
しらすの日
10月13日は「ペットの健康診断の日」。今回は「ペットの健康診断の日」の意味や由来を解説します。
また、「ペットの健康診断の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に動物病院・ペット保険業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月13日は「ペットの健康診断の日」です。全国の獣医師が集う、一般社団法人・Team HOPE(チーム ホープ)によって制定されました。
日付は、数字の10と13で「じゅう(10)い(1)さん(3)」と読む語呂合わせが由来。動物病院で健康診断を受け、病気の早期発見・早期治療することの重要性を伝えるのが、記念日制定の目的です。
毎年10月13日やその前後には、同団体を筆頭に「ペットの健康診断の日」に関する情報を発信しています。
動物病院への受診はもちろん、ペットの保険の加入を促したり、ペット関連のサービスをPRしたりといった広報活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ペットの健康診断の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ペットの健康診断の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ペットの健康診断の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ペットの健康診断の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ペットの健康診断の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ペットの健康診断の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ペットの健康診断の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ペットの健康診断の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ペットの健康診断の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
一般社団法人・Team HOPEは、2022年10月13日の「ペットの健康診断の日」に合わせて「健康診断キャンペーン」の実施を決定しました。10月1日から31日にかけてTeam HOPE健康診断を受けた人に、ペットに最適なフードサンプルを配布する取り組みです。
フードサンプルは、健康診断の結果に合わせて獣医師が選ぶため、ペットの年齢や体調に合ったフードを受け取れるのが魅力。ペットフードを中心に取り扱うロイヤルカナンと、獣医師の団体がタッグを組んだ広報PR事例です。
参考:10月13日(じゅういさん)は、『ペットの健康診断の日』~Team HOPE賛同病院で、「健康診断キャンペーン」を実施します。
ペット保険の「PS保険」を提供する少額短期保険会社のペットメディカルサポート株式会社は、愛犬の健康診断について調査を実施。調査の結果をプレスリリースで配信しました。
犬を飼っている20~69歳の男女512人を対象にアンケートを行った結果、9割の人が1年に1回以上は愛犬の健康診断を受けていることが判明。調査リリースの冒頭で概要、結果、詳細を紹介してから、各アンケート項目についてグラフとともに解説しています。記念日に関する調査ではありませんが、調査で得た内容と絡めて、自社サービスのペット保険「PS保険」について広報PRした参考事例です。
参考:愛犬の健康診断は年1回以上受診するべき?:ペット保険「PS保険」調べ
本郷データサイエンス株式会社は、同社が開発するペットAI解析モデルについて、プレスリリースを発表しました。犬猫生活株式会社が同社新規サービスとして整え、「犬猫生活 血液検査プラス」と名付けて公開。
ペットAI健康アプリは、人工知能で血液検査データを解析することで、自宅などでも肝臓・仁蔵・糖尿病・主要の兆候といったリスク度合いを確認できます。飼い主の安心感につなげるだけでなく、獣医師の診断支援として活用できるのがGOODポイントです。
参考:業界初!スマホでわかるペットの病気の兆候。「ペットAI健診」で、ワンちゃんネコちゃんの隠れたサインをチェック。大切な「小さな家族」を守るための「定期健診+α」のツールとして活用いただけます。
10月13日の「ペットの健康診断の日」は、動物病院への受診や健康診断を想起させるきっかけになる日です。飼い主向けのサービスを展開している方や、ペット関連の商品開発・販売を行う企業の方にとっては特に、「ペットの健康診断の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ペットの健康診断の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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