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ペリー上陸記念日(7月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日ペリー上陸記念日(7月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

7月14日は「ペリー上陸記念日」。今回は「ペリー上陸記念日」の意味や由来を解説します。

また、「ペリー上陸記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に観光業界の方や、歴史に関連する商品・サービスを扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「ペリー上陸記念日」の意味・由来とは?

7月14日は「ペリー上陸記念日」です。1853年7月14日(旧:嘉永6年6月9日)、代将マシュー・ペリー率いる黒船艦隊が浦賀に来航した出来事にちなんで、日本の記念日のひとつとして知られています。

フィルモア大統領の国書に記載されているペリーの目的は、二国間の貿易や港の開港、遭難者の保護など。当時江戸の街は大混乱を招きましたが、1854年の再来でペリーと江戸幕府の間で「日米和親条約」が締結され、日本は開国する結果となりました。

現代でも歴史的に語り継がれる出来事であるため、日本人にとって比較的馴染み深い記念日ともいえるでしょう。「ペリー上陸記念日」に特化したイベント・キャンペーンは少ないものの、浦賀の観光や書物の紹介といった観点から、広報PRに有用です。

「ペリー上陸記念日」をきっかけに広報PR活動する効果

「ペリー上陸記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ペリー上陸記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ペリー上陸記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「ペリー上陸記念日」を元に発信をする流れ

「ペリー上陸記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「ペリー上陸記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「ペリー上陸記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「ペリー上陸記念日」を広報PRに活かした事例

「ペリー上陸記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「ペリー上陸記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ペリー上陸記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.開国からの歴史を、船旅アンバサダーとともに見学

東海汽船株式会社は、東京湾フェリー株式会社と株式会社トライアングルの3社共同で、横須賀市観光のツアープランを発売したことをプレスリリースで発表しました。船旅アンバサダーとともに御船印(ごせんいん)を収集しながら、開国からの歴史を辿る浦賀ドック見学ツアーです。

トークショーを聞いたりペリー上陸碑を散策したりできるほか、横須賀名物の海軍カレー・横須賀バーガーを提供しているプラン内容が特徴。記念日に絡めた広報PR活動ではありませんが、船旅が好きな近隣住民はもちろん、歴史に興味がある人にとっても魅力的な好事例といえます。

参考:3つの船を楽しみ、開国からの歴史を辿る浦賀ドック見学!

事例2.世界的に有名な歴史を持つエリアで初のインフィニティプールが完成

伊豆半島の魅力を届ける「伊豆観光情報」を運営する株式会社サイトプラスは、伊豆半島の南に位置する下田市で、初となるインフィニティプールの完成をプレスリリースで発表。

プレスリリースでは、下田市のことをペリーロードややなまこ壁などが有名な「黒船来航の開国で世界的に知られている街」であるとを紹介しています。宿泊者専用のプライベートプールとして利用できるのを強みとしており、目を引く複数の写真を掲載した点もGOOD。記念日に関する広報PR事例ではないものの、歴史的に誇るべき地域であること、さらに昭和のレトロな街並みが楽しめる魅力などにも触れ、多くの人の興味関心を促すプレスリリースは、今後の参考になりそうです。

参考:下田初のインフィニティプールが完成!壮大な太平洋に「溶け込む」体験をお楽しみください!

事例3.1854年の江戸時代最上級のおもてなし料理を再現

飲食やコンサルティング事業などを展開する株式会社Innovation Designは、横浜・馬車道にあるレストラン「KITCHEN MANE(キッチン メイン)」にて、新メニューの提供を開始したことをプレスリリースで配信。

1854年、黒船来航時にペリーにふるまわれた饗応料理を再現したコースメニューは、江戸時代と同じく国産の素材のみを使用し、魚介類と野菜を中心に全27品を展開。プレスリリースには、「江戸時代最上級のおもてなし料理」を再現することで、お祝いの席にもふさわしいコースであると紹介しています。

「ペリー上陸記念日」にちなんだ発信ではありませんが、新メニューの魅力やこだわりはもちろん、歴史的背景を絡めることで差別化を図り、自社ならではの広報PR活動へとつなげた参考事例です。

参考:開国170周年を前に、ペリーが食べたおもてなし料理「饗応の膳」コースを提供開始

「ペリー上陸記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

7月14日の「ペリー上陸記念日」は、江戸時代の歴史的出来事に注目が集まり、日本の開国だけでなく、現代の浦賀周辺の観光を想起させるきっかけになる日です。

観光業界の方や、歴史に関する商品を販売する企業の方にとっては特に、「ペリー上陸記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ペリー上陸記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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