納税の活用方法とあわせて、取り組みの背景や意図を丁寧に説明する構成がGOODです。記念日に連動した発信ではありませんが、地域の特産品としての松阪牛をフックにした施策として、ふるさと納税や地域貢献における効果的な広報PRの参考事例といえるでしょう。
参考:【三重県明和町】ふるさと納税InstagramとふるなびXのコラボで人気返礼品が当たるキャンペーン開催!
毎月19日の「松阪牛の日」は、松阪牛に関連する商品に注目が集まりやすい日です。特に、松阪牛に関する商品を展開する企業は、「松阪牛の日」を切り口として広報PRをするよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「松阪牛の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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