
謎解きの日
7月10日は「納豆の日」。今回は「納豆の日」の意味や由来を解説します。
また、「納豆の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に発酵食品を取り扱っている方や、飲食業界の方はぜひ参考にしてみてください。
7月10日は「納豆の日」です。1981年、納豆の消費量増加を目指して、関西納豆工業協同組合によって制定されました。
日付は「な(7)っとう(10)」と読める語呂合わせから。制定当初は関西エリアのみの記念日でしたが、1992年に全国納豆工業協同組合連合会があらためて制定したことで、現在では全国的な記念日のひとつとして広く知られています。
毎年7月10日前後には、飲食業界をはじめさまざまな企業が「納豆の日」にちなんだイベント・キャンペーンを実施。馴染み深い加工食品でもあるため、販売促進など多様な広報PR活動に活かせるでしょう。
「納豆の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「納豆の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「納豆の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「納豆の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「納豆の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「納豆の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「納豆の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「納豆の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関する事例ではなくても、「納豆の日」に関する広報PR施策を考えるうえでヒントになるでしょう。
株式会社ファミリーマートは、2024年7月10日の「納豆の日」にちなんだプレスリリースを配信しました。プライベートブランド「ファミマルKITCHEN」から、納豆を使用した関連商品11種類を展開する企画です。
プレスリリースでは実際に販売する商品を並べた写真を掲載し、加えてひとつずつ詳しく紹介したのがGOODポイント。発売開始の直前にプレスリリースを配信することで、より多くの人の目に留まりやすくなっています。
参考:7月10日は「納豆の日」!選べる美味しさそろいました!思わず「うまっ!ねばっ!」がこぼれる納豆商品11種類を展開
LINEヤフー株式会社は、事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」にて検索動向を分析したレポート「『納豆』検索者は冷蔵庫が食べ物で溢れている?」を公開しました。2024年7月10日の「納豆の日」にちなんで、検索ビッグデータを用いた調査レポートです。
プレスリリースでは「納豆」を検索する人が、賞味期限やレシピに関心があることに触れています。データを画像とともに解説し、結果を可視化しながら紹介した構成がGOODです。自社の運営サービスと「納豆の日」をうまく組み合わせ、広報PR施策に活かした事例といえるでしょう。
参考:【ヤフー・データソリューション】7月10日は「納豆の日」!納豆に関する検索ビッグデータを分析したレポートを公開 「納豆」と一緒に検索されているのは「賞味期限切れ」「レシピ」「効果」
株式会社Shonan Soy Studioは、2024年7月10日の「納豆の日」に先駆けて、納豆と味噌をベースに作られた「SOYFFEE™ 発酵サラダふりかけ」の発売をプレスリリースで配信しました。
記念日に合わせた発売であることを事前に発信することで、メディア関係者を中心に関心を引いた好事例といえます。プレスリリースでは商品概要のほか、原材料をイメージしやすい写真を掲載したのがGOODポイントです。
参考:7⽉10⽇は納⾖の⽇!!“納豆と味噌をベース”にした野菜をもりもり食べられる新しい大豆発酵食品『SOYFFEE™ 発酵サラダふりかけ』が新発売。
7月10日の「納豆の日」は、納豆をはじめとする発酵食品に注目が集まりやすい日です。飲食業界の方や、納豆を製造・販売する企業の方にとっては特に、「納豆の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「納豆の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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