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牛乳の日(6月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日牛乳の日(6月1日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

6月1日は「牛乳の日」。今回は「牛乳の日」の意味や由来を解説します。

また、「牛乳の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品・お菓子に関連する業界の方や、サービスなどを展開している企業は、ぜひ参考にしてみてください。

「牛乳の日」の意味・由来とは?

6月1日は「牛乳の日」です。2001年に国連食糧農業機関(FAO)が、6月1日を「世界牛乳の日(World Milk Day)」とすることを提唱しました。

牛乳に対する関心を高め、酪農・乳業の仕事を広く知ってもらうことを目的としています。

日本では2007年に日本酪農乳業協会(現・一般社団法人Jミルク)が、これに合わせる形で6月1日を「牛乳の日」、6月を「牛乳月間」と定めました。

FAOでは、毎年同じ日に、世界各国で牛乳にちなんだイベントやキャンペーンを開催し、牛乳が全世界で消費されている食品であることをアピールしています。日本でも、牛乳の日フォーラムを実施するなど、積極的な活動が行われています。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「牛乳の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「牛乳の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「牛乳の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「牛乳の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「牛乳の日」を元に発信をする流れ

「牛乳の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「牛乳の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「牛乳の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「牛乳の日」を広報PRに活かした事例

「牛乳の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「牛乳の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、「牛乳の日」ではありませんが、記念日と絡めたPRの事例なども記載します。

事例1.牛乳と出汁を合わせた「ミルク鱧出汁おでん」を期間限定販売

株式会社ちょいおでんは、2023年5月1日より期間限定で新商品の「ミルク鱧出汁おでん」を販売。牛乳と出汁を組み合わせたユニークなメニューです。

プレスリリースでは、各メニューの特徴とともに牛乳の出汁が入った料理写真を掲載し、ビジュアルでも訴求しているのがGOODです。

社会問題になっている牛乳の大量廃棄がメニュー開発のきっかけだという背景を見せることで、社会的な意義や自社の姿勢も発信できる事例です。

参考:【期間限定】牛乳と出汁は美味かった!社会問題の牛乳大量廃棄を得ておでん酒場【ちょいおでん】にて5月1日(月)より「ミルク鱧出汁おでん」の新商品販売開始!

事例2.玉川温泉が牛乳週間イベントを開催

日帰り温泉「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」を運営する株式会社温泉道場は、6月1日の「世界牛乳の日」に合わせて牛乳週間イベントを実施することをプレスリリース配信しました。「世界牛乳の日」は国連食糧農業機関が酪農・乳業の仕事を多くの方に知ってもらうことを目的として制定した日です。

プレスリリースでは玉川温泉 牛乳週間で開催される3つのイベント内容を紹介。牛乳の無料配布から始まり、オリジナル「牛乳プリン」を期間限定で販売、「牛乳ひげ選手権」など、利用者が楽しめる企画が用意されています。

銭湯と牛乳という定番組み合わせを「世界牛乳の日」に絡め再提案。独自性の高いコンテンツが読み手の興味関心を引く広報PR事例です。

参考:昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉が、6月1日「世界牛乳の日」に合わせて牛乳週間イベントを実施

事例3.「牛乳の日」限定パッケージの商品を販売

さまざまな乳製品を製造・販売するオハヨー乳業株式会社は、6月1日の「牛乳の日」に合わせて限定パッケージの「オハヨー牛乳」を1ヵ月間販売することを発表しました。

プレスリリースでは、牛乳が生乳から商品となりお客さまの手に届くまでの「ミルクのつながり」を表現したイラストを紹介。2パックをつなげるとひとつのイラストになる画像が目を引きます。

限定パッケージに込めた業界全体を盛り上げたいという想いの発信もGOOD。「牛乳の日」と合わせて発売情報を発信することで、商品や企業のさらなる認知拡大を高めた参考事例です。

参考:6月は牛乳でカンパイ! 6月1日の「牛乳の日」に合わせた限定パッケージ つながるデザインのオハヨー牛乳を発売

「牛乳の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

6月1日に牛乳にちなんだイベントを開催したり、「牛乳月間」を利用し、6月いっぱいを対象とするキャンペーンを実施したりすることで、企業のPRにつなげることができます。また、SNSのハッシュタグを利用し、「牛乳の日」にちなんだ投稿をすることで、より多くの人の目に触れる機会がつくれます。

5月9日の「アイスクリームの日」など、牛乳を原材料とする食材や食品の記念日と絡めることで、さらに幅広く自社製品やサービスの広報PRができるのではないでしょうか。

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